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【研究開発動向:2時間セミナー】
【Live配信受講者特典】アーカイブ配信付

【研究開発動向:2時間セミナー】

ファージセラピーと臨床応用:
バクテリオファージを用いた医薬品の開発・技術動向と
実用化に向けた課題

欧米や旧ソ連圏を中心としたファージ臨床応用の最新動向と事例
固定型カクテルと個別対応型(パーソナライズド)ファージ治療の違いと実装例
ファージ耐性菌出現のメカニズムと、それを利用した革新的治療戦略
ファージの人工設計・進化工学的応用(育種ファージ)の展望
ファージを用いたマイクロバイオーム制御と精密医療への応用可能性

受講可能な形式:【Live配信】or【アーカイブ配信】
抗菌薬への耐性が世界的に深刻化する中、薬剤耐性菌に対する治療戦略として、
バクテリオファージを用いたファージセラピーが注目
 
  • ファージの殺菌メカニズム、臨床応用の現状と将来の可能性に加え、品質管理やファージ耐性化など、実用化に向けた課題について最新の研究成果を交えて紹介!
  • ファージが感染症治療にもたらす革新性と展望を探る!
【Live配信受講者特典のご案内】

Live(Zoom)配信受講者には、特典(無料)として「アーカイブ配信」の閲覧権が付与されます。
オンライン講習特有の回線トラブルや聞き逃し、振り返り学習にぜひ活用ください。
日時 【Live配信受講】 2025年8月27日(水)  13:00~15:00
【アーカイブ配信受講】 2025年9月10日(水)  まで受付(配信期間:9/10~9/25)
受講料(税込)
各種割引特典
22,000円 ( E-Mail案内登録価格 20,900円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体20,000円+税2,000円
E-Mail案内登録価格:本体19,000円+税1,900円
特典Live(Zoom)配信受講者には、特典(無料)として「アーカイブ配信」の閲覧権が付与されます。聞き逃しや振り返り学習に活用ください。
(アーカイブ配信については、「オンライン配信」項目を参照)
配布資料PDFテキスト(印刷可・編集不可)
  ※開催2日前を目安に、弊社HPのマイページよりダウンロード可となります。
   なお、アーカイブ配信受講の場合は、配信日になります。
オンライン配信ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)
アーカイブ配信 ►受講方法・視聴環境確認(申込み前に必ずご確認ください)

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セミナー講師

酪農学園大学 獣医学群獣医学類/酪農学園大学大学院 獣医学研究科 講師 博士(獣医学) 藤木 純平 氏 ≫ 【講師紹介】

 [業界での関連活動]
 日本ファージセラピー研究会での運営委員や国際ファージセラピー学会(Targeting Phage Therapy)での専門委員

セミナー趣旨

 抗菌薬への耐性が世界的に深刻化する中、薬剤耐性菌に対する治療戦略として、バクテリオファージ(ファージ)を用いたファージセラピーが注目を集めています。本講演では、ファージの殺菌メカニズムとファージセラピーの歴史、臨床応用の現状と将来の可能性に加え、品質管理やファージ耐性化など、実用化に向けた課題について最新の研究成果を交えて紹介し、ファージが感染症治療にもたらす革新性と展望を探ります。

【得られる知識】
・ファージの基本構造と感染サイクル、殺菌メカニズムに関する基礎知識
・テンペレートファージとビルレントファージの違いや、それぞれの応用可能性
・ファージセラピーの歴史的経緯と、世界での再注目の背景
・欧米や旧ソ連圏を中心としたファージ臨床応用の最新動向と事例
・固定型カクテルと個別対応型(パーソナライズド)ファージ治療の違いと実装例
・ファージ耐性菌出現のメカニズムと、それを利用した革新的治療戦略
・ファージの人工設計・進化工学的応用(育種ファージ)の展望
・ファージを用いたマイクロバイオーム制御と精密医療への応用可能性

セミナー講演内容

1.バクテリオファージのライフサイクル
 1-1:そもそもファージとは
 1-2:ファージの感染機構(殺菌の仕組み)
 1-3:ビルレントファージとテンペレートファージ
 1-4:感染症治療に応用するファージの特徴とカクテル化

2.ファージセラピーの歴史
 2-1:トゥオートとデレルによるファージの発見
 2-2:ペニシリン以前のファージセラピー
 2-3:エリアバファージセラピーセンター
 2-4:米国でのファージセラピー成功症例

3.ファージセラピーの臨床応用性
 3-1:Fixedカクテル・Personalizedカクテル
 3-2:世界各国での臨床試験例
 3-3:ベルギーの革新的取り組み:処方箋ファージ
 3-4:海外で市販されているファージ製剤の例

4.ファージセラピーが抱える課題
 4-1:ファージのスペクトラム
 4-2:抗ファージ抗体の誘導
 4-3:ファージ耐性菌の出現
 4-4:ファージの安定性

5.今後のファージセラピーへの取り組み
 5-1:ファージの人工合成
 5-2:ファージの育種(進化ファージ)
 5-3:ファージ耐性化を逆手にとった戦略
 5-4:マイクロバイオーム編集におけるファージ応用

□質疑応答□