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医薬品GMP・部外品・化粧品製造現場における
「人為的誤り」管理戦略と「ミス削減」の実践成功事例

~QA/監督者/上級経営陣必見!「違反/失敗」防止の仕組みを体現するには~

受講可能な形式:【会場受講】【Live配信】or【アーカイブ配信】

【会場受講者・Live配信受講者 特典のご案内】

特典(無料)として「アーカイブ配信」の閲覧権が付与されます。
オンライン講習特有の回線トラブルや聞き逃し、振り返り学習にぜひ活用ください。

近年、GMP/非GMP現場では、度重なる不祥事(違反/失敗)に対する評価は厳しくなり、
同じ失敗をしない様に「リスク」に対する「検知力」と「問題点解決力」が問われます。

本セミナーでは、「品質は人造り」の日本式経営「全社的品質管理(Total quality control:TQC)」の実践体験を基に「人為的誤り」に特化した「包括的管理」で継続的な成功を目指す『「人為的誤り」管理戦略の4つの柱』を紹介いたします。「後工程はお客様」班長を中心に「患者リスク」診断表による「リスク検知」と小集団活動による「問題点解決訓練(評価)」の仕組みは『「全社一丸」となった「違反/失敗」防止』のスタートアップに活用いただけますと幸いです。

 
♢得られる知識♢
  ・「違反/失敗」の根本的対策と評価体制の構築挑戦事例
  ・ 全社一丸となって「品質/安全/信頼」構築への取組姿勢
  ・「苦情/事故/労災」多発工場の「立て直し」宣言と始動力
  ・「あれも、これも心配」な「リーダー」の教育事例
  ・ 品質心配、ラインの弱点が「10秒で即答」できる
  ・ 再三のGMP「違反/失敗」への警鐘(何が足りない?)
  ・「経営者」によるGMP遵守の「啓蒙/啓発」活動事例
  ・「人為的誤り」の管理戦略の必要性と実践モデル
  ・「全社的品質管理(TQC)手法」の活用
  ・「コミニケーションコスト」改善と評価事例(小集団活動)
  ・「心の癖」「心理的バイアス」による「性弱説」防止対策
  ・「GMP違反再発」⇒「業務停止」から学ぶ「バイアス」対策
  ・ 医薬品(化粧品)製造所の「患者リスク」とは何?(言語化)
  ・「製品回収」での「患者リスク」分類と対策事例
  ・「患者リスク」診断表によるモニタリング(主観性の最小化)

 
日時 【会場受講】 2025年9月30日(火)  13:00~16:30
【LIVE配信】 2025年9月30日(火)  13:00~16:30
【アーカイブ受講】 2025年10月14日(火)  まで受付(配信期間10/14~10/28)
会場 【会場受講】 東京・品川区大井町 きゅりあん  第4講習室
会場地図
【LIVE配信】 ライブ配信受講(Zoomミーティング)  
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【アーカイブ受講】 アーカイブ配信受講(ストリーミング)  
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受講料(税込)
各種割引特典
49,500円 ( E-Mail案内登録価格 46,970円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体45,000円+税4,500円
E-Mail案内登録価格:本体42,700円+税4,270円
E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
【2名同時申込みで1名分無料キャンペーン(1名あたり定価半額の24,750円)
 

※【特別キャンペーン(1名受講)
  1名申込みの場合:受講料( 定価:39,600円/E-mail案内登録価格 37,840円 )

  定価:本体36,000円+税3,600円
  E-mail案内登録価格:本体34,400円+税3,440円
※1名様で受講する場合、上記特別価格になります。
※お申込みフォームで【特別キャンペーン】を選択のうえお申込みください。
※他の割引は併用できません。
【研修パック(3名以上受講):一人あたりの受講料 19,800円】
 本体18,000円+税1,800円(一人あたり)
※受講者全員のE-Mail案内登録が必須です。
※お申込みフォームで【研修パック】を選択のうえお申込みください。
※他の割引は併用できません。
当社Webサイトからの直接申込み限定です。

 
特典会場受講者・Live配信受講者には、特典(無料)として「アーカイブ配信」の閲覧権が付与されます。聞き逃しや振り返り学習に活用ください。
(アーカイブ配信については、「オンライン配信」項目を参照)
配布資料会場受講製本テキスト(会場にて直接お渡しします)

Live配信受講PDFテキスト(※印刷不可となります・編集不可)
アーカイブ配信受講PDFテキスト(※印刷不可となります・編集不可)
開催2日前を目安に、弊社HPのマイページよりダウンロード可となります。
なお、アーカイブ配信受講の場合は、配信日になります。
 
オンライン配信ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)
アーカイブ配信 ►受講方法・視聴環境確認(申込み前に必ずご確認ください)
備考※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。

