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サステナブル化に向けた繊維産業の次世代技術

~水レス染色、染料レス加工、新規脱色技術に新規断熱繊維まで~

受講可能な形式:【Live配信(アーカイブ配信付)】のみ

水資源の消費・廃水汚染・エネルギー消費・・・  環境負荷が大きいとされてきた繊維産業に今、

── 水を使わない超臨界流体染色技術  ── リサイクルにも期待の超臨界流体脱色技術
── 染料を使わない次世代染色技術  ── 省エネに貢献する次世代断熱繊維技術

などなど、持続可能性と機能性の両立をめざす革新的技術開発が進展中。その注目技術を一堂に解説。
繊維を提供する側の技術者の知見向上はもちろん、素材を選び活用する側の“責任ある選択”が問われる今、
繊維ユーザーにもおすすめの一講です。

日時 2025年10月7日(火)  13:00~16:30
受講料(税込)
各種割引特典
49,500円 ( E-Mail案内登録価格 46,970円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体45,000円+税4,500円
E-Mail案内登録価格:本体42,700円+税4,270円
E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
2名で49,500円 (2名ともE-Mail案内登録必須​/1名あたり定価半額の24,750円)

1名でのお申込みには、お申込みタイミングによって以下の2つ割引価格がございます
早期申込割引価格対象セミナー【1名受講限定】
8月31日までの1名申込み : 受講料 31,900円(E-mail案内登録価格 31,900円)
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  ※1名様で開催月の2ヵ月前の月末までにお申込みの場合、上記特別価格になります。
  ※本ページからのお申込みに限り適用いたします。※他の割引は併用できません。

 
テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【オンライン配信セミナー受講限定】
9月1日からの1名申込み: 受講料 39,600円(E-Mail案内登録価格 37,840円)
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配布資料PDFテキスト(印刷可・編集不可)
開催2日前を目安に、弊社HPのマイページよりダウンロード可となります。
オンライン配信ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)

セミナー視聴・資料ダウンロードはマイページから
お申し込み後、マイページの「セミナー資料ダウンロード/映像視聴ページ」に
お申込み済みのセミナー一覧が表示されますので、該当セミナーをクリックしてください。
開催日の【2日前】より視聴用リンクと配布用資料のダウンロードリンクが表示されます。

アーカイブ(見逃し)配信について
視聴期間:10月8日(水)PM~10月15日(水)
※アーカイブは原則として編集は行いません
※視聴準備が整い次第、担当から視聴開始のメールご連絡をいたします。
(開催終了後にマイページでご案内するZoomの録画視聴用リンクからご視聴いただきます)
備考※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。

セミナー講師

国立大学法人福井大学 学術研究院 工学系部門 繊維先端工学講座 教授 博士(工学) 廣垣 和正 氏
【専門】繊維材料、染色化学 【講師紹介

セミナー趣旨

 繊維の加工は水を媒体に染料や機能性物質を吸尽させ、多量の水資源を消費し大量の廃液を排出してている。この解決のため、染色媒体を水から超臨界二酸化炭素に置き換えた無水染色を研究してきた。その原理および、実用化に向けた展開と共に、超臨界流体技術により創出される超軽量・断熱性のエアロゲル繊維について紹介する。エアロゲルの応用のより熱損失によるエネルギー消費の低減が期待されており、被服材料として宇宙など極限環境での人間の活動を支える材料となる。衣服は染料により美しさを付与されるが、その追求が限界に達しつつあり、染料使用による環境負荷も取りざたされている。染料を使用せず、新な美しさをもたらす構造色による繊維材料の着色についても紹介する。

セミナー講演内容

1.染色整理業の環境負荷
 1.1 染色整理業による水資源の消費・廃水汚染・エネルギー消費
 1.2 繊維製品製造に係る工程ごとのエネルギー消費
 1.3 繊維製品のマテリアルフロー:日本への製品の導入から廃棄まで

2.“水を使わない” 次世代染色・機能加工 「超臨界流体染色・加工」
 2.1 超臨界二酸化炭素の特性と超臨界流体染色の特徴
 2.2 ポリエステル繊維の超臨界流体染色とその染色機構
 2.3 ポリエステル繊維の他の繊維(ポリプロピレン、綿、ナイロン)の超臨界流体染色
 2.4 超臨界流体染色の世界での社会実装の状況
 2.5 超臨界流体染色の日本での社会実装の取り組み
 2.6 染色の逆プロセスとなる超臨界流体脱色の原理と特徴
 2.7 超臨界流体脱色による繊維材料の資源循環への貢献

3.“次世代断熱繊維” 超軽量・超低熱伝導 「エアロゲル繊維」
 3.1 高空隙率なナノ多孔体であるエアロゲルの特徴
 3.2 アラミドエアロゲルの特性とその構造形成方法
 3.3 アラミドエアロゲルの改質・機能化
 3.4 アラミドエアロゲル繊維の創出とその特徴

4.“染料を使わない” 次世代染色 「構造色の繊維材料への応用」
 4.1 構造発色の特徴と発色原理
 4.2 クジャクの羽の模倣:コロイド結晶を利用した構造発色繊維
 4.3 タマムシの翅の模倣:コレステリック液晶を形成するセルロース誘導体を用いた構造発色繊維
 4.4 空の青さを閉じ込める:エアロゲル繊維の微細構造による光散乱構造発色繊維

  □質疑応答□