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立体障害の活用と反応性制御に向けた
『立体異性体を自在に読み解く・制御する』演習講座

立体化学的思考を使った反応設計・生成物予測の能力を身につける!

分子構造が瞬時に浮かぶようになる空間認識トレーニングと
反応性の予測と立体選択性の理解、立体選択的合成の戦略習得

受講可能な形式:【会場受講】or【アーカイブ配信】のみ

 
「有機化学1000本ノック」シリーズ著者・矢野先生が登壇!

狙いどおりの生成物を得るために、反応条件や分子設計の迷い・不安を無くす!
分子の反応や構造を 効率的に 予測・制御するスキルを養う2日間講座


初めて見る反応・構造でも、筋道を立てて反応や構造を予測・制御できる
そんな実践的な力が身につくトレーニング講座です。
暗記に頼るのではなく、多数の演習問題を講義中に解いていくことで、
自分の頭で考え、反応や構造の本質を理解する力が身につきます。

3/5(木) 『立体異性体を自在に読み解く・制御する』演習講座 ※当ページ
3/6(金) 『有機反応機構を読む、予測・設計する』演習講座 
3/5,6(木~金)  【会場受講】限定!お得な「立体異性体」+「反応機構」 セット申込ページ

予想どおりの生成物を得たい、分子の配置を意図どおりに作りたい、
安定で効率的な反応条件を設計したい、副生成物を制御したい ――そんな実務課題の助けに。

異性体の区別と立体的性質が手に取るようにわかる!演習問題を多数ご用意しました。

★ 分子の三次元形状を正確にイメージすることで、 反応性や結合部位の予測、立体選択性を理解
★ 欲しい立体異性体だけを効率的に合成・分離する方法がわかる
★ 立体障害を戦略的に活用し、分子設計や触媒・条件選択、実験計画の精度を向上
★ 演習を通じて反応予測能力を強化し、生成物や立体選択性を論理的に予測できる実務力を習得
 
日時 【会場受講】 2026年3月5日(木)  10:30~16:30
【アーカイブ配信】 2026年3月25日(水)  まで受付(視聴期間:3/25~4/7)
会場 【会場受講】 東京・品川区大井町 きゅりあん  5F 第3講習室
会場地図
【アーカイブ配信】 オンライン配信  
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受講料(税込)
各種割引特典
55,000円 ( E-Mail案内登録価格 52,250円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体50,000円+税5,000円
E-Mail案内登録価格:本体47,500円+税4,750円
E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
2名で55,000円 (2名ともE-Mail案内登録必須​/1名あたり定価半額の27,500円)
1月31日申込み受付分まで
早期申込割引価格対象セミナー【1名受講限定】
1名申込みの場合 : 受講料 35,200円(E-mail案内登録価格 35,200円)
 定価/E-mail案内登録価格ともに:本体32,000円+税3,200円
  ※1名様で開催月の2ヵ月前の月末までにお申込みの場合、上記特別価格になります。
  
※本ページからのお申込みに限り適用いたします。※他の割引は併用できません。

2月1日申込み受付分から  ※【アーカイブ配信】のみに適用
テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【オンライン配信セミナー受講限定】
1名申込みの場合: 受講料 44,000円(E-Mail案内登録価格 42,020円 )
 定価:本体40,000円+税4,000円
 E-Mail案内登録価格:本体38,200円+税3,820円
  ※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
  ※お申込みフォームで【テレワーク応援キャンペーン】を選択のうえお申込みください。
  ※他の割引は併用できません。

※本セミナーは会場での「当日現金払い」「当日クレジットカード払い」は承っておりません。
配布資料【会場】
製本テキスト
(会場でお渡しします)

【アーカイブ配信】
PDFデータ(印刷可・編集不可)

※開催2日前を目安に、S&T会員のマイページよりダウンロード可となります。
※アーカイブ配信受講の場合は配信開始日からダウンロード可となります。
オンライン配信アーカイブ配信 ►受講方法・視聴環境確認(申込み前に必ずご確認ください)
備考※会場受講者のみ昼食付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識・構造異性体と立体異性体の基本的な違いを、自分で分類できるようになります。
・紙に描かれた構造式を三次元として捉えるための、空間認識のコツが身につきます。
・不斉炭素、エナンチオマー、ジアステレオマーの関係を理解し、R/S の判定が確実にできるようになります。
・シス/トランスや E/Z の区別が迷わずでき、立体配置が性質に与える影響を説明できるようになります。
・立体障害を見抜く力がつき、分子の“かさばり”が反応性にどう影響するか判断できるようになります。
・立体選択的合成の基本戦略を理解し、適切な選択ができるようになります。
・演習を通して、さまざまな立体異性体の関係を自分で見分け、予測できる実践力が養われます。


