小型化・集密化する電子デバイスを支える
熱輸送・冷却技術の進化と新展開.
- 進化するサーマルソリューションの技術開発動向・応用展開と製品化事例 -
電子デバイスの小型化に反比例して増大し続ける熱をどのように輸送し・冷やすのか。
実用技術の進化から、次世代の熱輸送・冷却技術の最新の開発動向を網羅した一冊です。
発刊日 | 2021年3月24日 |
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体裁 | B5判並製本 183頁 |
価格(税込)
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ISBNコード | 978-4-86428-241-3 |
Cコード | C3058 |
日進月歩で進化する小型電子デバイスを支える"サーマルマネジメント技術"を徹底解説。 高性能化・軽薄短小化・データ通信の高速化と通信量の増加に伴い、スマートフォンやミニ基地局をはじめとする小型電子機器の高発熱量、高発熱密度化への対策技術に進化が求められています。今後の熱対策技術は「材料技術とデバイス技術、両者の融合」「旧来技術の見直しと再検討」「新しい熱輸送キャリアの発見」などにより、従来の熱輸送性能、熱伝達率を大きく超えていくことが必須となります。 本書では、こうした『熱対策技術=熱輸送・冷却デバイスの小型・薄型・高性能化』に向けた研究開発の最前線情報をまとめました。 ◎更なる高機能化を目指し進化するヒートパイプの開発動向とその高機能化に向けた取り組みとは 自励振動型 / ループ型の開発とその薄型化、並列細管熱輸送デバイスの開発動向を網羅。 ◎沸騰冷却技術の原理と開発動向、実用化に向けた課題から、更なる性能向上への研究事例を掲載 電界印加による沸騰熱伝達の高機能化・高効率化技術の開発動向を解説。 ◎磁性流体の特性・物性の基礎から、サーマルマネジメントデバイスへの応用展開、開発事例を紹介 事例として、電源フリーの磁性流体循環熱輸送デバイスの開発動向を掲載。 ◎電気流体力学(EHD)現象を利用した熱輸送デバイスの原理・開発動向とその応用事例を解説 EHD 流動の動作原理を徹底解説。液単相流や気液二相流での応用についても紹介。 ◎表面フォノンポラリトンの発見と、その熱伝導性を熱輸送・冷却技術に利用する取り組み事例 新しい熱輸送現象として注目される「表面フォノンポラリトン」の原理とは。 ◎【製品分解写真から見る】5G対応スマートフォンおよびミニ基地局の放熱対策部品の事例 次世代通信規格「5G」対応に伴う電子デバイスの放熱部品の変化を実際の製品分解写真をもとに解説。 |
概要
◎4Gと5Gでスモールセルの放熱部品はどう変化したのか?
5Gスマートフォン(Xperia 5-II、Arrows 5G F-51A)、ミニ基地局(Huawei社製スモールセル)の
分解写真から見る、放熱部品の現状とは。
▼超薄型サーマルソリューションの開発動向
◎スマートフォン、タブレット端末の「一時的な急発熱」に対して必要とされる「急速熱吸収材」の研究例
◎カーボングラファイトシート/超薄型ヒートパイプ/ベーパチャンバ/ループヒートパイプ(RHP)/
自励振動型ヒートパイプ(PHP)の等価熱伝導率比較と5G通信用端末に対応するための開発指針。
◎小型・薄型・高熱流束化・大容量化・長距離化が可能となるRHPの研究動向。
小型電子機器向けの10件の研究例を解説。
◎小型電子機器への搭載にむけたマイクロPHPの研究開発動向と、性能向上のための作動流体の工夫とは。
◎PHPの一種で、高フィン効率を有するヒートシンク、ヒートスプレッダーへの応用が期待される
相変化型並列細管熱輸送デバイスの開発動向を掲載。
▼再び脚光を浴び始めた沸騰冷却技術
◎1980年代のスパコン開発で注目された沸騰冷却技術。実用化に向けてクリアしなければならない課題、
伝熱性能を改善するための方針とは。
◎伝熱面コーティングの工夫や、電界印加による電気流体力(EHD)効果に基づく沸騰熱伝達の促進。
