セミナー 印刷

プラスチックの難燃化メカニズムと難燃剤選定・配合のコツ

国内で購入可能なほぼ全ての難燃剤の特徴や難燃処方例を紹介
難燃剤を知り尽くすための、使いこなすための基礎講座

受講可能な形式:【Live配信】のみ

 本セミナーでは、プラスチックの燃焼機構や難燃性試験方法、難燃剤の難燃メカニズムといった基礎から各種難燃剤の配合・処方ノウハウまで、高分子材料における難燃剤の活用方法を徹底解説する。
このセミナーの受付は終了致しました。
日時 2024年7月18日(木)  10:30~16:30
会場 オンライン配信  
会場地図
受講料(税込)
各種割引特典
55,000円 ( E-Mail案内登録価格 52,250円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体50,000円+税5,000円
E-Mail案内登録価格:本体47,500円+税4,750円
※テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【オンライン配信セミナー受講限定】
 1名申込みの場合:受講料( 定価:41,800円/E-mail案内登録価格 39,820円 )
6月1日からの1名申込み: 受講料 41,800円(E-Mail案内登録価格 39,820円)
  定価:本体38,000円+税3,800円
  E-mail案内登録価格:本体36,200円+税3,620円
※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
※お申込みフォームで【テレワーク応援キャンペーン】を選択のうえお申込みください。
※他の割引は併用できません。
E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
2名で55,000円 (2名ともE-Mail案内登録必須​/1名あたり定価半額の27,500円)
配布資料・PDFテキスト(印刷不可・複製不可)
 ※PDFデータは、マイページよりダウンロードして頂くか、E-Mailで送付いたします。
  (開催前日~前々日を目安にダウンロード可、または送付)
オンライン配信ZoomによるLive配信受講方法・接続確認 (申込み前に必ずご確認ください)
備考※講義の録画・録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識・プラスチックの燃焼メカニズム
・主要な各難燃剤の難燃メカニズム
・主要な難燃試験法
・国内で購入可能な市販のほぼ全ての難燃剤の特徴、難燃処方例、難燃剤メーカーのお問合せ先
・難燃剤配合処方のスキル
・全難燃剤を詳細に総合的に学ぶことができる為、新しい難燃剤の開発設計のヒントが得られる
対象・はじめて難燃剤を取り扱う初級レベルの技術者
・要求される難燃性能に適切な難燃剤を選定する検討を行っている中級レベルの技術者
・新しい難燃システム(難燃剤組成・分子設計)を開発する上級レベルの技術者

【講師より】
初級者を主な対象にしてセミナーを構成しておりますが、中級、上級者にも参考になるような内容にもなっております。

セミナー講師

林 難燃技術研究所 代表 / NPOテクノサポート 会員 林 日出夫 氏
[略歴]

 1985年 千葉大学工学部 大学院修士課程修了:耐熱性高分子の合成・物性の研究
 1985年 出光興産㈱入社:LCP、PPS、PCの重合開発(11年間)
 1996年 東工大工学博士取得:芳香族PA/PES重合ブレンド法の研究
 1996年 出光ファインコンポジット㈱へ転勤: ポリオレフィン難燃材料の開発(25年間)
 2008年~2009年 北見工大 非常勤講師: 難燃の講義
 2021年 出光興産㈱ 定年退職

セミナー趣旨

 本セミナーでは、プラスチックの難燃化に取り組む研究開発担当者や難燃剤の研究開発を手掛ける技術者に向けて、プラスチックの燃焼メカニズムや難燃剤の活用方法について解説する。特に、プログラム3の「市販難燃剤のプラスチックへの難燃化活用事例」の解説に時間を割く予定である。ここでは国内で購入可能なほぼ全ての難燃剤について、その特徴や難燃メカニズム、また活用事例等を紹介する。

セミナー講演内容

1.プラスチックはなぜ燃える?
 1.1 燃えるメカニズム
  1.1.1 ロウソクの例
  1.1.2 プラスチックの例
 1.2 分解ガスの燃焼反応

2.プラスチックを燃えにくくするには
 2.1 難燃性試験方法
  2.1.1 UL94V試験
  2.1.2 酸素指数試験
  2.1.3 コーンカロリー試験
 2.2 各難燃剤の難燃メカニズム
  2.2.1 リン系難燃剤(固相リン炭化断熱層形成-難燃効果の例)
  2.2.2 臭素系難燃剤(気相ラジカル補足-難燃効果の例)
  2.2.3 金属水酸化物系難燃剤(固相吸熱-難燃効果の例)
  2.2.4 スルホン酸塩/シリコーン系難燃剤(固相樹脂架橋炭化断熱層形成-難燃効果の例)
  2.2.5 ラジカル発生剤・捕捉剤(ドリップ促進+気相ラジカル補足難燃効果の例)
 2.3 各難燃剤の特徴まとめ
 2.4 各プラスチックへの難燃剤適応例と課題

3.市販難燃剤のプラスチックへの難燃化活用事例
 3.1 リン酸アミン塩系難燃剤 7社15グレード
  3.1.1 リン酸アミン塩
  3.1.2 リン酸アミン・金属複合塩
 3.2 リン酸アミン塩系複合難燃剤 7社12グレード
 3.3 リン酸エステル系難燃剤 2社10グレード
  3.3.1 エンプラ向けリン酸エステル
  3.3.2 ポリオレフィン向けリン酸エステル
 3.4 その他リン系難燃剤 9社17グレード
  3.4.1 ホスファゼン誘導体
  3.4.2 ホスフィン酸(ホスフィネート)誘導体
  3.4.3 ホスフォン酸(ホスフォネート)誘導体
  3.4.4 赤燐
  3.4.5 その他 有機リン系、リン・窒素系
 3.5 ポリマー型リン系難燃剤 1社3グレード
  3.5.1 ポリホスホネート、ポリホスホネート/カーボネート
 3.6 窒素系難燃剤 7社15グレード
  3.6.1 メラミンシアヌレート、イソシアヌール酸誘導体
  3.6.2 トリアジン/ピペラジン ポリマー型
  3.6.3 NOR型、その他
 3.7 金属水酸化物系難燃剤 9社87グレード
  3.7.1 水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム
 3.8 金属酸化物系難燃剤 5社16グレード
  3.8.1 ホウ酸亜鉛
  3.8.2 水酸化スズ酸亜鉛、スズ酸亜鉛
  3.8.3 無機コア材(例タルク)/モリブデン酸塩被覆
 3.9 ナノクレイ系難燃剤 2社7グレード
 3.10 セピオライト系難燃助剤
 3.11 ケイ酸マグネシウム系難燃剤 1社1グレード
 3.12 シリコーン系、有機スルホン酸塩系難燃剤 4社8グレード
  3.12.1 シリコーン系難燃剤
  3.12.2 有機スルホン酸塩系難燃剤
 3.13 その他難燃剤 2社2グレード
  3.13.1 膨張黒鉛
  3.13.2 リン酸アミドエステル

4.各難燃剤の問合せ先

□ 質疑応答 □