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【オンデマンド配信】
リチウムイオン電池の
ドライプロセスにおける材料と製造技術

視聴期間:申込日から10営業日後まで(期間中は何度でも視聴可)
●リチウムイオン電池の新たな製造技術として注目される「ドライ電極・ドライプロセス」。
 各社で取り組みが進められているものの、まだオープンな情報は少ない状況です。
●本セミナーでは、電極材料とコーティング等の工程技術に強みを持つ2名の講師が、それぞ
 れドライプロセスの材料と製造技術について、その動向や実際を解説します。
日時 2025年9月29日(月)  23:59まで申込み受付中/【収録日:2025年6月4日(水) 】※映像時間:約3時間
受講料(税込)
各種割引特典
49,500円 ( E-Mail案内登録価格 46,970円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体45,000円+税4,500円
E-Mail案内登録価格:本体42,700円+税4,270円
E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
2名で49,500円 (2名ともE-Mail案内登録必須​/1名あたり定価半額の24,750円)

テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【オンライン配信セミナー受講限定】

1名申込みの場合:受講料39,600円 ( E-Mail案内登録価格 37,840円 )
 定価:本体36,000円+税3,600円
 E-Mail案内登録価格:本体34,400円+税3,440円
  ※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
  ※お申込みフォームで【テレワーク応援キャンペーン】を選択のうえお申込みください。
  ※他の割引は併用できません。
配布資料PDFテキスト(印刷可・編集不可):マイページよりダウンロード
オンライン配信オンデマンド配信 ►受講方法・視聴環境確認 (申込み前に必ずご確認ください)
備考※WEBセミナーの録音・撮影、複製は固くお断りいたします。
※講師の所属などは、収録当時のものをご案内しております。
主催者より【受講者情報への講師への提供】
アフタフォロー、サービス提供のために、弊社から受講者様の会社名、部署名、役職、姓名、Eメールアドレスの情報を講師にお伝えします。
得られる知識LiBドライプロセスの製造方法や従来方式との違いに関する情報
対象バッテリーの電極製造に携わる技術者・研究者の方など

セミナー講師

第1部「ドライプロセスにおける電極材料技術」 (映像時間:1時間50分)
 講師:(株)スズキ・マテリアル・テクノロジー・アンド・コンサルティング 代表取締役
    鈴木 孝典 氏 
[講師紹介]

第2部 「ドライプロセスの製造技術」(映像時間:1時間10分)
 講師:AndanTEC  代表  浜本 伸夫 氏 [講師紹介]

セミナー講演内容

第1部『ドライプロセスにおける電極材料技術』

 昨今、電池業界にいると「ドライプロセス」の話題をよく耳にする。しかし、ネットで調べてもあまり詳しく解説された記事は非常に少ない。そこで、今回はリチウムイオン電池の製造方法であるウエットプロセスとドライプロセスについて材料という切り口から深掘りして解説する。

1.リチウムイオン電池の電極
  1.1 LiBは何で出来ているか?
  1.2 現行LiBのセル製造プロセス
2.ウエットプロセス
  2.1 ウエットプロセスの概要
  2.2 ウエットプロセスの長所・短所
  2.3 水系正極塗工について
3.ドライプロセス
  3.1 ドライプロセスの種類
  3.2 Polymer fibrillation
  3.3 Dry spraying deposition
  3.4 パナソニック4680電池の負極
  3.5 クレイ電池
  3.6 その他のドライプロセス
4.ドライプロセスのメリット・デメリット
  
4.1 ドライプロセスのメリット
  4.2 ドライプロセスの問題点・課題
  4.3 バインダーからのアプローチ
5.その他ドライプロセス関連の記事より

□ 質疑応答 □
 
第2部『ドライ工程の製造技術』

 EV普及のために大量に必要なLIBを迅速かつ安価で供給するために、数年前からテスラが牽引してスラリー塗工によるWet工程ではなく粉体混合から圧延するドライ工程が開発され実際にテスラのモデルYにはドライ製造された円筒型4680が実用化されている。日本・欧州・韓国・中国も追随して2025年はドライ化が一気に加速している。
 このセミナーでは、外資系企業を数社渡り歩いた講師が独自ルート情報を元にドライ工程情報を解説する。

1.ドライ方式が実用化された背景と市場動向
  1.1 “Tesla Battery Day Livestream(2020)
  1.2 日本ゼオンのプレス発表 (2023.12.5)
  1.3 日本企業の動向(日本ゼオン、パナソニック エナジー、芝浦機械、三菱鉛筆)
  1.4 欧米企業の動向(テスラ、VW、ケーニヒ&バウアー、AMバッテリーズ、Fraunhofer IWS、LiCAP)
  1.5 韓国・中国企業の動向(LGE、サムスンSDI、SKエナジー、CATL)
  1.6 LGのゲームチェンジ (WO-A1.2024/144216)
  1.7 テスラ電池用ドライ電極(DBE)によるリチウムイオン電池「4680」開発・製造動向
  1.8 Maxwell Technologies特許 「ドライ電極の製造システム及び製造方法」 H.Duong, J.Shin & Y.Yudi (2019)
  1.9 テスラ Dry Electrode Lithium Doping Process (2023/05/24)
2.最新技術紹介
  2.1 ドライ電極コーティング: EVへの展開
  2.2 バインダーのフィブリル化
  2.3 ドライ電極の機械強度
  2.4 ドライ電極内の空隙と厚み分布
  2.5 バインダー(フィブリル化できるPTFEと海苔状のPVDF)
  2.6 粉体混合と電池性能
  2.7 Tesla 4680 Update / This Changes EVERYTHING!/ Dry Cathode Myth or Magic? (2024)
  2.8 集電体上のプライマー導電層
  2.9 実際のドライ工程
  2.10 ロール間の粉体圧延(スリップ域とニップ域)、単膜・複合膜の延伸(中立点とスリップ)
  2.11 圧延ロールのメッキ剥がれ
  2.12 粉体混合(ジェットミル、ロールミル、ビーズミル)
  2.13 粉体混合の支配因子(粒子濃度、気流速度、湿度)
  2.14 正極のテスラ最新特許 安価なLFP (WO-A1.2025/015194)
  2.15 静電方式(圧延の前工程)

□ 質疑応答 □