▼今後の応用普及と低コスト化が期待される磁性流体
◎感温磁性流体を用いた熱輸送デバイスの仕組み、構造、小型化に向けた研究例。
◎溶媒、粒子分散、粘度調製、マイクロカプセル等、磁性流体の改良
◎PC、サーバーCPU、プロジェクターの光学素子やLED、通信用モジュールの冷却、車載バッテリー・
ECU・PCUなどの冷却や排熱回収用途への応用が期待される磁性流体駆動式冷却デバイスの開発例
▼集積回路の冷却から熱電発電・高断熱ガラス・塗料まで、幅広い用途への展開が期待される新技術
◎薄膜表面に薄く存在する表面フォノンポラリトンと呼ばれる電磁波。
この電磁波をキャリアとした新たな熱輸送ナノテクノロジーの展望。
著者
麓 耕二 | 青山学院大学 |
望月 正孝 | The Heat Pipes |
長野 方星 | 名古屋大学 |
齋藤 博史 | 東京都立産業技術高等専門学校 |
海野 徳幸 | 山口東京理科大学 |
鹿野 一郎 | 山形大学 |
藤井 泰久 | (株)KRI |
西川原 理仁 | 豊橋技術科学大学 |
宮崎 康次 | 九州工業大学 |
柏尾 南壮 | (株)フォーマルハウト・テクノ・ソリューションズ |
書籍趣旨
本書は、各種電子デバイスの発熱・放熱問題解決の一助となりうる熱輸送・冷却技術について、従来から実用化が進められ、近年更に進化を続けている「ヒートパイプ」をはじめ、「沸騰冷却」「磁性流体」「電気流体力学(EHD)」を利用した各種熱輸送デバイスの原理・開発動向から高機能化について、専門家による解説を幅広く掲載しました。加えて昨今、新しい熱輸送現象として注目を集めている「表面フォノンポラリトン」による熱輸送現象に基づく新たな試みや、「5G対応スマートフォン / ミニ基地局」の放熱対策部品について、具体的な製品事例を紹介しています。
本書が電子デバイスの発熱・放熱問題を解決する一助となり、電子デバイスの更なる開発・発展のお役に立つ1冊となれば幸いです。
目次
1. サーマルマネジメントについて
2. サーマルマネジメントのための各種技術
2.1 放熱材料
2.2 熱エネルギー変換材料
2.3 蓄熱技術と蓄熱材料
3. 小型化・集密化する電子デバイスのサーマルマネジメント
第2章 ヒートパイプの開発動向
第1節 ヒートパイプの基礎と超薄型サーマルソリューションの開発動向
1. ヒートパイプの基礎
1.1 原理,構造
1.2 ヒートパイプの作動限界
1.2.1 粘性限界
1.2.2 音速限界
1.2.3 毛細管限界
1.2.4 飛散限界
1.2.5 沸騰限界
1.3 使用温度範囲
1.4 作動流体・容器材料の適合性
1.5 ヒートパイプの設計
1.5.1 作動流体の選定
1.5.2 容器の設計
1.5.3 ウイックの設計
1.5.4 ヒートパイプの熱設計(ヒートパイプの熱抵抗の算出)
1.6 ヒートパイプの応用分野
2. 超薄型サーマルソリューションの開発動向
2.1 開発動向
2.2 カーボングラファイトシート(Gr)
2.3 超薄型ヒートパイプ(HP)
2.4 超薄型ベーパチャンバー(VC)
2.5 ループヒートパイプ(LHP)
2.6 自励振動型ヒートパイプ(PHP)
3. 等価熱伝導率(Keff)による薄型伝熱素子の総合評価
第2節 自励振動型ヒートパイプの開発動向
1. PHP の動作原理
2. 各種パラメータによる熱輸送性能への影響
2.1 流路形状とターン数(チャンネル数)
2.2 作動流体の物性値と封入率
2.3 設置姿勢と各種寸法割合
3. PHP に関する既存の研究
4. 研究事例の紹介
4.1 従来型ヒートパイプと自励振動型ヒートパイプの比較
4.2 小型PHP への挑戦
5. 応用技術としての可能性
第3節 高機能ループヒートパイプ開発動向
1. ループヒートパイプの概要
1.1 ループヒートパイプの特徴
1.2 ループヒートパイプの歴史
1.3 ループヒートパイプの原理
2. 研究開発動向ならびに研究開発事例
2.1 高熱流束ループヒートパイプ
