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リチウムイオン電池のバインダーの基礎と開発動向

~現行電池のバインダーと開発動向、次世代電池やドライプロセスで必要なバインダー等~

受講可能な形式:【Live配信(アーカイブ配信付)】
★リチウムイオン電池の「バインダー」に着目して詳しく解説!
 ・リチウムイオン電池についての基礎的情報
 ・バインダーの役割と現在主に使われている材料
 ・最近のバインダー開発の動向、次世代電池で使われると見込まれるバインダー
 ・ドライプロセス(ドライ電極)の概要と検討されているバインダー

などなど、基礎から今後への考察まで、人気講師が解説します。
日時 2025年8月20日(水)  10:30~16:30
受講料(税込)
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 視聴期間:セミナー終了の翌営業日から7日間[8/21~8/27]を予定しています。
 ※アーカイブは原則として編集は行いません。
 ※視聴準備が整い次第、担当から視聴開始のメール連絡をいたします。
 (開催終了後にマイページでご案内するZoomの録画視聴用リンクからご視聴いただきます)
得られる知識・リチウムイオン電池およびバインダー技術の基本情報と最近の話題
・次世代二次電池の概要、特徴、問題点、市場性の考え方、バインダーに対する要求特性など
・ドライプロセス(ドライ電極)についての知識
・新聞を賑わす電池の動向について材料の切り口からの理解

セミナー講師

(株)スズキ・マテリアル・テクノロジー・アンド・コンサルティング
代表取締役社長 技術コンサルタント  鈴木孝典 氏

[略歴]
1986年4月 (株)クレハ(当時:クレハ化学工業(株))入社 総合研究所 ポリフェニレンスルフィド(PPS)重合条件の検討、該社初の量産プラントの立ち上げスタッフとして勤務
1989年4月 ポリプラスチックス(株)(出向) フォートロン開発部 PPS樹脂市場開発・技術サポート
1994年4月 総合研究所 加工技術研究所 射出・押出成型用コンパウンド研究
1994年4月 KPS部 PPS市場開発、PPS樹脂・コンパウンド・機能性フィルム市場開発
1997年4月 機能樹脂部(アカウントマネージャー) フッ化ビニリデン・電池材料・PPS樹脂材料開発・市場開発
2001年4月 機能材料部 (フッ素樹脂担当マネージャー) 電池材料用途フッ化ビニリデンの材料開発、営業・市場開発
2002年4月 大阪支店 (機能材料部長) ポリフェニレンスルフィド、フッ化ビニリデン、カーボンファイバー、特殊活性炭、炭素繊維系断熱材、制電樹脂、光学樹脂、電池向けフッ化ビニリデンバインダーの市場開発、営業、技術サポート管掌。材料開発支援。 部署売上:50億円/年
2011年4月 (株)クレハ・バッテリー・マテリアルズ・ジャパン出向(開発担当部長) 電池向けフッ化ビニリデンバインダー・負極用炭素材料の開発。テクニカルサポート。 品質保証部長(兼務) ISO9001取得プロジェクトで品質保証システムの構築指揮。(2012年12月認証)
2012年9月 (株)クレハ 退職
2012年10月 アルケマ(株)入社 (2018年12月31日退社) 京都テクニカルサービスセンター (シニアディベロップメントマネージャー)
2020年3月 (株)スズキ・マテリアル・テクノロジー・アンド・コンサルティングを設立 代表取締役社長に就任

セミナー趣旨

 リチウムイオン電池材料の中でバインダーは主材料ではありません。そのため、なかなか話を聞く機会が少ない事と思います。
バインダーは電池の中で活物質を電極状に塗りつける為の糊でですが、電池の中という環境は、活物質だけで無く、電解液、セパレータ、導電助剤などと一緒に深く関わり合いながら使用されるという非常に大事な役割を担っている。
 本セミナーでは、バインダーの基礎について解説するとともに、最近の材料開発の動向や次世代二次電池・ドライプロセスにおいてバインダーをどのように考えるかについてもご説明いたします。

セミナー講演内容

1.リチウムイオン電池市場
  1.1 xEVリチウムイオン電池市場
  1.2 正極活物質別LiB市場の伸長
  1.3 リチウムイオン電池生産量の推移(長期)
 
2.リチウムイオン電池とバインダーの基礎
  2.1 リチウムイオン電池とはどんな電池か?
  2.2 バインダーの役割
  2.3 なぜPVDF、SBRなのか
 
3.リチウムイオン電池の性能とバインダーの関係
  3.1リチウムイオン電池に求められる性能
  3.2 個々の要求に対するバインダーからの対応
  3.3 高接着性バインダー
  3.4 水系バインダー
  3.5 セパレーターコーティング用バインダー
 
4.正極の高電圧化、負極の高容量化、電池長寿命化への対応
  4.1 正極高電圧化
  4.2 負極高容量化
  4.3 長寿命化
 
5.次世代二次電池の候補とバインダー
  5.1 リチウム金属負極電池
  5.2 Si系負極材料
  5.3 全固体電池
  5.4 ナトリウムイオン電池
  5.5 リチウム硫黄電池
  5.6 リチウム空気電池
 
6.ドライプロセスにおけるバインダー
  6.1 ドライプロセスの種類
  6.2 ドライプロセスの利点
  6.3 ドライプロセスの問題点・課題
  6.4 バインダーからのアプローチ
 
7.最近のバインダー材料開発に関する話題 
  7.1 テスラ4680電池の話題
  7.2 トヨタの電池戦略とバインダー
  7.3 ホンダの全固体電池
  7.4 日産自動車の全固体電池とバインダー
  7.5 中国電池メーカーの電池開発
 
8.その他

□ 質疑応答 □