ヒト嗅覚受容体を用いた次世代においセンシング
:におい情報DXへの挑戦
~においの検知・識別、デジタルデータ化、伝送、再構成の実現と展望~
受講可能な形式:【ライブ配信】or【アーカイブ配信】のみ
におい・香りに関係する産業に携わる方々は是非
ヒトの感じるにおいや香りを、1つのセンサーで感知、定量化、データ化はどこまで可能なのか
におい・香りの定量化、匂いの数値化とデザイン、香りを活かした製品の開発・創出、ヒト嗅覚DXの実現
そのにおいの正体を突き止め、そのにおいがどう感じられるかを読みとく「におい情報DX」の実現
ヒトの感じるにおいや香りを、1つのセンサーで感知、定量化、データ化はどこまで可能なのか
におい・香りの定量化、匂いの数値化とデザイン、香りを活かした製品の開発・創出、ヒト嗅覚DXの実現
そのにおいの正体を突き止め、そのにおいがどう感じられるかを読みとく「におい情報DX」の実現
| 日時 | 【ライブ配信】 2026年2月20日(金) 11:00~17:00 |
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| 【アーカイブ配信】 2026年3月10日(火) まで受付(視聴期間:3/10~3/24) |
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受講料(税込)
各種割引特典
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12月31日までの1名申込み : 受講料 35,200円(E-mail案内登録価格 35,200円) 定価/E-mail案内登録価格ともに:本体32,000円+税3,200円 ※1名様で開催月の2ヵ月前の月末までにお申込みの場合、上記特別価格になります。 ※本ページからのお申込みに限り適用いたします。※他の割引は併用できません。
1月1日からの1名申込み: 受講料 44,000円(E-Mail案内登録価格 42,020円 ) 定価:本体40,000円+税4,000円 E-Mail案内登録価格:本体38,200円+税3,820円 ※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。 ※お申込みフォームで【テレワーク応援キャンペーン】を選択のうえお申込みください。 ※他の割引は併用できません。 |
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| 配布資料 | PDFデータ(印刷可・編集不可) ※ライブ配信受講は開催2日前を目安にS&T会員のマイページよりダウンロード可となります。 ※アーカイブ配信受講は配信開始日からダウンロード可となります。 | ||
| オンライン配信 | ライブ配信(Zoom) ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください) アーカイブ配信 ►受講方法・視聴環境確認(申込み前に必ずご確認ください) | ||
| 備考 | ※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。 ※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。 | ||
| 得られる知識 | ・従来型においセンサに関する知識 ・ヒト嗅覚システムに関する知識 ・ヒト嗅覚受容体センサに関する知識 ・次世代においセンサに関する知識 | ||
| 対象 | ・におい・香り及び同評価系に関するビジネスに携わっている方 ・におい・香り及び同評価系に関する研究開発に携わっている方 ・従来の消臭法では満足できない方 ・新しいにおい・香りの作成法に興味のある方 ・映像機器、通信機器へのにおい情報搭載を考えている方 | ||
| キーワード:においセンサ,におい情報DX,嗅覚受容体 | |||
セミナー講師
大阪大学 産業科学研究所 所長・教授 博士(農学) 黒田 俊一 氏
【講師紹介】
【講師紹介】
セミナー趣旨
従来型においセンサは、主に酸化金属半導体や有機ポリマー半導体を用いて構成されている。しかし、これらをいくら組み合わせても
認識できるにおい分子には限界があり、とりわけ複数のにおい分子が混在する複合臭(事前情報なし)になると、得られるシグナルだけ
からそのにおいの正体を推定することは極めて困難であった。また、ガスクロマトグラフィー?質量分析計(GC?MS)を用いればにおい分子の組成情報は得られるものの、ヒトが感知しない分子まで検出されるため、複雑な成分表が得られるだけで、最終的に「そのにおいがどう感じられるか」を読み解くことは容易ではない。このような背景から、「におい情報DX」を実現するためには、
1)ヒト嗅覚が感知し得るすべてのにおい分子を検出できること
2)単純臭・複合臭を問わず同一フォーマットのデータとして扱えること
3)従来センサの弱点である水蒸気の影響を受けないこと
4)出力パターンがヒト嗅覚の知覚情報と相関すること
といった条件が求められる。我々は、ヒト嗅覚を担う約400種類の嗅覚受容体をセンシング分子とした「ヒト嗅覚受容体セルアレイセンサー」を実用化し、これらの要件を満たす世界初の技術として、NEDOの支援のもと研究開発を進めている。本技術が確立すれば、ヒトが感じるあらゆるにおいを普遍的なデータ形式で表現し、伝送・再構成することが可能となり、におい研究や産業応用に計り知れないインパクトをもたらす。
本講座では、まず従来型においセンサの基礎・歴史・現状、その限界を概説した後、我々が実用化したヒト嗅覚受容体センサの仕組みと性能について具体的に紹介する。さらに、World Business Satellite や がっちりマンデー!! でも取り上げられた社会実装例(AI調香師、ピンポイント消臭剤、デジタルフレーバー、デジタルフレグランス、におい品質管理など)に加え、本センサの登場によって初めて可能となる新たな研究・ビジネスの展望についても述べたい。