2.2 超小型ループヒートパイプ
2.3 大型ループヒートパイプ
2.4 長距離ループヒートパイプ
第4節 極薄ループヒートパイプの開発動向
1. ループヒートパイプ薄型化への期待
2. 薄型ループヒートパイプの研究開発事例
第5節 相変化型並列細管熱輸送デバイスの研究開発の動向
1. 並列細管熱輸送デバイスとは
2. 並列細管熱輸送デバイスの構造および熱輸送特性評価実験装置
2.1 基本構造
2.2 封入作動流体
2.3 熱輸送特性評価実験装置
3. 並列細管熱輸送デバイスの熱輸送特性
3.1 封入率が熱輸送特性に与える影響
3.2 形状・寸法が熱輸送特性に与える影響
3.3 設置角度が熱輸送特性に与える影響
3.4 作動流体の種類が熱輸送特性に与える影響
3.5 内部流動の評価
3.6 熱輸送量と内部流動の同時計測および流動様式の判別
4. 並列細管熱輸送デバイスの応用
第3章 沸騰冷却技術の開発動向
第1節 沸騰冷却技術の基礎と開発動向
1. Society5.0時代における冷却技術の必要性
2. 半導体デバイスとその冷却技術の歩み
3. 沸騰冷却技術の基本原理
3.1 冷却電力削減を目指したプール沸騰方式
3.2 超高熱流束除去を目指した強制流動沸騰方式
4. 沸騰冷却技術の実用化に向けた課題
4.1 気泡核生成とオーバーシュートの問題
4.2 半導体デバイス温度低減のための熱伝達率の更なる向上
4.3 最大冷却限界を決める限界熱流束
5. 沸騰冷却技術の開発動向
第2節 電界印加による沸騰熱伝達の高機能化
1. 沸騰熱伝達促進技術
2. 電気流体力(EHD)による体積力
3. 冷媒の選定とダイヤモンド粒子電着によるプール沸騰熱伝達促進技術
4. 電界印加によるプール沸騰熱伝達促進
5. 電界印加によるサブクール流動沸騰熱伝達促進
第4章 磁性流体の開発動向
第1節 磁性流体の基礎と開発動向
1. 磁性流体の歴史
2. 磁性流体の製法
3. 特性と各種物性値
3.1 磁性
3.2 レオロジー特性
3.3 特殊な性質を持った磁性流体
4. 工業的応用とサーマルマネジメントデバイスへの利用
5. 磁性流体を用いた熱輸送デバイスの今後
第2節 電源フリーの磁性流体循環熱輸送デバイスの開発動向
1. 磁性流体駆動式冷却デバイス
1.1 背景
1.2 磁性流体
1.3 デバイスの構成
1.4 駆動原理
1.5 駆動性能の進化
1.6 デバイスの性能
1.7 想定される応用例
2. 今後の応用開発
2.1 磁性流体駆動式冷却デバイスのまとめ
2.2 研究プロジェクト
第5章 電気流体力学(EHD)現象を利用した熱輸送デバイスの開発動向
1. 序論
2. EHD 流動
2.1 動作原理
2.1.1 絶縁性液体での電気伝導
2.1.2 イオンドラッグポンプ
2.1.3 コンダクションポンプ
2.1.4 インダクションポンプ
2.1.5 誘電泳動力
2.1.6 液面上昇
2.1.7 数元効果
2.2 液単相流での応用
2.2.1 イオンドラッグポンプの開発と温度依存性
2.3 気液二相流での応用
第6章 表面フォノンポラリトンによる熱輸送技術
1. 表面フォノンポラリトン
2. 熱伝導率と熱拡散率測定方法
3. SiO2超薄膜の作製
4. 熱伝導率と熱拡散率測定結果
第7章 5G 対応スマートフォンおよびミニ基地局の放熱対策部品の事例
1. 放熱の理由
2. 放熱の激しい電子部品
3. 放熱対策のバリエーション
4. 放熱対策部材のバリエーション
5. 5G 対応スマートフォンにおける放熱対策部材の事例
5.1 エラストマー
5.2 炭素黒鉛シート
5.3 銅箔
5.4 熱伝導パイプ(ベーパーチャンバー)
5.5 スマートフォンを使ったライフスタイルの変化
6. ミニ基地局における放熱対策部品の事例
6.1 ミニ基地局とは
6.2 基地局市場
6.3 スモールセルが必要な理由
6.4 ミニ基地局の概要
6.5 ミニ基地局の中身
6.6 放熱部材
6.7 結論
概要
◎4Gと5Gでスモールセルの放熱部品はどう変化したのか?
