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二次元NMRによる構造解析の基礎とトラブル対策

~構造決定の手順、もっと情報が得られる追加測定、困ったときの原因と対策~

受講可能な形式:【Live配信(アーカイブ配信付)】or【アーカイブ配信】
※下記「オンライン配信」欄をご確認の上、お申込みください


研究や分析の場で重宝される、
「二次元NMRを使いこなせるスキル」の習得を目指すセミナーです。
解説内容
  • 1H, 13C-NMRスペクトルのおさらい
  • HSQC:化合物の概要をつかむ
  • COSY:部分構造の推定
  • HMBC:部分構造をつなぎ合わせる
  • NOESY:立体化学の推定
  • 15N 相関法
  • 1,1-ADEQUATE13C-13Cのつながり
  • HSQC-TOCSYH2BC:プロトンシグナルが重なるときの選択肢
  • 1D化法Band-selective法:分解能を上げる
  • DOSY
実務を想定し、実スペクトルを読み構造を推定していく演習を織り交ぜながら、
最後は、日々発生する困りごとを解消するために「おかしな結果」や「読み間違える」事例を解説。

二次元NMRを業務で使えるようになりたい、自信がない、といった初心者の方は勿論、
日々発生する困りごとを解消したい、より便利な使い方を知りたいといった経験者の方も、是非ご聴講ください。
日時 【Live配信】 2026年3月3日(火)  13:00~16:30
【アーカイブ配信】 2026年3月24日(火)  まで受付(視聴期間:3/24(火)~4/6(月))
受講料(税込)
各種割引特典
49,500円 ( E-Mail案内登録価格 46,970円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体45,000円+税4,500円
E-Mail案内登録価格:本体42,700円+税4,270円
E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
2名で49,500円 (2名ともE-Mail案内登録必須​/1名あたり定価半額の24,750円)
1月31日申込み受付分まで
早期申込割引価格対象セミナー【1名受講限定】
1名申込みの場合 : 受講料 31,900円(E-mail案内登録価格 31,900円)
 定価/E-mail案内登録価格ともに:本体29,000円+税2,900円
  ※1名様で開催月の2ヵ月前の月末までにお申込みの場合、上記特別価格になります。
  
※本ページからのお申込みに限り適用いたします。※他の割引は併用できません。

2月1日申込み受付分から
テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【オンライン配信セミナー受講限定】
1名申込みの場合: 受講料 39,600円(E-Mail案内登録価格 37,840円)
 定価:本体36,000円+税3,600円
 E-Mail案内登録価格:本体34,400円+税3,440円
  ※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
  ※お申込みフォームで【テレワーク応援キャンペーン】を選択のうえお申込みください。
  ※他の割引は併用できません。
 
【研修パック】対象セミナー
3名以上の申込みで 1人あたり19,800円
 本体18,000円+税1,800円(一人あたり)
  ※受講者全員のE-Mail案内登録が必須です。
  ※お申込みフォームで【研修パック】を選択のうえお申込みください。
  ※本ページからのお申込みに限り適用いたします。※他の割引は併用できません。
配布資料PDFデータ(印刷可・編集不可)
※開催2日前を目安に、S&T会員のマイページよりダウンロード可となります。
※アーカイブ配信受講の場合は配信開始日からダウンロード可となります。
オンライン配信ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)
アーカイブ配信 ►受講方法・視聴環境確認(申込み前に必ずご確認ください)
※【Live配信(アーカイブ配信付)】当日受講+翌日以降にすぐ動画(未編集)で復習(7日間)
 【アーカイブ配信】3/24(火)~4/6(月)の期間内に視聴可能(14日)

※【Live配信(アーカイブ配信付)】における"アーカイブ配信"映像は、
  【アーカイブ配信】の映像とは異なりますので、ご注意ください。
備考※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識二次元NMRの基本的な測定法を使って構造推定を行えるようになります。基本的な手法でや構造が決めにくい場合に使う、便利な追加測定の選択と読み方がわかります。さらに、おかしな結果になる場合の考え方を整理します。
対象これから二次元NMRを使いたい方やすでにお使いの方。業務で合成の確認にNMRを使っている方や、低分子有機化合物の構造解析を行っている方。

セミナー講師

北海道大学大学院 農学研究院 技術職員 福士 江里 氏
【専門】NMR、MSによる有機化合物の構造解析
【経歴】
 1987年 北海道大学農学部卒業
 1989年 北海道大学大学院農学研究科修士課程農芸化学専攻修了
 同年   北海道大学大学院農学研究科 文部科学技官、GC-MS・NMR室勤務
 1996年 博士(農学)北海道大学
 学生時代よりMSを、1990年よりNMRを始め、受託分析、測定法開発や構造解析の共同研究を行う。

【受賞歴】
 2004年度(平成16年度) 農芸化学奨励賞
 2014年度(平成26年度) 日本化学会第33回化学技術有功賞
 2022年度(令和4年度)   日本農芸化学会BBB論文賞(共著)

【著書】
 化学同人「これならわかる二次元NMR」福士江里・宗宮創 (2007年)
 講談社 「よくある質問NMRスペクトルの読み方」福士江里 (2009年)

セミナー趣旨

 二次元NMRを業務で使えるようになりたいという初心者の方から、日々発生する困りごとを解消したい、自信がない、といったその一歩先の方までを対象としたセミナーです。実スペクトルを読んで構造を推定していく演習を織り交ぜながら進めます。

 (1) 基本の測定法を使う構造決定、(2) 追加で使う便利な測定法、(3) おかしな結果になったときの対処 この3テーマを取り上げ、「二次元NMRも使って構造を推定できるようになりたい」「自分が知らない、二次元NMRでできることを学び、可能性をひろげたい。」といったご要望を満たすようなお時間になればと思います。

セミナー講演内容

1.基本的な一次元・二次元NMRを使って構造を推定してみよう
 1.1 一次元1H, 13C-NMRスペクトルの復習
 1.2 HSQCで1H, 13Cを関連付けて化合物の概要をつかむ
 1.3 COSYでプロトンのスピン系がつながった部分構造を推定する
 1.4 HMBCで部分構造をつなぎ合わせる
 1.5 NOESYで立体化学を推定する
 1.6 検証とデータ整理・文献値との比較

2.追加の測定法を使ってみよう
 2.1 15Nの相関法を使ってみよう
 2.2 1,1-ADEQUATEで13C-13Cのつながりを調べる
 2.3 プロトンシグナルが重なり合うときはHSQC-TOCSYやH2BCを使う
 2.4 1D化法とBand-selective法で分解能を上げる
 2.5 DOSY

3.おかしな結果になるとき、構造を間違えるとき
 3.1 HSQCのリレーピークとeditingの位相がおかしい
 3.2 アーティファクトか意味のあるピークか?
 3.3 精製してもきれいにならない
 3.4 推定構造が質量分析の結果と合わないとき

□質疑応答□