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Liイオン電池(LIB)用セパレータの基礎、
材料および製造技術と最新動向

~市場動向と基礎、塗工、乾燥、延伸などの製造工程、最新技術~

受講可能な形式:【ライブ配信】or【アーカイブ配信】のみ
リチウムイオンバッテリーのさらなる薄型、高容量化の実現に向けたセパレータの均質化、高品質化、安全性確保、、、
微多孔膜をコーティングセパレータの原料、プロセス、物性、開発経緯及び採用背景を含め基礎、現状、課題及び今後の展望を解説
セパレータ製造の工程要素である塗工、乾燥、延伸技術の要点
日時 【ライブ配信】 2025年9月30日(火)  13:00~17:00
【アーカイブ配信】 2025年9月10日(水)  まで受付(視聴期間:9/10~9/25)
受講料(税込)
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早期申込割引価格対象セミナー【オンライン配信セミナー1名受講限定】

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8月1日からの1名申込み:  受講料 39,600円(E-Mail案内登録価格 37,840円 )
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配布資料製本資料(開催日または視聴開始日の、5日前に発送予定)
※ライブ配信受講を開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が、
 開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
オンライン配信ライブ配信(Zoom) ►受講方法・接続確認申込み前に必ずご確認ください
アーカイブ配信 ►受講方法・視聴環境確認申込み前に必ずご確認ください
備考※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識Liイオン電池(LIB)用セパレータの市場動向(その用途のLIBやEVを含む、主に中国や新規市場)、製品、プロセス、物性試験法、セパレータの物性とLIBの性能や安全性との関係、標準化・規格化の動向とその背景、開発経緯・歴史(微多孔膜が選定された理由等)に関する基礎知識、現在の開発課題・動向・今後の展望の概要
対象LIBメーカ、その材料メーカ、それらの原料や製造装置メーカ、LIBを搭載するEV、定置蓄電(ESS)、スマートフォン、ノートパソコン等のメーカの研究・技術開発・市場調査に携わる方
キーワード:
【第1部・第3部】セパレータ,微多孔膜,コーティング,バッテリー,リチウムイオン電池,ポリエチレン,押出,延伸,EV 
【第2部】LIB セパレータ,Roll To Roll,塗工,グラビア,乾燥

セミナー講師

温故・拓新バッテリーマテリアルズ(株) 代表取締役 山田 一博 氏 
 元東レバッテリーセパレータフィルム(株)、 元東燃化学(株)
 【講師紹介】
AndanTEC 代表 浜本 伸夫 氏 
 元富士フイルム(株)、元サムスン電子
 【講師紹介】

セミナー趣旨

第1部及び第3部(山田氏)
 Liイオン電池(LIB)は1991年世界で初めて商業化され、そのセパレータとしてポリエチレン(PE)湿式微多孔膜(東燃化学)が採用された。現在でも高エネルギー密度・高容量LIBでは基材としてPE等のポリオレフィン(PO)の微多孔膜を基材としたコーティングセパレータが主流である。セパレータはLIBの高安全・高信頼・高性能を支える材料の一つであり、セパレータ物性との関係は複雑である。LIBからの要求の現状、それを達成する為の微多孔膜・それを基材としたコーティングセパレータの原料、プロセス、物性について、開発経緯及び採用された背景を含め基礎から、現状、課題及び今後の展望の概要を説明する。

第2部(浜本氏)
 EV普及などLIBのニーズが高まり、薄型、高容量化の課題として、電極だけでなくセパレータの均質化、高品質化、安全性確保がより重要な課題になっている。本セミナーではセパレータ製造の工程要素である塗工、乾燥、延伸につき、要点を解説する。

セミナー講演内容

第1部 セパレータの市場動向と基礎 13:00~14:20(山田氏)
 1.市場動向
  1-1.LIB及びその用途(EV等)
  1-2.LIB用セパレータ
  1-3.最近のトピックス(中国市場、新規市場)
 2.電池用セパレータ
  2-1.役割
  2-2.電池用セパレータ向け高分子多孔質材料の種類
 3.LIB用セパレータ
  3-1.開発経緯・歴史
  3-2.LIB用セパレータの物性・品位
 4.ポリオレフィン微多孔膜
  4-1.種類
  4-2.製法(多孔化法)
 5.コーティングセパレータ
  5-1.種類
 5-2.製法(多孔化法)

第2部 LIBセパレータ関連工程技術 ~グラビア塗工、乾燥を中心に~ 14:30~15:30(浜本氏)
 1.LIBセパレーター工程の分類
  1-1.湿式工程
  1-2.乾式工程
 2.グラビア塗工
  2-1.方式の分類(正転・逆転・キス方式・密閉式・小径型)
  2-2.塗工可能領域(スジとカスケード)
  2-3.セルの過充填と部分充填
  2-4.ドクターブレードの役割と分類
  2-5.端部の厚塗り対策
 3.乾燥工程
  3-1.乾燥の3要素
  3-2.「減率乾燥」と「限界含水率」
  3-3.乾燥風の吹き出し方式(二次元ノズル・多孔板・浮上系)
  3-4.乾燥に関わる物性値(蒸発潜熱、飽和蒸気圧)
  3-5.ルイスの近似(水系と有機溶剤系の違い)
  3-6.蒸発潜熱の推算方法
  3-7.飽和蒸気圧の温度依存性(アントワンの式)
  3-8.乾燥計算(簡易な減率乾燥の見積もり)
  3-9.乾燥トラブルと対策(ベナールセル、白化、発泡)
 4.延伸工程
  4-1.一軸延伸
  4-2.二軸延伸
  4-3.ボーイング
  4-4.アニーリングと熱収縮

第3部 セパレータ最新技術など 15:40~17:00(山田氏)
 1.LIB用セパレータの物性と、LIBの性能や安全性との関係
 2.LIB用セパレータの標準化・規格化の動向とその背景
 3.LIB用セパレータの開発課題・動向・今後の展望
  3-1.開発課題・動向
  3-2.今後の展望
 4.最後に