認識できるにおい分子には限界があり、とりわけ複数のにおい分子が混在する複合臭(事前情報なし)になると、得られるシグナルだけ
からそのにおいの正体を推定することは極めて困難であった。また、ガスクロマトグラフィー?質量分析計(GC?MS)を用いればにおい分子の組成情報は得られるものの、ヒトが感知しない分子まで検出されるため、複雑な成分表が得られるだけで、最終的に「そのにおいがどう感じられるか」を読み解くことは容易ではない。このような背景から、「におい情報DX」を実現するためには、
1)ヒト嗅覚が感知し得るすべてのにおい分子を検出できること
2)単純臭・複合臭を問わず同一フォーマットのデータとして扱えること
3)従来センサの弱点である水蒸気の影響を受けないこと
4)出力パターンがヒト嗅覚の知覚情報と相関すること
といった条件が求められる。我々は、ヒト嗅覚を担う約400種類の嗅覚受容体をセンシング分子とした「ヒト嗅覚受容体セルアレイセンサー」を実用化し、これらの要件を満たす世界初の技術として、NEDOの支援のもと研究開発を進めている。本技術が確立すれば、ヒトが感じるあらゆるにおいを普遍的なデータ形式で表現し、伝送・再構成することが可能となり、におい研究や産業応用に計り知れないインパクトをもたらす。
本講座では、まず従来型においセンサの基礎・歴史・現状、その限界を概説した後、我々が実用化したヒト嗅覚受容体センサの仕組みと性能について具体的に紹介する。さらに、World Business Satellite や がっちりマンデー!! でも取り上げられた社会実装例(AI調香師、ピンポイント消臭剤、デジタルフレーバー、デジタルフレグランス、におい品質管理など)に加え、本センサの登場によって初めて可能となる新たな研究・ビジネスの展望についても述べたい。
セミナー講演内容
1)におい・香りの利用分野
・研究面と産業面
2)今までのにおい検出技術
・抽出法と濃縮法
・GC-MS-O
・2種類のにおい評価方法(組成と香調)
・従来型におい評価技術(各社の動向)とその限界
3)現在進行中の有望なにおい検出技術
・MIP法
・LSPR/SERS法
・MISG-LSPR法
・MSS法
4)ヒト嗅覚システムについて
・ヒト嗅覚システム概説
・嗅神経と嗅覚受容体とは
・嗅球に関して
・嗅覚受容体レパートリー
・嗅球のにおいマップ
・犬とヒトの差
・嗅覚受容体の進化
5)におい・香り情報のデジタルデータ化
・なぜ、嗅覚受容体用いるセンサでなければならないのか?
・ヒト嗅覚受容体センサの構成
・ヒト嗅覚受容体センサの高度化
・実際の測定例
・あらゆるにおいを約400次元のパラメータで表現する方法(においマトリックス)
・これまでのにおいセンサでは見えなかった世界
6)最近の嗅覚受容体研究
・嗅覚受容体の高発現化
・コンセンサス嗅覚受容体
・嗅覚受容体の立体構造
・他のグループの嗅覚受容体を用いた実験的アプローチ(酵母法)
・他のグループの嗅覚受容体を用いた実験的アプローチ(FET法)
・他のグループの嗅覚受容体を用いた実験的アプローチ(無細胞系法)
7)嗅覚受容体を用いて初めて分かった嗅覚の不思議
・におい分子間の相互作用
・Inverse Agonistの存在
・複合臭は個々のにおい分子応答の線形和なのか?
・濃度によらないにおい認識の仕組み
8)においマトリックスによるにおい・香りの定量的表現により初めて可能になった製品開発
・無臭の証明
・ピンポイント消臭剤(ウェーバー・フェヒナーの法則)
・においの再構成(匂いDXの実現へ)
・証拠に基づくアロマテラピー
9)これまでに放送されたTV番組から
10)大阪大学研究拠点の紹介
11)注目すべき他の研究者の仕事
質疑応答
・研究面と産業面
2)今までのにおい検出技術
・抽出法と濃縮法
・GC-MS-O
・2種類のにおい評価方法(組成と香調)
・従来型におい評価技術(各社の動向)とその限界
3)現在進行中の有望なにおい検出技術
・MIP法
・LSPR/SERS法
・MISG-LSPR法
・MSS法
4)ヒト嗅覚システムについて
・ヒト嗅覚システム概説
・嗅神経と嗅覚受容体とは
・嗅球に関して
・嗅覚受容体レパートリー
・嗅球のにおいマップ
・犬とヒトの差
・嗅覚受容体の進化
5)におい・香り情報のデジタルデータ化
・なぜ、嗅覚受容体用いるセンサでなければならないのか?
・ヒト嗅覚受容体センサの構成
・ヒト嗅覚受容体センサの高度化
・実際の測定例
・あらゆるにおいを約400次元のパラメータで表現する方法(においマトリックス)
・これまでのにおいセンサでは見えなかった世界
6)最近の嗅覚受容体研究
・嗅覚受容体の高発現化
・コンセンサス嗅覚受容体
・嗅覚受容体の立体構造
・他のグループの嗅覚受容体を用いた実験的アプローチ(酵母法)
・他のグループの嗅覚受容体を用いた実験的アプローチ(FET法)
・他のグループの嗅覚受容体を用いた実験的アプローチ(無細胞系法)
7)嗅覚受容体を用いて初めて分かった嗅覚の不思議
・におい分子間の相互作用
・Inverse Agonistの存在
・複合臭は個々のにおい分子応答の線形和なのか?
・濃度によらないにおい認識の仕組み
8)においマトリックスによるにおい・香りの定量的表現により初めて可能になった製品開発
・無臭の証明
・ピンポイント消臭剤(ウェーバー・フェヒナーの法則)
・においの再構成(匂いDXの実現へ)
・証拠に基づくアロマテラピー
9)これまでに放送されたTV番組から
10)大阪大学研究拠点の紹介
11)注目すべき他の研究者の仕事
質疑応答
関連商品
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