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光・電波融合デバイス・システムの基礎と技術動向

光トランシーバ、光導波路、光変調器、受光素子、ヘテロジニアス集積技術、
大容量光ファイバ無線技術、シリコンフォトニクス、量子ドットデバイスなど。

受講可能な形式:【Live配信(アーカイブ配信付)】のみ

サイバーフィジカル社会を志向した光・電波融合デバイス・システムの
基礎(構造・種類・性能・デバイスの作製 等)や先端技術動向について解説します!
このセミナーの受付は終了致しました。
日時 2024年3月19日(火)  13:00~16:30
会場 オンライン配信セミナー  
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配布資料PDFテキスト(印刷可・編集不可)
※開催2日前を目安に、弊社HPのマイページよりダウンロード可となります。
オンライン配信ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)
■アーカイブ配信について
 視聴期間:終了翌営業日から7日間[3/21~3/27中]を予定
 ※動画は未編集のものになります。
 ※視聴ページは、マイページにリンクを設定します。
備考※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
対象・光デバイスや光ファイバ通信などに興味のある方。
・ミリ波、テラヘルツ波や光を利用した情報通信技術に興味のある方。
・サイバーフィジカル社会やBeyond 5Gなど未来技術の動向に興味のある方。

セミナー講師

(国研)情報通信研究機構 ネットワーク研究所 フォトニックICT研究センター 副センター長/先端ICTデバイスラボ ラボ長(兼務) 工学博士 山本 直克 氏
専門:半導体ナノ材料、光・電波融合デバイス・システム技術、大波長空間アクセス系ネットワーク技術
2001年に通信総合研究所 入所、2012~2013年に総務省・技術政策課研究推進室 課長補佐、2014年より(国研)情報通信研究機構 主任研究員、光ネットワーク基盤研究室室長を経て2022年より現職。東京電機大学、早稲田大学にて非常勤講師を兼任。
研究内容の参考情報:https://www.nict.go.jp/data/nict-news/NICT_NEWS_1610_J.pdf

セミナー趣旨

 サイバーフィジカル社会(Cyber Physical Society: CPS)の構築により、豊かでゆとりある社会システムが実現できる期待されています。直感的に理解しやすいアプリケーション的な部分が注目を集めていますが、一方で、高度で多様なCPSの世界を具現化するには、それを物理的に支えるデバイス(素子)技術が重要となります。高速・大容量情報通信の主要伝送メディア(媒体)は光と電波ですが、CPSを形作るための次世代インフラ基盤技術:Beyond 5Gでは、光と電波の異種伝送メディアを融合して利活用するデバイス、システム技術が不可欠になると考えられています。
 本セミナーでは、このBeyond 5Gを見据えた光・電波融合デバイス・システム技術として、異種材料融合による機能集積光デバイス技術や、ミリ波・テラヘルツ波利用による100Gbps超級大容量光ファイバ無線技術など、現在研究推進されている先端的なデバイス・システム技術について広く解説し、合わせて光ファイバ通信技術や半導体レーザ等の光デバイス技術の基礎から将来の高速・大容量化のための技術進展についても講演します。
 本セミナーにより、情報通信デバイス・システム技術に関して、基礎からその進展を理解いただき、更に未来の社会構造の形を想像する助力になることを期待しています。

セミナー講演内容

1.サイバーフィジカル(Cyber Physical Society: CPS)社会を支える光・電波融合システム
 1.1 光ファイバ通信の大容量化の歴史と、その世界を変えたデバイス技術
  1.1.1 光ファイバ通信技術の進展と課題
  1.1.2 空間多重光伝送(マルチコア光ファイバ伝送)・大波長空間利用(マルチバンド光伝送)等の将来の超大容量光ファイバ通信技術
 1.2 有線・無線を融合した伝送メディア無依存アクセスネットワークの進展
  1.2.1 周波数割当と電波の高周波化
  1.2.2 Beyond 5Gで繰り広げられる技術議論
  1.2.3 100Gbps超級ミリ波/テラヘルツ波光ファイバ無線技術(RoF: Radio over Fiber)
  1.2.4 周波数基準信号配信の通信/レーダーシステム応用
  1.2.5 超大容量光インターコネクト(データセンター/車載光ネットワーク)
 1.3 光情報通信技術
  1.3.1 100Gbps超級光無線通信技術(OWC: Optical Wireless Communication)
  1.3.2 海底光通信(ALAN: Aqua Local Area Network)
  1.3.3 光給電技術(PoF: Power over Fiber)
 
2.超高速集積光回路へ向けたアクティブ光デバイス技術

 2.1 光集積化のための光導波路技術
  2.1.1 光ファイバの基礎とマルチコア光ファイバ等の応用技術
  2.1.2 光導波路構造の種類と応用技術
  2.1.3 モード結合理論/偏波解析など
 2.2 光電変換デバイスの基礎と応用
  2.2.1 電気/光(EO: Electrical to Optical)変換のための光変調デバイス技術
  2.2.2 光/電気(OE: Optical to Electrical)変換のための超高速受光デバイス技術
  2.2.3 OE/EO変換による周波数ミキシング、周波数配信や高速コヒーレント受信等
 2.3 光ゲイン・発光デバイスの基礎と応用
  2.3.1 発光からレーザへ(ファブリペロー共振器、レーザのレート方程式解析等)
  2.3.2 デバイスのための半導体材料選択とデバイス加工プロセス技術
 2.4 異種材料融合技術
  2.4.1 シリコンフォトニクスの進展
  2.4.2 シリコンフォトニクスと半導体ナノ粒子:量子ドットの異種材料融合
  2.4.3 ヘテロジニアス集積光デバイスの動向と将来
 
3.まとめと質疑応答

 ・CPSの未来の俯瞰とBeyond 5Gデバイス・システム技術の重要性

 □質疑応答□