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高分子界面近傍における
水の構造・ダイナミクスと
評価方法・機能材料設計への応用

水が支配する材料機能、水和状態と製品性能の関係、評価・解析から材料設計まで
水和状態の分類(不凍水・中間水・自由水)と定量評価、中間水コンセプトによる材料開発・社会実装

受講可能な形式:【ライブ配信(見逃し配信付)】のみ

水環境下で使用される材料では、界面近傍に存在する水の構造や運動性が機能発現に大きく影響します。
本セミナーでは、水和状態と材料機能・製品性能との関係から、水環境下における高分子表面・界面の評価方法、水和状態の解析技術、材料に含水した水の構造と運動性の分類(不凍水・中間水・自由水)とその定量評価について解説します。
実使用環境下で形成される水和状態に着目し、材料間相互作用や機能発現に重要な役割を果たす中間水と、その知見を材料設計へ活用する中間水コンセプトについて解説するとともに、生体材料を代表例とした材料設計や各種産業分野への応用・社会実装への展開について解説します。
日時 2026年9月11日(金)  10:30~16:30
受講料(税込)
各種割引特典
定価:本体50,000円+税5,000円
E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
2名で55,000円 (2名ともE-Mail案内登録必須​/1名あたり定価半額の27,500円)
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1名申込み: 受講料 44,000円(E-Mail案内登録価格 42,020円 )
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  ※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
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  ※他の割引は併用できません。
特典■ライブ受講に加えて、見逃し配信でも1週間視聴できます■
【見逃し配信の視聴期間】2026年9月14日(月)~9月20日(日)まで
※このセミナーは見逃し配信付きです。セミナー終了後も繰り返しの視聴学習が可能です。
※ライブ配信を欠席し見逃し視聴のみの受講も可能です。
※動画は未編集のものになります。
※視聴ページは、開催翌営業日の午前中には、マイページにリンクを設定する予定です。
配布資料PDFテキスト(印刷可・編集不可)
※開催2日前を目安に、弊社HPのマイページよりダウンロード可となります。
オンライン配信Zoomによるライブ配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)
備考※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識・高分子材料の水が存在する実使用環境下での評価方法
・水和状態の構造・ダイナミクス解析法
・DSC、NMR、ATR-IR、放射光分光法などの活用法
・不凍水・中間水・自由水の定量評価法
・水和状態と材料機能の関係
・高分子材料の新しい設計指針
・医療・非医療分野に共通する界面設計戦略
・新製品開発へ応用するための考え方
対象医療機器、医薬品、食品、化粧品、日用品、エレクトロ二クス、フォトニクス、ロボティクス、農林水産業、環境・エネルギー分野における水処理・防汚染関連製品の開発をされている方。また、材料・製品の表面物性が性能を決定付けていることについて理解し業務に活用されたい方。

セミナー講師

九州大学 先導物質化学研究所 ソフトマテリアル部門 ソフトマテリアル学際化学/工学府 応用化学専攻 分子生命工学講座 博士(理学) 教授 田中 賢 氏
専門:有機・高分子化学、表面物理化学、医療材料・機器、細胞工学、水和界面状態制御科学
1996年北海道大学卒業, 1996年同大学院修了, 1996年 テルモ株式会社, 2000年 北海道大学 助手, 2001年JSTさきがけ研究者(兼務), 2003年博士(理学), 2007年 東北大学 准教授, 2008 ドイツMax-Planck研究所(兼務), 2009 山形大学 教授,  2015 九州大学 教授, 2025年同大学 寄付研究部門 教授(兼務)。
研究室ホームページ:https://www.soft-material.jp/

セミナー趣旨

 高分子材料の性能は、化学構造やバルク物性だけでなく、実使用環境において形成される界面状態によって大きく左右される。特に、水環境下で使用される材料では、界面近傍に存在する水の構造や運動性が、防汚性、生体適合性、分離性能、接着、耐久性などの機能発現に重要な役割を果たしている。しかし、多くの材料開発では乾燥状態における材料評価が中心であり、水和環境下での界面状態の理解は十分ではない。
 本講演では、高分子界面近傍に存在する水の構造・ダイナミクスに着目し、熱分析や分光法を用いた最新評価技術を体系的に解説する。また、不凍水・中間水・自由水という水和状態の分類と定量化手法を紹介し、それらと材料機能との関係について議論する。医療材料における生体適合性高分子を代表例として取り上げるとともに、防汚材料、水処理膜、電子材料、エネルギー材料、化粧品・日用品などへの展開可能性についても紹介する。高分子界面の水和状態を理解・制御することで、従来経験則に依存していた材料開発を科学的かつ効率的に進めるための新しい材料設計指針を提案する。

セミナー講演内容

1.なぜ「水」を理解する必要があるのか
 1.1 材料開発における実使用環境の重要性
 1.2 ドライ評価とウエット評価の違い
 1.3 水が支配する材料機能
 1.4 界面科学から見た高分子材料
 1.5 水和状態と製品性能の関係
 
2.実使用環境における高分子表面物性の評価
 2.1 高分子材料のバルク物性(機械的、物理化学的)
 2.2 高分子材料の表面物性(最表面計測の重要性)
 2.3 水環境下および生理環境下における界面物性(構造と運動性)
 2.4 乾燥、水和表面の分析手法
  (熱分析および分光分析の原理、分解能、サンプル調整方法、データ解析方法)
 2.5 水和した材料表面の解析手法の選択方法
 
3.材料表面に水和した水の状態(構造・ダイナミクス)の解析
 3.1 中間水コンセプトの紹介
 3.2 材料に含水した水の構造と運動性の分類、定量化方法
  (不凍水、中間水、自由水)
 3.3 水和状態を決める因子
  -製品・材料表面の水和状態制御の化学
 
4.生体適合性高分子を代表例とした評価・解析と材料設計
 4.1 高分子材料表面へのタンパク質吸着/脱離の評価
 4.2 材料表面上の細胞接着挙動の解析
 4.3 生体分子、生体高分子と生体親和性合成高分子の共通点と相違点
 4.4 生体親和性と生分解性を併せ持つ高分子の設計
 
5.高分子材料の設計と機能発現
 5.1 機能性高分子の分子設計の最新動向
 5.2 低分子、高分子、有機、無機、イオン液体、イオンと水の相互作用
 5.3 優れた機能材料の簡便なスクリーニング方法
 5.4 各種産業分野への展開を見据えた材料設計の考え方
 
6.新製品開発への応用と社会実装
 6.1 中間水コンセプトの各種産業分野への応用と社会実装
 6.2 医療・ヘルスケア分野への応用
  6.2.1 医療分野で必要とされる材料のアンメットニーズと環境・エネルギー・電子・光材料開発分野との融合
  6.2.2 再生医療の実現へ向けた新コンセプトの提案
 6.3 次世代医療・ヘルスケア・非医療分野への展望

 □ 質疑応答 □