セミナー 印刷

高分子溶液の構造形成・構造解析と
物性設計・構造制御の指針

~鎖形態の統計から自己集合・相分離の精密解析まで~

受講可能な形式:【ライブ配信(見逃し配信付)】のみ

高分子溶液の物性は、分子鎖の形態や相互作用、溶液中で形成される高次構造によって決まります。
本セミナーでは、高分子鎖の統計力学的な扱いを基礎に、濃度依存挙動や自己集合・相分離といった溶液挙動、SAXSやSEC-MALSによる構造解析手法について解説します。構造-物性相関の理解を通じて、物性設計・構造制御に向けた考え方を習得いただける内容です。
日時 2026年6月23日(火)  13:00~16:30
受講料(税込)
各種割引特典
49,500円 ( E-Mail案内登録価格 46,970円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体45,000円+税4,500円
E-Mail案内登録価格:本体42,700円+税4,270円
E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
2名で49,500円 (2名ともE-Mail案内登録必須​/1名あたり定価半額24,750円) 
テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【オンライン配信セミナー受講限定】
1名申込みの場合: 受講料 39,600円(E-Mail案内登録価格 37,840円)
 定価:本体36,000円+税3,600円
 E-Mail案内登録価格:本体34,400円+税3,440円
  ※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
  ※お申込みフォームで【テレワーク応援キャンペーン】を選択のうえお申込みください。
  ※他の割引は併用できません。
特典■ライブ受講に加えて、見逃し配信でも1週間視聴できます■
【見逃し配信の視聴期間】2026年6月24日(水)~6月30日(火)まで
※このセミナーは見逃し配信付きです。セミナー終了後も繰り返しの視聴学習が可能です。
※ライブ配信を欠席し見逃し視聴のみの受講も可能です。
※動画は未編集のものになります。
※視聴ページは、開催翌営業日の午前中には、マイページにリンクを設定する予定です。
配布資料PDFデータ(印刷可・編集不可)
※開催2日前を目安に、マイページよりダウンロード可となります
オンライン配信Zoomによるライブ配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)
備考※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識高分子鎖の統計的な捉え方、分子構造と剛直性の相関化学構造、トポロジーと側鎖の役割、最新の精密構造解析手法、溶液内の熱力学と相変化、高次構造の形成と動的プロセスの解析、物性設計・構造制御の指針
対象・企業の材料開発・研究者
・分析・評価部門の担当者
・高分子科学を専攻する大学院生・若手研究者

セミナー講師

大阪大学 大学院理学研究科 高分子科学専攻 教授 博士(理学) 寺尾 憲 氏
専門:高分子溶液学
Researchmap: https://researchmap.jp/kenterao
研究室HP: https://www.chem.sci.osaka-u.ac.jp/lab/terao/

セミナー趣旨

 高分子溶液の物理化学的性質を、分子形態の統計学的な扱いから最新の解析手法まで体系的に解説する。
 前半はガウス鎖やみみず鎖モデルを用い、化学構造や剛直性が鎖の広がりに与える影響を紐解く。後半は放射光SAXSやSEC-MALSによる精密解析を詳述し、多糖類の構造形成や熱応答性高分子の相分離挙動を議論する。
 基礎理論と先端計測の融合により、ミクロな形態制御がいかにマクロな物性を決定するかを考察する。

セミナー講演内容

1.高分子溶液論の基礎
 1.1 高分子鎖の形態と統計力学
  1.1.1 自由連結鎖とガウス鎖の統計分布
  1.1.2 ポリエチレン鎖を例とした特性比と局所構造
 1.2 溶媒との相互作用
  1.2.1 排除体積効果とΘ状態の物理的意味
  1.2.2 第二ビリアル係数による相互作用の評価
 
2.分子内および分子間相互作用と鎖の剛直性
 2.1 鎖の剛直性と屈曲性の定量化
  2.1.1 みみず鎖モデルと鎖の剛直性
  2.1.2 多糖類のらせん構造
 2.2 特殊なトポロジーと側鎖相互作用
  2.2.1 環状高分子と線状高分子の形態比較
  2.2.2 キラル側鎖による主鎖コンホメーションの誘起と制御
 
3.形態・物性の評価および精密解析手法
 3.1 散乱法による構造解析の基礎
  3.1.1 SEC-MALSを用いた絶対分子量と回転半径の決定
 3.2 放射光を用いたナノスケール構造解析
  3.2.1 小角X線散乱(SAXS)の原理とSPring-8の活用
 
4.濃度領域による挙動の変化と相分離現象
 4.1 フローリー・ハギンス理論と相図(UCST/LCST)の理解
 4.2 温度応答性高分子(PNIPAM等)の相分離メカニズム
 
5.高次構造の形成プロセスと動的挙動
 5.1 自己集合と構造転移の追跡
  5.1.1 ザンサン等の加熱・冷却に伴うらせん-コイル転移
  5.1.2 SAXSによる相分離過程(メゾ構造形成)のナノ構造追跡
 5.2 複合的な評価手法の相補的利用
  5.2.1 CDスペクトルとSAXSによる構造再生過程の定量的評価

 □質疑応答□