5Gスマートフォン(Xperia 5-II、Arrows 5G F-51A)、ミニ基地局(Huawei社製スモールセル)の
分解写真から見る、放熱部品の現状とは。
▼超薄型サーマルソリューションの開発動向
◎スマートフォン、タブレット端末の「一時的な急発熱」に対して必要とされる「急速熱吸収材」の研究例
◎カーボングラファイトシート/超薄型ヒートパイプ/ベーパチャンバ/ループヒートパイプ(RHP)/
自励振動型ヒートパイプ(PHP)の等価熱伝導率比較と5G通信用端末に対応するための開発指針。
◎小型・薄型・高熱流束化・大容量化・長距離化が可能となるRHPの研究動向。
小型電子機器向けの10件の研究例を解説。
◎小型電子機器への搭載にむけたマイクロPHPの研究開発動向と、性能向上のための作動流体の工夫とは。
◎PHPの一種で、高フィン効率を有するヒートシンク、ヒートスプレッダーへの応用が期待される
相変化型並列細管熱輸送デバイスの開発動向を掲載。
▼再び脚光を浴び始めた沸騰冷却技術
◎1980年代のスパコン開発で注目された沸騰冷却技術。実用化に向けてクリアしなければならない課題、
伝熱性能を改善するための方針とは。
◎伝熱面コーティングの工夫や、電界印加による電気流体力(EHD)効果に基づく沸騰熱伝達の促進。
▼今後の応用普及と低コスト化が期待される磁性流体
◎感温磁性流体を用いた熱輸送デバイスの仕組み、構造、小型化に向けた研究例。
◎溶媒、粒子分散、粘度調製、マイクロカプセル等、磁性流体の改良
◎PC、サーバーCPU、プロジェクターの光学素子やLED、通信用モジュールの冷却、車載バッテリー・
ECU・PCUなどの冷却や排熱回収用途への応用が期待される磁性流体駆動式冷却デバイスの開発例
▼集積回路の冷却から熱電発電・高断熱ガラス・塗料まで、幅広い用途への展開が期待される新技術
◎薄膜表面に薄く存在する表面フォノンポラリトンと呼ばれる電磁波。
この電磁波をキャリアとした新たな熱輸送ナノテクノロジーの展望。
著者
麓 耕二 | 青山学院大学 |
望月 正孝 | The Heat Pipes |
長野 方星 | 名古屋大学 |
齋藤 博史 | 東京都立産業技術高等専門学校 |
海野 徳幸 | 山口東京理科大学 |
鹿野 一郎 | 山形大学 |
藤井 泰久 | (株)KRI |
西川原 理仁 | 豊橋技術科学大学 |
宮崎 康次 | 九州工業大学 |
柏尾 南壮 | (株)フォーマルハウト・テクノ・ソリューションズ |
書籍趣旨
本書は、各種電子デバイスの発熱・放熱問題解決の一助となりうる熱輸送・冷却技術について、従来から実用化が進められ、近年更に進化を続けている「ヒートパイプ」をはじめ、「沸騰冷却」「磁性流体」「電気流体力学(EHD)」を利用した各種熱輸送デバイスの原理・開発動向から高機能化について、専門家による解説を幅広く掲載しました。加えて昨今、新しい熱輸送現象として注目を集めている「表面フォノンポラリトン」による熱輸送現象に基づく新たな試みや、「5G対応スマートフォン / ミニ基地局」の放熱対策部品について、具体的な製品事例を紹介しています。
本書が電子デバイスの発熱・放熱問題を解決する一助となり、電子デバイスの更なる開発・発展のお役に立つ1冊となれば幸いです。
目次
1. サーマルマネジメントについて
2. サーマルマネジメントのための各種技術
2.1 放熱材料
2.2 熱エネルギー変換材料
2.3 蓄熱技術と蓄熱材料
3. 小型化・集密化する電子デバイスのサーマルマネジメント
第2章 ヒートパイプの開発動向
第1節 ヒートパイプの基礎と超薄型サーマルソリューションの開発動向
1. ヒートパイプの基礎
1.1 原理,構造
1.2 ヒートパイプの作動限界
1.2.1 粘性限界
1.2.2 音速限界
1.2.3 毛細管限界
1.2.4 飛散限界
1.2.5 沸騰限界
1.3 使用温度範囲
1.4 作動流体・容器材料の適合性
1.5 ヒートパイプの設計
1.5.1 作動流体の選定
1.5.2 容器の設計
1.5.3 ウイックの設計
1.5.4 ヒートパイプの熱設計(ヒートパイプの熱抵抗の算出)
1.6 ヒートパイプの応用分野
2. 超薄型サーマルソリューションの開発動向
2.1 開発動向
2.2 カーボングラファイトシート(Gr)
2.3 超薄型ヒートパイプ(HP)