※予告なく変更になることがございます
 解答は受講時に配付するテキストにてご確認ください

セミナー講師


関西大学 化学生命工学部 准教授 矢野 将文 氏

【専門】有機合成化学・構造有機化学
【経歴】
平成10年 博士(理学)取得(大阪市立大学)
平成11年 日本学術振興会特別研究員(PD) 
平成12年 関西大学 工学部 教養化学教室 助手
平成17年 関西大学 工学部 教養化学教室 専任講師
平成22年 関西大学 化学生命工学部 化学・物質工学科 准教授
~現在に至る

【受賞歴・著書】
エスペック環境研究奨励賞(2024年8月)
著書:
「有機化学 1000本ノック 【スペクトル解析編】」(化学同人 2022)など
  圧倒的な収録問題数(1000題)が特長の「有機化学1000本ノック」シリーズの他
 「トコトンやさしい有機化学」(化学同人 2025)

セミナー趣旨

分子を立体で捉える力を身につけることを目指すセミナーです。
紙に描かれた構造式は平面的ですが、実際の分子は三次元の空間で形を変え、相手を選び、化学的性質を大きく左右します。立体を正しく理解することは、反応性の予測や立体選択的合成に必須です。

本講座では、構造異性体・立体異性体の基礎から、不斉炭素、エナンチオマー、ジアステレオマー、シス/トランス、E/Z までを体系的に整理します。分子を立体的に見るための空間認識のコツや、紙の図を三次元でイメージする方法も、演習を交えて体得していただきます。
立体が少し変わるだけで、甘味の違いや毒性の有無が生まれる理由を理解すると、分子の“見え方”が一気に変わります。さらに、立体障害の活かし方、欲しい立体異性体だけを作る・分ける実務的アプローチ(キラルカラムや微生物利用など)にも触れ、立体化学の応用力を高めます。

初心者は立体化学の基本がクリアになり、実務者は立体を使いこなす感覚を磨ける内容です。

セミナー講演内容

1.異性体の区別をしよう
1.1  大事なのは空間認識
1.2  構造異性体、立体異性体の区別
1.3  演習 2つの分子が何の関係にあるか理解しよう
 
2.分子を立体的に見るためには
2.1  三次元の世界にあるものを二次元で表すには?
2.2  三種類の結合を区別しよう
2.3  立体的に見えたら、回転させてみよう
2.4  演 習 紙に書かれた分子を立体に見て、回転させてみよう
 
3.鏡の向こうの世界(エナンチオマー)
3.1  不斉炭素って何?
3.2  その分子を鏡に写したら、何が見える?:エナンチオマー
3.3  ふたつのエナンチオマーをR/S表記法で区別しよう
3.4  鏡に写しても、分子の性質は同じ?実は大きな違いが
3.5  演習 エナンチオマー:鏡の向こうの分子が見えるようになろう
 
4.不斉炭素がふたつになったらもっと多彩な世界が(ジアステレオマー)
4.1  不斉炭素が2つになったらどうなる?
4.2  エナンチオマーとジアステレオマー
4.3  甘い糖、甘くない糖。それはほんの少しの違い
4.4  お米とコピー用紙、構成している分子はほとんど同じ
4.5  演習 ジアステレオマー:「これとこれは違うものだ」を理解しよう
 
5.二重結合が回らないと何が起こる?(シス-トランス異性体)
5.1  回る結合、回らない結合
5.2  どうやって区別しよう?(シスとトランス)
5.3  シスとトランスが使えない!どうしよう!(EとZ)
5.4  何かと話題の「トランス脂肪酸」
5.5  光を当てて二重結合を回転させよう。何に使える?
5.6 シスとトランス、この違いで化合物の性質は大きく変わる
5.7  演習 シスとトランス、EとZを区別しよう
 
6.立体障害:それは敵にも味方にもなります
6.1  置換基には体積がある:原子半径を意識してみよう
6.2  原子のつながり方で変われば、かさばり方も変わる
6.3  立体障害を味方につけよう(壊れない分子、溶けやすい分子)
6.4  演習 分子の体積を意識して、反応の起こりにくさを理解しよう
 
7.立体選択的合成:欲しい立体異性体だけ作りたい
7.1  立体が違えば、毒にも薬にもなる
7.2  当たりの分子だけ、どうやって分けよう?(キラルカラム)
7.3  当たりの分子だけ、微生物に作ってもらう
7.4  立体選択的合成入門:どうすれば、立体異性体の作り分けができる?
7.5  演習 どの立体異性体ができるかを予測しよう
 
  □質疑応答□