セミナー講師

医薬品食品品質保証支援センター(NPO QAセンター)  顧問
島田 明 氏 講師紹介


【ご経歴】
・塩野義製薬(株)にて、製剤の製造標準設定、製造管理責任者、工場の品質保証業務全般、国内外原材料メーカーのGMP監査、製造委託先管理、及び工場総務長と「製造/品質保証/委託先管理」から「工場運営」に渡る幅広い業務を経験。
・退職後、受託専門の医薬品製造所のアドバイザー業務で、FDA査察対応支援、国内外の原材料、医薬品製造所の監査と技術支援を行った。
・現在は「NPO-QAセンター」顧問として、医薬品製造所等のアドバイザー(QAと製造)で活動中。
 

セミナー趣旨

近年の度重なる不祥事(違反/失敗)に対する厳しさは増しており、同じ失敗をしない様に「リスク」に対する「検知力」と「問題点解決力」が問われる時代。そこで本稿では「品質は人造り」の日本式経営「全社的品質管理(Total quality control:TQC)」の実践体験を基に「人為的誤り」に特化した「包括的管理」で継続的な成功を目指す『「人為的誤り」管理戦略の4つの柱』を紹介する。「後工程はお客様」班長を中心に「患者リスク」診断表による「リスク検知」と小集団活動による「問題点解決訓練(評価)」の仕組みは『「全社一丸」となった「違反/失敗」防止』のスタートアップに活用できる。

セミナー講演内容

【1】「人為的誤り」対策は「挑戦宣言」の時代に
(1)「苦情/事故/労災」多発工場の「立て直し」宣言の紹介 
~「宣言失敗」を恐れずに「成長志向」の「挑戦始動力」~

・宣言に至った「起源」は『異種錠の混入苦情・異種細粒の混入事故・切替で指切創』
・曖昧な「指示/責任」⇒自分都合優先で「危険な医薬品」を生む
(2)全員参加のTQC「小集団活動」(後工程はお客様)
・対策結果:「苦情/事故/労災」1/10以下達成
・対策成果:「ミスによる原材料の物損」の低減達成
⇒目標値「10万円以下/年」を達成(7年半継続)
(3)「挑戦宣言」前に「大切なもの」を伝える準備 
~「患者ファースト」の「連呼」では伝わらない~

・「挑戦意識」「知識」「取組姿勢」「立振舞い」「貢献評価」
・〖検知力〗⇒「患者リスク」の言語化(明確でスッキリ分り易い)
・〖問題点解決力〗⇒『分かる(安心)まで「学んで変える」』訓練
・〖貢献の随時評価〗⇒「支援/成果物/効果」評価の仕組

【2】「あれも、これも心配」な「リーダー」の教育事例
(1)「全てが心配」では進まない『目付処「6点監理法」』
・このラインは「何処が問題」?⇒リーダーが「10秒で答えられる」訓練手法
(2)「リスク情報」を集めて「分類/分解/紐付け」
・大きな課題を「分類し小さく」していくと解決の糸口が見えてくる⇒紐付けすれば「思い出す」(想起力)
・『「分類・分解・紐付け」6点監理法』
・「混同不良」の「管理6項目」紹介⇒「混同事故の対策事例」
(3)「人為的誤り」対策は「ミス分析」から「経営」に
・広く見渡す「目付処」『人/手法/設備機器/運営/お金/情報』
・【5M+C】での監視ポイント紹介(経験則)
(Man Method Machine Management Money:Communication)⇒直ぐに役立つ『「5M+Ⓒ」監視ポイント表』
(4)「コミュニケーション」は「コスト」
   ⇒「伝える姿勢」が試される~「雑な情報」は雑な仕事を生み「親切な情報」は報われる~
・「コミュニケーション」の「構成要素」モデルで解説
・『「患者・家族のために」という思いを抱き‥』が伝わらないわけ
・すれ違いによる「コミュニケーションコスト」増大「失敗事例」