2.4 超薄型ベーパチャンバー(VC)
2.5 ループヒートパイプ(LHP)
2.6 自励振動型ヒートパイプ(PHP)
3. 等価熱伝導率(Keff)による薄型伝熱素子の総合評価
第2節 自励振動型ヒートパイプの開発動向
1. PHP の動作原理
2. 各種パラメータによる熱輸送性能への影響
2.1 流路形状とターン数(チャンネル数)
2.2 作動流体の物性値と封入率
2.3 設置姿勢と各種寸法割合
3. PHP に関する既存の研究
4. 研究事例の紹介
4.1 従来型ヒートパイプと自励振動型ヒートパイプの比較
4.2 小型PHP への挑戦
5. 応用技術としての可能性
第3節 高機能ループヒートパイプ開発動向
1. ループヒートパイプの概要
1.1 ループヒートパイプの特徴
1.2 ループヒートパイプの歴史
1.3 ループヒートパイプの原理
2. 研究開発動向ならびに研究開発事例
2.1 高熱流束ループヒートパイプ
2.2 超小型ループヒートパイプ
2.3 大型ループヒートパイプ
2.4 長距離ループヒートパイプ
第4節 極薄ループヒートパイプの開発動向
1. ループヒートパイプ薄型化への期待
2. 薄型ループヒートパイプの研究開発事例
第5節 相変化型並列細管熱輸送デバイスの研究開発の動向
1. 並列細管熱輸送デバイスとは
2. 並列細管熱輸送デバイスの構造および熱輸送特性評価実験装置
2.1 基本構造
2.2 封入作動流体
2.3 熱輸送特性評価実験装置
3. 並列細管熱輸送デバイスの熱輸送特性
3.1 封入率が熱輸送特性に与える影響
3.2 形状・寸法が熱輸送特性に与える影響
3.3 設置角度が熱輸送特性に与える影響
3.4 作動流体の種類が熱輸送特性に与える影響
3.5 内部流動の評価
3.6 熱輸送量と内部流動の同時計測および流動様式の判別
4. 並列細管熱輸送デバイスの応用
第3章 沸騰冷却技術の開発動向
第1節 沸騰冷却技術の基礎と開発動向
1. Society5.0時代における冷却技術の必要性
2. 半導体デバイスとその冷却技術の歩み
3. 沸騰冷却技術の基本原理
3.1 冷却電力削減を目指したプール沸騰方式
3.2 超高熱流束除去を目指した強制流動沸騰方式
4. 沸騰冷却技術の実用化に向けた課題
4.1 気泡核生成とオーバーシュートの問題
4.2 半導体デバイス温度低減のための熱伝達率の更なる向上
4.3 最大冷却限界を決める限界熱流束
5. 沸騰冷却技術の開発動向
第2節 電界印加による沸騰熱伝達の高機能化
1. 沸騰熱伝達促進技術
2. 電気流体力(EHD)による体積力
3. 冷媒の選定とダイヤモンド粒子電着によるプール沸騰熱伝達促進技術
4. 電界印加によるプール沸騰熱伝達促進
5. 電界印加によるサブクール流動沸騰熱伝達促進
第4章 磁性流体の開発動向
第1節 磁性流体の基礎と開発動向
1. 磁性流体の歴史
2. 磁性流体の製法
3. 特性と各種物性値
3.1 磁性
3.2 レオロジー特性
3.3 特殊な性質を持った磁性流体
4. 工業的応用とサーマルマネジメントデバイスへの利用
5. 磁性流体を用いた熱輸送デバイスの今後
第2節 電源フリーの磁性流体循環熱輸送デバイスの開発動向
1. 磁性流体駆動式冷却デバイス
1.1 背景
1.2 磁性流体
1.3 デバイスの構成
1.4 駆動原理
1.5 駆動性能の進化
1.6 デバイスの性能
1.7 想定される応用例
2. 今後の応用開発
2.1 磁性流体駆動式冷却デバイスのまとめ
2.2 研究プロジェクト
第5章 電気流体力学(EHD)現象を利用した熱輸送デバイスの開発動向
1. 序論
2. EHD 流動
2.1 動作原理
2.1.1 絶縁性液体での電気伝導
2.1.2 イオンドラッグポンプ
2.1.3 コンダクションポンプ
2.1.4 インダクションポンプ
2.1.5 誘電泳動力
2.1.6 液面上昇
2.1.7 数元効果
2.2 液単相流での応用
2.2.1 イオンドラッグポンプの開発と温度依存性
2.3 気液二相流での応用
第6章 表面フォノンポラリトンによる熱輸送技術
1. 表面フォノンポラリトン
2. 熱伝導率と熱拡散率測定方法
3. SiO2超薄膜の作製
4. 熱伝導率と熱拡散率測定結果
第7章 5G 対応スマートフォンおよびミニ基地局の放熱対策部品の事例
1. 放熱の理由
