セミナー 印刷

ポリマーアロイ・ブレンドの基礎と
モルフォロジー・物性の制御

相溶性と混和性、相互作用パラメーター、溶解度パラメーター、界面張力の理解
ポリマーアロイの構造・物性とその制御に関する基礎知識

受講可能な形式:【Live配信】のみ

ポリマーアロイ・ブレンドの入門セミナー
ポリマーアロイの基礎的な概念からモルフォロジー制御と物性制御に関する内容を、具体例を挙げながらわかりやすく解説
日時 2025年8月28日(木)  10:30~16:30
受講料(税込)
各種割引特典
55,000円 ( E-Mail案内登録価格 52,250円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体50,000円+税5,000円
E-Mail案内登録価格:本体47,500円+税4,750円
E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
2名で55,000円 (2名ともE-Mail案内登録必須​/1名あたり定価半額の27,500円)
1名でのお申込みには、お申込みタイミングによって以下の2つ割引価格がございます
早期申込割引価格対象セミナー【オンライン配信セミナー1名受講限定】
6月30日までの1名申込み : 受講料 35,200円(E-mail案内登録価格 35,200円)
 定価/E-mail案内登録価格ともに:本体32,000円+税3,200円
  ※1名様で開催月の2ヵ月前の月末までにお申込みの場合、上記特別価格になります。
  
※本ページからのお申込みに限り適用いたします。※他の割引は併用できません。
 
テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【オンライン配信セミナー受講限定】
7月1日からの1名申込み: 受講料 44,000円(E-Mail案内登録価格 42,020円 )
 定価:本体40,000円+税4,000円
 E-Mail案内登録価格:本体38,200円+税3,820円
  ※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
  ※お申込みフォームで【テレワーク応援キャンペーン】を選択のうえお申込みください。
  ※他の割引は併用できません。
配布資料・PDFテキスト(印刷不可・複製不可)
  ※開催2日前を目安に、弊社HPのマイページよりダウンロード可となります。
オンライン配信ZoomによるLive配信受講方法・接続確認 (申込み前に必ずご確認ください)
備考※講義の録画・録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識・相溶性と混和性に関する基礎的知識
・相互作用パラメーター、溶解度パラメーター、界面張力等の意味
・ポリマーアロイの構造とその制御に関する知識
・ポリマーアロイの物性とその制御に関する知識
対象高分子材料についての知識があり、アロイについてこれから勉強しようという方が対象です。初級~中級の方向けの内容となっています。

セミナー講師

大阪大学 理学研究科 高分子科学専攻・准教授 浦川 理 氏

セミナー趣旨

 高分子材料に要求される性能が高度化する中、その物性制御の手段としてアロイ化の重要性はますます高まっている。ポリマーアロイの物性は、構成成分である高分子の特性に加え、相分離モルフォロジーに依存するため、相構造と物性の関係を把握した上で、構造制御の方法、そして物性の制御という考え方で、材料を設計する必要がある。
 本講演では、ポリマーアロイの基礎的な概念からモルフォロジー制御と物性制御に関する内容を,具体例を挙げながらわかりやすく解説する。

セミナー講演内容

1. ポリマーアロイの基礎
 1.1 ポリマーアロイの定義
  1.1.1 ポリマーアロイの分類
  1.1.2 相溶性と相容性(混和性)
  1.1.3 ポリマーアロイ材料発展の歴史
 1.2 相溶―非相溶の熱力学
  1.2.1 Flory-Huggins理論を簡単に理解する
  1.2.2 混合自由エネルギーと相図の関係
  1.2.3 相互作用パラメーターと溶解度パラメーターの違いは?
  1.2.4 Flory-Huggins理論の問題点
  1.2.5 様々なポリマーブレンド系の相挙動
  1.2.6 溶解度パラメーターと相互作用パラメーターの求め方
  1.2.7 ポリマーブレンドの界面と相互作用パラメータ-
 1.2.8 ランダム共重合体の相溶性
 
2.ポリマーアロイ・ブレンドの構造
 2.1 相分離の動力学
 2.2 ポリマーアロイの界面厚・界面張力
 2.3 流動場による構造制御
 2.4 三相共存系の構造制御
 2.5 ブロック共重合体
  2.5.1 ブロック共重合体のミクロ相分離
  2.5.2 ブロック共重合体の構造解析
 2.6 相容化剤(Compatibilizer)
 2.7 混練による構造制御とリアクティブブレンディング
 
3.ポリマーアロイ・ブレンドの物性
 3.1 相溶系の物性
 3.2 相分離系の物性
 3.3 耐衝撃性の基礎
 3.4 相構造と耐衝撃性(フィラー添加系を含む
 
4.まとめ

□ 質疑応答 □