【3】近年の「違反/失敗」に対する「警鐘」と傾向 
『人間は「同じ石」でつまずく唯一の動物』(ムヒカ元大統領)~

(1)繰り返される「違反/失敗」(何が足りない?)
・英国「MHRA査察官ブログ」
⇒「人が根本原因」で報告後に「再発」
・〖PDA北陸勉強会〗北陸での「GMP違反」事件について
⇒「人為的誤り」が発端だが原因は「GMPの形骸化」
⇒『経営陣のマネジメトン』が機能していない  
・〖オレンジレター〗経営陣が製造現場の改善状況の把握を
(2)「経営者」によるGMP遵守の「啓蒙/啓発」活動 ~「薬事規制の手前にあるもの」が大切(「PMDA」)~
⇒『経営者のGMP遵守「啓蒙」活動が足りない!』
(3)『即答できますか?』「啓蒙/啓発」意識の「7つの質問」
1.「人為的誤り」対策で経営者の「意識/知識」⇒1.「何を」する人 2.「一番大事な」ことは?
2.「失敗の乗り越え方」の「取組姿勢」は?(失敗は必ずある)⇒失敗を生かす「取組姿勢」の参考事例紹介
3.  GMPは「金喰い虫!」(腐敗の「置き去り」なし)⇒「GMP批判」に対する「啓蒙/啓発」と対処方法?
4.『「想定外」に対する「想起力」低下』への取組姿勢?⇒「失敗の記者会見」での言い訳「想定外」とは何?⇒「想定外」を「言語化」して「即時報告の訓練」は?
5.「欠点数ゼロ」(薬機法違反)不良品発見は「想定外」⇒「止めて報告」の訓練と「約束の記録」は?
6.「手順は守られない」もの(「想定外」言い訳防止)⇒「性弱説」の「バイアス」知識と「予防措置」は?⇒「大切なこと」を「文書化」しないで「遵守連呼」?
7. 近年課題の「安定供給」に対する⇒「ロバスト性」(変動/変化)対策は?

【4】〖「人為的誤り」の管理戦略〗の必要性 
人間の「心理的側面」⇒「失敗の予測」に関して頼りにならない~

(1)「管理戦略」の4本柱
1.GMP「堅牢性向上」(ズレ修正/ロバスト性/バイアス対策)
2.主観性の最小化(操作、評価の自動化)
3.失敗からの学び(オレンジレター等の活用)
4,「コミニケションコスト」改善(小集団活動等)
(2)4本柱による「巧みな指揮」の目付処(参考例)
・※全社的品質管理(TQC)手法」の活用」(挑戦始動力)
※“Quality and safety are in my hands”
・〖「対岸の火事」対策〗「失敗から学ぶ」情報活用「5段階」評価
・「オレンジレター情報」の活用⇒「品質管理手順書」の改訂事例

【5】「心の癖」「心理的バイアス」対策 
人間は「不完全」⇒(罪)「嘘、自己中心、思い込み」~

(1)「悪しき癖」を知り「想い起こし」再発防止
1.正常性バイアス
2.言い訳バイアス
3.同調性バイアス
4.透明性錯覚バイアス
(2)「GMP違反」の再発指摘で再び「業務停止」事例
1.「心理的バイアス」からの「再発生原因」の分析

【6】医薬品(化粧品)製造所の「患者リスク」とは
あれも、これもが「リスク」と「混ざったまま」では「ゴミ」、「分類」すれば資源、紐付すれば「思い出す」~

(1)製造所の「重要課題」と「患者リスク」
・〖重要課題(4項目)〗「品質」「安全」「安定供給」「信頼/信用」
・〖患者リスク(14項目)〗「重要課題」に「紐付け」した「患者リスク」
・ラインの「モニタリング」で「患者リスク」の「検知力」が試される
(2)「患者リスク」14項目の内訳
・【品質(6項目)】【安全(3項目)】
・【安定(3項目)】【信頼/信用(2項目)】
・「自分事」で取組めるように担当責任に応じた「目付処」の指示
(例)「不確か/曖昧/変動/変化/不信感」の「潜在リスク」教育
(3)【品質】の6項目(最近の「品質心配」は何?即答に役立つ)
1.混同 2.表示不良 3.汚染/異物 4.品質低下5.虫/生体由来  6.微生物
(4)【安全】の3項目(「製造所」を守れなくては患者も守れない)
7.労災 8.防火 9.疾病
(5)【安定】の3項目(昨今話題の「安定供給」の目付処)
10.「設備不良」11.「※ミス/ロス」12.「ロバスト性」(変動・変化)
  例)※隠れ「チョイミス/手直し/遅延ロス」の検出方法(先取り)
  例)「ロバスト性」とは何?「管理/監視6項目」
(6)【信頼/信用】の2項目(「信頼の免許証」を「信用」に変える)
13.DI不備(信用低下) 14.違反と「言動不一致」(信頼失墜)

【7】「製品回収」での「患者リスク」分類と対策事例
・「製品回収」の原因となった「患者リスク」分類例
・「表示不良」回収の対策事例
・「微生物」リスクで回収事例

【8】「患者リスク」診断表によるライン評価 
分かる(安心)まで、調べて「学び変える」(畏敬の念)~

(1)「患者リスク」診断表による「リスク検知」
 ・「モニタリング」で「リスク検知」に活用(主観性の最小化)
 ・ライン毎の「弱点と危険度」の傾向分析(「リスクマップ」)
 ・「改悪提案/改悪変更」の防止に活用(改善提案/変更/逸脱)
「対策/変更案」に「患者リスク」の発生源がないか「対比/想起」
(2)見落とした「患者リスク」のギャップ分析
 ・「患者リスク」の見落としからの「学び」
 ・「苦情/外部監査指摘/重大な逸脱」との対比

□ 質疑応答 □