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樹脂の硬化反応におけるレオロジー解析

~硬化プロセスをレオロジーデータから把握する~
~知財戦略の観点から樹脂の硬化技術を評価する~

受講可能な形式:【Live配信】のみ
樹脂の硬化挙動をレオロジーから正しく把握しよう
架橋硬化過程における構造変化と粘弾性変化との関係について初学者でも分かるよう易しく解説
今回は樹脂の硬化に関わる特許を知財として評価した事例についても紹介します
このセミナーの受付は終了致しました。
日時 2024年2月28日(水)  13:00~16:30
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備考※講義の録画・録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識・樹脂の反応硬化における粘弾性的現象論と分子論的メカニズムとの関係が理解できるようになります
・粘弾性測定とその解釈に関するノウハウが習得できるようになります
・硬化反応の制御やプロセス設計に活用するためのコツが把握できるようになります
・知財戦略の観点から硬化技術を評価できるようになります
対象【講師より】
 塗料、インキ、プラスチック成型など反応硬化を伴う材料やその硬化プロセスを取り扱う技術者が対象になりますが、高分子レオロジーの基礎についても説明しますので、これから反応硬化に携わろうという初心者でも理解できると思います。基礎研究、工業的応用いずれの立場でも技術として実際に活用いただけるように説明します。

セミナー講師

セミナー趣旨

 固体表面に塗布した液体を固化して皮膜を形成するプロセスはコーティングや印刷など様々な分野で応用されていますが、本セミナーではその中で樹脂に化学反応を起こさせて硬化させる技術を主題とします。

 プラスチックの反応成型もこの硬化技術に含まれますが、基本は有限の大きさの分子から分子量が無限大とみなせる三次元網目構造が形成される架橋反応です。現象論的に見ると液体から固体への変化であり、その過程で系の粘弾性的性質は劇的に変化します。三次元網目構造が形成される架橋硬化過程における構造変化と粘弾性的物性変化との関係を分子論に基づいて説明します。続いて、UVインクと熱硬化性塗料を例に挙げ、三次元網目構造の形成とレオロジーとの関係を工業技術への応用という観点から解説します。さらに、樹脂の硬化に関わる特許を知財として評価した事例についても紹介します。

セミナー講演内容

1.はじめに(塗膜の固化プロセスに関する概要)

2.ゲル化過程のレオロジー
 2.1 ひずみとひずみ速度
 2.2 粘弾性の現象論(応力緩和、遅延弾性)
 2.3 動的粘弾性の基礎
 2.4 粘性液体から弾性固体へのレオロジー的性質の変化
 2.5 重合硬化に伴う動的粘弾性の変化とゲル化点(ゲル化点をどのように決めるか)
 2.6 ゲル化点における分子構造の特徴(パーコレーション理論による考察)
 2.7 三次元網目構造とゴム弾性

3.硬化反応と温度
 3.1 高分子の分子運動とレオロジー
 3.2 ガラス転移温度
 3.3 時間—温度換算則
 3.4 硬化反応の速度論と温度の効果(硬化はどこまで進むか)

4.UVインキの硬化と粘度挙動(UVの吸収散乱と硬化)
 4.1 粘度測定による感度評価
 4.2 吸光性の大きい顔料を分散したインキ
 4.3 白色顔料を分散したインキ
 4.4 UV硬化と相分離
 4.5 不均一構造の特徴

5.昇温過程における架橋硬化とレオロジー
 5.1 熱硬化性塗料の非等温過程における粘度変化
 5.2 昇温初期における粘度挙動とプロセス制御(レベリングとたれ)
 5.3 昇温硬化過程における化学反応と粘度挙動の解析例
 
6.樹脂の硬化に関わるパラメータ特許の事例
 6.1 パラメータ特許とは
 6.2 接着剤の動的粘弾性に関する特許と事件
 6.3 接着剤の硬化後の弾性率に関する特許と事件
 6.4 UV硬化によるパターン形成とパラメータ特許

□ 質疑応答 □