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ビトリマー(結合交換性架橋樹脂)の基礎と
イオン伝導性ビトリマーへの展開

リサイクル性・自己修復性・再成形性といった機能を持つ
新しい架橋樹脂ビトリマーの基本原理から応用展開までを体系的に解説
イオン伝導性を有する新規ビトリマー開発の最新成果も紹介

受講可能な形式:【Live配信】のみ
 本セミナーでは、ビトリマー(結合交換型架橋樹脂)の概念や物性的特徴、機能を紹介した後に、分子設計や物性制御の手法について解説する。さらに、イオン伝導性を付与したビトリマーの最新研究動向についても言及する。
日時 2026年1月27日(火)  14:00~16:00
受講料(税込)
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配布資料・製本テキスト(開催前日着までを目安に発送)
  ※セミナー資料は開催日の4~5日前にお申し込み時のご住所へ発送致します。
  ※間近でのお申込みの場合、セミナー資料の到着が開催日に間に合わないことがございます。
オンライン配信ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)
備考※講義の録画・録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識・ビトリマー
・架橋樹脂
・リサイクル
・修復
・接着
対象高分子材料、主に架橋樹脂、架橋樹脂のリサイクルに関する研究開発に携わる方

セミナー講師

岡山大学 学術研究院 環境生命自然科学学域 准教授 渡邉 貴一 氏
【職歴】
 2013年4月~2014年  3月:日本学術振興会 特別研究員(DC2)
 2014年4月~2015年12月:日本学術振興会 特別研究員(PD)
 2016年1月〜2016年  3月:東京大学生産技術研究所 特任研究員
 2016年4月〜2021年  3月:岡山大学大学院自然科学研究科応用化学専攻 助教
 2021年4月〜2023年  3月:岡山大学学術研究院自然科学学域 助教(改組のため)
 2021年5月〜2023年  3月:岡山大学学術研究院自然科学学域 研究准教授
 2023年4月〜2024年  4月:岡山大学学術研究院環境生命自然科学学域 助教(研究准教授)(改組のため)
 2022年5月〜2024年  3月:アーヘン工科大学 Visiting Scientist (Prof. Walter Richtering Lab) (兼任)
 2024年4月〜:岡山大学学術研究院環境生命自然科学学域 准教授
 2022年1月〜:株式会社フルエリア 取締役
 2025年10月:JSTさきがけ研究者(兼任)
 (領域名:材料の創製および循環に関する基礎学理の構築と基盤技術の開発)

セミナー趣旨

 本セミナーでは、新しい機能性架橋樹脂として注目されているビトリマー(結合交換型架橋樹脂)について、その物性的特徴と機能を概説したのち、分子設計や物性制御の手法について解説する。さらに、イオン伝導性を付与したビトリマーの最新研究動向についても紹介する。
 ビトリマーは、熱硬化性樹脂の高強度と熱可塑性樹脂の成形性という両者の長所を兼ね備えた新しい架橋樹脂である。その特徴は、架橋密度を維持したまま結合交換反応が進行する点にあり、これによりリサイクル性・自己修復性・再成形性といったサステナブル機能が発現する。本講演では、ビトリマーの基本原理から応用展開までを体系的に解説し、特にイオン伝導性を有する新規ビトリマーの開発に関する最新成果を紹介する。

セミナー講演内容

1.研究背景:架橋樹脂に関して
 
2.ビトリマーとは
 2.1 結合交換型動的共有結合の概念
 2.2 熱硬化性/熱可塑性樹脂との違い
 
3.ビトリマーの物性的特徴と機能
 3.1 結合交換特性に因んだ物性的特徴
 3.2 結合交換特性に因んだ機能的特徴
 
4.ビトリマーの様々な分子設計と物性制御
 4.1 既報の分子設計の紹介
 4.2 既報の物性制御法の紹介
 
5.イオン伝導性ビトリマーの開発
 5.1 高分子イオン液体について
 5.2 イオン伝導性ビトリマーの設計と物性制御
 
□ 質疑応答 □