2. 放熱の激しい電子部品
3. 放熱対策のバリエーション
4. 放熱対策部材のバリエーション
5. 5G 対応スマートフォンにおける放熱対策部材の事例
5.1 エラストマー
5.2 炭素黒鉛シート
5.3 銅箔
5.4 熱伝導パイプ(ベーパーチャンバー)
5.5 スマートフォンを使ったライフスタイルの変化
6. ミニ基地局における放熱対策部品の事例
6.1 ミニ基地局とは
6.2 基地局市場
6.3 スモールセルが必要な理由
6.4 ミニ基地局の概要
6.5 ミニ基地局の中身
6.6 放熱部材
6.7 結論
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小型化・集密化する電子デバイスを支える熱輸送・冷却技術の進化と新展開
・小型化/高機能化する電子デバイスに求められるサーマルマネジメント技術の進化
・ヒートパイプの/ 極薄化 / 自励振動型 / ループ型、 並列細管熱輸送デバイスの開発動向
・沸騰冷却 / 磁性流体 / 電気流体力学(EHD) 現象を利用した、熱輸送デバイスの開発
・新しい熱輸送現象として注目される「表面フォノンポラリトン」の原理と応用展開
・5G 対応スマートフォンおよびミニ基地局の放熱対策部品の事例を製品分解をもとに解説

環境発電・エネルギーハーベスティング技術―デバイス開発と応用展開―
~各種発電技術の仕組み・特徴、市場動向、先進的なデバイス・応用開発事例まで~

リソグラフィ技術・レジスト材料の基礎と微細化・高解像度に向けた応用技術、今後の展望
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固体の熱膨張の基礎から負熱膨張材料/複合化による熱膨張制御技術
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半導体露光技術の発展、およびEUV露光装置の現状と将来展望
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スピントロニクス磁気センサの基礎と開発動向・応用展開
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光・電波融合デバイス・システムの基礎と技術動向
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ナノインプリントリソグラフィの基礎・応用
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光変調器の基礎と技術動向
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自動車用パワーエレクトロニクスの基礎と技術動向
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<半導体の放熱評価のための>過渡熱抵抗測定の基礎と測定ノウハウおよび構造関数の活用方法
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高性能熱輸送・放熱技術の研究開発動向
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電気絶縁材料の劣化現象とその診断技術~絶縁破壊の基礎と劣化プロセスおよびその対策~
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WBGパワーデバイス・モジュールに求められる高耐熱・信頼性実装材料・接合技術と新規材料・実装構造の開発、信頼性評価技術
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3Dプリンティング材料:その現状と開発動向、今後の予測、ビジネスチャンス
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半導体の封止プロセスと封止材料の基本技術およびアドバンスドパッケージにおける封止技術の動向
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半導体製造工程における洗浄・クリーン化技術と汚染制御対策
