弾塑性力学の基礎と有限要素法(FEM)解析の実務活用
応力・ひずみの基礎から材料モデル構築、V&V、FEM事例まで
若手から中堅がつまずく“材料データ整形”と“モデル化の判断軸”を徹底解説
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※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
※他の割引は併用できません。
本セミナーでは、応力・ひずみ・降伏条件などの弾塑性力学の基礎を整理し、材料試験データをFEM解析に適した形へ整形する実務プロセスをわかりやすく解説します。
さらに、Excel演習で前処理・ソルバー・後処理のしくみを直感的に体験し、解析モデルの作り方やV&V(Verification & Validation)のポイントを理解します。鋼管曲げのしわ発生解析や残留応力制御などの事例も紹介し、商用ソフトの使い分けやモデル化の判断軸も学べます。
解析初学者から中堅技術者まで、「正しく解析し、正しく評価する」ための基礎と実践力を身につけたい方に最適の講座です。
・Excelミニ演習でFEMのしくみ(前処理・ソルバー・後処理) を一気に俯瞰
・応力,ひずみ,降伏条件など弾塑性力学の要点と解析モデルへの落とし込み方
・真応力-真ひずみ曲線を試験データからFEM用データへ整形する手順
・Verification & Validationの実務
・代表的な商用ソフトウエア(Marc/ABAQUS/LS-DYNA ほか)の使い分けの勘所
・解析の目的(「定量予測」か「現象解明」か)に応じてモデル化の規模を見極める判断軸
| 日時 | 【ライブ配信】 2026年3月13日(金) 10:30~16:30 |
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|---|---|---|---|
| 【アーカイブ配信】 2026年3月30日(月) まで受付(視聴期間:3/30~4/10) |
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受講料(税込)
各種割引特典
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| 配布資料 | PDFテキスト(印刷可・編集不可) ※開催2日前を目安に、弊社HPのマイページよりダウンロード可となります。 ※アーカイブ配信受講の場合は配信開始日(3/30)からダウンロード可となります。 | ||
| オンライン配信 | Zoomによるライブ配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください) アーカイブ配信 ►受講方法・視聴環境確認(申込み前に必ずご確認ください) | ||
| 備考 | ※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。 ※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。 | ||
| 対象 | ・製造・開発部門でFEM解析を始めて1〜5年程度の若手〜中堅技術者 ・これから自社にCAE/FEMを導入したい設計・プロセス開発担当者 ・材料や塑性加工の試験データを“正しく活かす”解析リテラシーを身につけたい方 ・金型メーカー・成形解析受託会社の新任エンジニア/大学院生 など ・弾塑性理論やFEMを本格的に学び直したい若手〜中堅エンジニア 特に予備知識は必要ありません。基礎から解説いたします。 (※高校レベルの力学・初歩の行列演算をご存じですと、演習がよりスムーズです) | ||
セミナー講師
専門:塑性加工学,構造設計,弾塑性力学
早稲田大学理工学部機械工学科(2006年卒),早稲田大学大学院理工学研究科機械工学専攻修士課程(2008年修了)を経て大手鉄鋼メーカーに入社.総合技術研究所にて鋼管の塑性加工技術開発および自動車メーカー向けのソリューション技術開発に従事.京都大学大学院 エネルギー科学研究科 エネルギー応用科学専攻にて学位取得(2015年).大手自動車メーカーにて自動車ボデーの軽量化技術開発に従事.2019年4月より東海大学工学部講師.2025年4月より東海大学工学部准教授.
セミナー趣旨
セミナー講演内容
「弾塑性力学の基礎」パート
1.塑性加工とFEM解析の全体像
1-1.FEM解析を行う意義と工程設計での役割
1-2.3つのシミュレーション手法とFEMの特徴(理論解析・モデル実験・FEM)
2.弾塑性力学×FEM(鋼管曲げのしわ発生解析)
2-1.仮説立案→モデル構築→解析→検証のステップ
2-2.Wrinkling Limit Diagram に基づく設計指針
3.応力の考え方
3-1.プリンに学ぶ応力の定義と正負の取り決め
3-2.力のつりあい,モーメントのつりあい,応力の6つの独立成分,
4.ひずみと変位の関係
4-1.微小要素を用いたひずみの定義
4-2.変位-ひずみ関係式
5.弾性構成式とExcel演習
5-1.フックの法則と材料定数(E,ν,G)
5-2.平面ひずみ問題をExcelで体感する
6.弾塑性構成式と変形挙動
6-1.真応力–対数塑性ひずみ曲線と加工硬化式(Hollomon,Swift,Voce)
6-2.降伏条件とvon Mises降伏関数
6-3.ひずみ増分理論(高精度な弾塑性構成式)
6-4.全ひずみ理論(シンプルな塑性構成式)
6-5.全ひずみ理論をExcelで体感する
「有限要素法の利用」パート
1.有限要素法の利用(導入と位置づけ)
1-1.FEM 解析とは何か?
1-2.塑性加工でFEMを使う目的
1-3.FEM解析の利用形態(定量予測 vs 定性考察)
1-4.3種類の塑性加工シミュレーション
1-5.Verification & Validation
1-6.FEMの実務活用フロー(押出し金型変形例で手順を解説)
2.簡単な FEM 解析(Excel 実習)
2-1.FEM 解析3ステップ(前処理・ソルバー・後処理)
2-2.1 D ばね要素でFEMの全体像を体感
3.FEM 解析の中身(三角形要素・弾性変形の例)
3-1.一般化 Hooke の法則と[D]マトリクス
3-2.変位-ひずみ関係と[B]マトリクス
3-3.三角形要素の形状関数
3-4.全体剛性方程式の作成手順
3-5.境界条件と線形方程式の解
3-6.Excel 演習:三角形要素モデル
4. FEM 解析の種類と適用範囲
4-1.静的解析と動的解析 (剛性方程式か運動方程式か)
4-2.陰解法と陽解法の特徴(収束計算とCourant条件)
4-3.線形/非線形解析(幾何・接触・材料の非線形性)
4-4.弾性解析か弾塑性解析か(降伏と塑性変形の考慮)
5.FEM解析事例と実務への応用
5-1.温度勾配付与引抜き加工(残留応力制御シミュレーション)
5-2.スマートフォンのカメラのサスペンションの設計(剛性と応力低減の両立)
5-3.塑性加工学会誌に見るFEM解析事例
6.まとめと質疑応答
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