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液体金属材料の基礎と応用例
~柔軟・伸縮デバイスや熱伝導性部材などへの応用~

受講可能な形式:【Live配信(アーカイブ配信付)】
従来材料では達成困難であった性能要求に対して、【液体金属】がいかに応答し得るか?
その具体例と産業界における技術実装の可能性、今後の展望まで解説!


・液体金属の物理化学的特性や応用が広がっている背景、微細構造制御などの技術
ストレッチャブルエレクトロニクス、ウェアラブルデバイス、マイクロ流体技術、熱インターフェース材料(TIM)への応用開発
産業応用に向けた取り組み などなど
日時 2025年8月26日(火)  13:00~16:30
受講料(税込)
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・セミナー視聴はマイページから
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 開催日の【営業日2日前】より視聴用リンクが表示されます。

アーカイブ(見逃し)配信付き
 視聴期間:セミナー終了の翌営業日から7日間[8/27~9/1]を予定しています。
 ※アーカイブは原則として編集は行いません。
 ※視聴準備が整い次第、担当から視聴開始のメールご連絡をいたします。
 (開催終了後にマイページでご案内するZoomの録画視聴用リンクからご視聴いただきます)
備考※講義の録画・録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
対象・柔軟・伸縮性エレクトロニクスの開発に関心のある技術者
・高効率な熱対策材料を探している電子機器・半導体関連企業の方
・ウェアラブル機器やロボットの新材料を検討中の研究開発担当者
・次世代モビリティや医療機器における新規機能材料を模索する企画・開発部門の方

セミナー講師

横浜国立大学 大学院工学研究院 システムの創生部門 准教授 太田 裕貴 氏 [研究室HP]
[学内経歴]
2018年4月-現在 専任  横浜国立大学大学院工学研究院システムの創生部門 准教授 
2017年3月-2018年3月 専任 横浜国立大学大学院工学研究院システムの創生部門 特任教員(准教授)
2021年4月-現在 併任   横浜国立大学大学院先進実践学環 准教授
2018年4月-現在 併任   横浜国立大学理工学部機械・材料・海洋系学科 准教授 
 
[学外略歴]
2018年10月-2022年3月 JST さきがけ研究員
2017年6月-2020年3月 産業技術総合研究所   外来研究員
2017年4月-2020年3月 大阪大学   招聘准教授
2016年8月-2017年3月 大阪大学   特任助教
2016年4月-2016年7月 カリフォルニア大学バークレー校   Project Scientist
2014年4月-2016年3月 カリフォルニア大学バークレー校   独立行政法人日本学術振興会海外特別研究員
2011年4月-2014年3月 東京女子医科大学   日本学術振興会特別研究員
2009年4月-2011年3月 慶應義塾大学   日本学術振興会特別研究員
2007年4月-2008年2月 キヤノン株式会社   総合職
 
[現在の研究内容]
液体金属、フレキシブル・ストレッチャブルエレクトロニクス

セミナー趣旨

 本講演では、室温で液体状態を保つ金属材料が有する特異な物性――高い熱・電気伝導性、流動性、表面張力制御性、化学的安定性――に着目し、それらを基盤とした多様な応用可能性について概説する。液体金属は、その柔軟性と導電性を両立した希少な材料であり、これまで困難であった伸縮性配線や柔軟センサの構築、高発熱機器に対応する熱伝導部材の設計などに新たな設計自由度をもたらしている。

 本講演では、これら液体金属の物理化学的特性や微細構造制御技術に加え、講演者が実施してきた応用研究――ストレッチャブルエレクトロニクス、ウェアラブルデバイス、マイクロ流体技術、熱インターフェース材料(TIM)開発など――を通じて、基礎から応用への接続を俯瞰的に紹介する。特に、材料科学・機械工学・電子デバイス工学といった複数分野の接点に位置する液体金属技術の横断的価値に注目し、産業界における技術実装の可能性と今後の展望についても議論する予定である。
 従来材料では達成困難であった性能要求に対して、液体金属がいかに応答し得るかを具体的事例とともに提示することで、実用化に向けた新たな連携の可能性を探る内容となっている。

セミナー講演内容

【第1部:液体金属の基礎と特性】
 液体金属とは何か
 ・代表的な液体金属(Ga、EGaIn、Galinstanなど)
 ・基礎物性と電気的特性 (電気伝導性・表面張力・酸化皮膜)
 ・材料科学的特徴と他材料との比較 (固体金属、導電高分子、カーボン系材料)
 ・応用可能性の広がりとその背景
 
【第2部:液体金属を用いた柔軟・伸縮デバイス】
 ・柔軟エレクトロニクスと液体金属の親和性
 ・ストレッチャブル配線とそのパターニング加工方法
 ・液体金属を用いた柔軟・伸縮デバイス
 
【第3部:液体金属の特性を利用したフィルムと今後の展望】
 ・機械物性
 ・成膜加工方法
 ・放熱材料
 ・ガスバリア材料
 ・産業応用に向けた取り組み

□ 質疑応答 □