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パワーデバイス半導体SiC結晶と欠陥評価技術 NEW
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CMP技術とその最適なプロセスを実現するための実践的総合知識
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真空技術の基礎と正しい真空システムの設計&活用法
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積層セラミックコンデンサ(MLCC)の設計、材料技術、開発動向と課題
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先端半導体パッケージに向けた材料・実装技術の開発動向
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量子ドットの基礎物性、作製、構造測定技術とデバイス応用
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精密部品における接着技術の基礎と光通信用部品組立への応用
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半導体パッケージの基礎知識、技術動向と課題
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次世代データセンタにおいて広帯域、低消費電力を実現する光インターコネクト技術の開発動向
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真空成膜技術・装置の基礎と機能性薄膜作成におけるトラブルシューティング
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電波吸収体・シールド技術の基礎と最適設計・計測技術
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【製本版 + ebook版】インクジェットインクの最適化 千態万様[進歩版]

次世代ウェアラブルデバイスに向けたフレキシブル・伸縮性エレクトロニクス技術とセンサ開発
~生体データを連続的・高精度に違和感なくセンシングするために~
~皮膚/生体貼付型・衣服型など未来のウェアラブルセンサに向けて~

半導体デバイス製造を支えるCMP技術の開発動向
~微細化・高集積化・難加工基板への対応で重要性が増すCMP技術の進展~

匂い・香りの科学と評価・可視化・応用技術
~センシング技術の進展と呼気ガス分析・香り再現・演出等への展開~

車載用LiDARの市場・技術トレンド
~急速な成長を見せる車載LiDAR市場と採用・搭載レイアウト例、要素技術と低コスト化の進展、主要企業の製品動向まで~

光半導体とそのパッケージング・封止技術
~LED,レーザ,フォトダイオード,光ICなど、光半導体の種類・原理・用途から
封止・材料技術、ディスプレイや高速通信など先端応用に関わる開発課題まで~

金属ナノ粒子の合成・設計・制御と応用技術

半導体製造プロセスを支える洗浄・クリーン化・汚染制御技術

高周波対応基板の材料・要素技術の開発動向

小型化・集密化する電子デバイスを支える熱輸送・冷却技術の進化と新展開
・小型化/高機能化する電子デバイスに求められるサーマルマネジメント技術の進化
・ヒートパイプの/ 極薄化 / 自励振動型 / ループ型、 並列細管熱輸送デバイスの開発動向
・沸騰冷却 / 磁性流体 / 電気流体力学(EHD) 現象を利用した、熱輸送デバイスの開発
・新しい熱輸送現象として注目される「表面フォノンポラリトン」の原理と応用展開
・5G 対応スマートフォンおよびミニ基地局の放熱対策部品の事例を製品分解をもとに解説

環境発電・エネルギーハーベスティング技術―デバイス開発と応用展開―
~各種発電技術の仕組み・特徴、市場動向、先進的なデバイス・応用開発事例まで~
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