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熱分析による高分子材料
(プラスチック・ゴム・複合材料)の
測定・解析の基礎とノウハウ

~熱分析で高分子材料の多くの有用な情報を引き出すために~

■DSC、TG、TMAの原理■
■測定条件の考え方・決め方■
■データ解析の基本,チャートの見方■
■熱分析装置の保守管理とトラブルシューティング■

受講可能な形式:【Live配信】or【アーカイブ配信】のみ

熱履歴、硬化度・硬化反応、熱酸化温度、熱分解温度、融解温度、ガラス転移温度、熱膨張、熱収縮、応力緩和、、、、
熱分析装置を使って製品開発時における素材の選択、品質管理、クレーム対策等に有用な情報を引き出そう
高分子材料の熱的性質を解明し、生産、製造等のプロセスにフィードバックしに
 ポリマー材料の研究開発、品質保証等につなげるために
 
日時 【Live配信】 2024年4月24日(水)  10:30~16:30
【アーカイブ配信】 2024年5月10日(金)  まで受付(視聴期間:5/10~5/23)
会場 【Live配信】 オンライン配信セミナー  
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【アーカイブ配信】 オンライン配信セミナー  
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受講料(税込)
各種割引特典
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定価:本体50,000円+税5,000円
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※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
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配布資料製本資料(開催日の4、5日前に発送予定)
※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が、
 開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
オンライン配信Live配信(Zoom) ►受講方法・接続確認申込み前に必ずご確認ください
アーカイブ配信 ►受講方法・視聴環境確認申込み前に必ずご確認ください
備考※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識・DSC,TG,TMAの原理
・測定条件の考え方・決め方
・データ解析の基本,チャートの見方
・熱分析装置の保守管理とトラブルシューティング

セミナー講師

(株)日立ハイテクサイエンス アプリケーション開発センター 主任 大久保 信明 氏 
専門:熱分析,動的粘弾性測定
所属学会:高分子学会,日本ゴム協会,日本レオロジー学会

セミナー趣旨

 熱分析を行う上で分析の目的に対して的確な情報を得るためには、熱分析の原理や性質を正しく理解し、適切な測定条件で分析するとともに、得られたデータを的確に解釈することが肝要です。本講ではプラスチックやゴム、または複合材料などの高分子材料を対象に、熱分析の原理から測定条件の考え方・決め方、データ解析の基本と高分子材料の測定結果の見方・解釈のしかた、熱分析装置のメンテナンスまで、熱分析に関する基本的な知識および実践の場で役立つノウハウを平易に解説します。

セミナー講演内容

1.熱分析とは
 1.1 熱分析の定義
 1.2 熱分析の種類
 1.3 熱分析データの概念

2.DTA・DSCの原理と応用
 2.1 DTAの原理
 2.2 DSCの原理
 2.3 DTA・DSCの測定・解析
  2.3.1 DTA・DSCの測定条件の選択
  2.3.2 DTA・DSCの解析の基本
  2.3.3 DTA・DSCの測定結果に及ぼす測定条件の影響
 2.4 DTA・DSCの応用
  2.4.1 ポリスチレンのガラス転移測定
     -分子量とガラス転移温度の関係-
  2.4.2 ガラス繊維強化エポキシ樹脂のガラス転移測定
     -ガラス転移温度と硬化度の評価-
  2.4.3 ポリエチレンの融解測定
     -密度と融解温度の関係-
  2.4.4 ポリエチレンテレフタレートの熱履歴
  2.4.5 エポキシ接着剤の硬化反応
  2.4.6 DSCによる比熱容量測定
 2.4.7 酸化誘導時間測定

3.TGの原理と応用
 3.1 TGの原理
 3.2 TGの測定・解析
  3.2.1 TGの測定条件の選択
  3.2.2 TGの解析の基本
  3.2.3 TGの測定結果に及ぼす測定条件の影響
 3.3  TGの応用
  3.3.1 ポリマーの分解測定
     -酸化分解と熱分解-
  3.3.2 炭素繊維強化エポキシ樹脂の熱分解
  3.3.3 ゴムの分解測定
     -ゴム成分と添加カーボンブラックの分離定量-
  3.3.4 反応速度論解析
     -エポキシ樹脂の劣化寿命予測-

4.TMAの原理と応用
 4.1 TMAの原理
 4.2 TMAの測定・解析
  4.2.1 TMAの測定条件の選択
  4.2.2 TMAの解析の基本
  4.2.3 TMAの測定結果に及ぼす測定条件の影響
 4.3 TMAの応用
  4.3.1 ポリ塩化ビニルの膨張測定
     -可塑化とガラス転移温度の関係-
  4.3.2 ガラス転移に及ぼす残留歪の影響
  4.3.3 ポリマーフィルムの針入温度測定
  4.3.4 熱膨張・熱収縮の異方性

5.熱分析装置の保守管理
 5.1 装置校正(キャリブレーション)
 5.2 トラブルシューティング

□質疑応答□