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高分子材料における添加剤の基礎知識と分析技術

~適切な前処理、分析方法を選択するには?~
分析困難な添加剤の分析例も紹介

受講可能な形式:【Live配信】のみ
 本セミナーでは、高分子材料によく使用される種添加剤の種類と役割について紹介した後に、前処理方法や機器分析技術の原理、添加剤の分析方法について解説する。
日時 2025年12月9日(火)  13:00~16:30
受講料(税込)
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配布資料・PDFテキスト(印刷可・編集不可)
 ※開催2日前からを目安に、弊社HPのマイページよりダウンロード可となります。
オンライン配信ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)
備考※講義の録画・録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識・汎用のプラスチック、加硫ゴムに使用される添加剤の役割と種類
・添加剤分析のための前処理法(抽出、再沈殿など)
・分析機器の基本知識と使用方法
・添加剤の種類に併せた分析装置の選び方
対象・高分子製品の分析に携わる初心者から2、3年の経験者
・高分子材料の添加剤及び分析方法について基礎から勉強したい方

セミナー講師

(一財)化学物質評価研究機構 高分子技術部 技術第二課長 三輪 怜史 氏

 最終学歴: 博士(工学)九州大学大学院
 業務内容: 高分子の化学構造解析、高分子材料中の添加剤分析、高分子製品の不具合原因調査

セミナー趣旨

 プラスチックやゴム等の高分子材料に使用される各種添加剤の種類と役割について、高い頻度で使用される添加剤を中心として紹介する。
 高分子材料中には多種の添加剤が様々な濃度で添加されており、それらの定性・定量を行うにはポリマー種や添加量に応じて、適切な前処理と分析方法を選択する必要がある。目的とする添加剤、高分子の種類、分析目的に合わせた前処理方法について解説するとともに、機器分析技術の原理や分析方法について具体例を交えて述べる。また、よく使用される高分子材料添加剤の中でも分析困難な物質として知られるヒンダードアミン系光安定剤(HALS)について、汎用的な機器を用いて分析した例を解説する。

セミナー講演内容

1.高分子材料用添加剤概論
 1.1 添加剤の役割
 1.2 添加剤の種類
  1.2.1 プラスチック用添加剤
  1.2.2 ゴム用添加剤
 
2.添加剤の分析方法
 2.1 分析のための前処理
 2.2 有機添加剤の分析方法に関する基礎知識と分析事例
  2.2.1 ガスクロマトグラフィー (GC)
   ~カラム、検出器の選択、試料導入方法や誘導体化方法~
  2.2.2 液体クロマトグラフィー (HPLC)
   ~カラム、測定モード、検出器の選択方法 プラスチック添加剤を例として~
  2.2.3 薄層クロマトグラフィー (TLC)
  2.2.4 フーリエ変換赤外分光 (FT-IR)法、ラマン分光法
  2.2.5 核磁気共鳴 (NMR) 法
 2.3 無機添加剤の分析方法と分析事例
  2.3.1 無機添加剤の定性分析~蛍光X線分析 (XRF)、電子線マイクロアナリシス (EPMA)及び、X線回折(XRD)法
  2.3.2 無機添加剤の定量分析~前処理、誘導結合プラズマ発光、質量分析~
 
3.ゴム・プラスチック材料の添加剤の分析方法
 3.1 架橋剤、加硫促進剤、硫黄の分析方法
 3.2 有機添加剤(安定剤・可塑剤・滑剤など)の定性、定量分析
 3.3 カーボンブラック、シリカの定性・定量分析
 3.4 無機添加剤の分析
 
4.応用分析事例紹介
 4.1 ヒンダードアミン系光安定剤 (HALS) の分析例
 4.2 添加剤の変質を原因とする製品変色の分析例

□ 質疑応答 □