セミナー 印刷

膜分離技術2セミナーのセット申込みページ
「9/24:無機分離膜」と「9/25:膜ファウリング対策」

【1日目】カーボンニュートラルに向けた膜分離の基礎、無機分離膜の最新動向
【2日目】膜分離技術の基礎と膜ろ過プロセスの設計および膜ファウリング対策

受講可能な形式:
1日目は【Live配信】のみ、2日目は【Live配信(アーカイブ配信付)】のみ

★ このページは「9/24:無機分離膜」と「9/25:膜ファウリング対策」をお得にセットでお申込みができます。
  どちらも午後からのセミナーです。
日時 【1日目】 2025年9月24日(水)  13:00~16:30
【2日目】 2025年9月25日(木)  13:00~16:30
受講料(税込)
各種割引特典
66,000円 ( E-Mail案内登録価格 62,700円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体60,000円+税6,000円
E-Mail案内登録価格:本体57,000円+税5,700円
E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
  2名で66,000円 (2名ともE-Mail案内登録必須​/1名あたり定価半額の33,000円)
テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【オンライン配信セミナー受講限定】
 1名申込みの場合: 受講料 55,000円 (E-Mail案内登録価格 52,250円)
 定価:本体50,000円+税5,000円、E-Mail案内登録価格:本体47,500円+税4,750円
  ※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
  ※他の割引は併用できません。
特典■2日目の膜ファウリング対策のセミナーはアーカイブ付きです。■
【アーカイブの視聴期間】2025年9月26日(金)~10月2日(木)を予定
※動画は未編集のものになります。視聴ページは、開催翌営業日の午前中には、マイページにリンクを設定します。
※1日目のセミナーはアーカイブ付きではありません。
配布資料両日とも:PDFデータ(印刷可・編集不可)
※Live配信受講の場合は、開催2日前を目安に、S&T会員のマイページよりダウンロード可となります。
オンライン配信Live配信(Zoom) ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)
備考※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。

セミナー講演内容

■1日目■ 2025年9月24日(水) 13:00~16:30
カーボンニュートラルに向けた膜分離の基礎、無機分離膜の最新技術動向


<セミナー講師>
芝浦工業大学 教授 野村 幹弘 氏


<趣旨>
 カーボンニュートラルの実現には、二酸化炭素や水素の分離技術の効率化が重要である。膜分離は効率的な分離方法のひとつであり、その中でも無機分離膜は、高い選択性、耐圧性、耐熱性などを示すことにより、将来のガス分離技術の中核となることが期待されている。本講演では、まず、分離膜の基礎を紹介し、その後、代表的な無機分離膜の紹介を行う。最後は、最新の技術として、膜分離と反応を組み合わせた膜反応器の可能性を低減する。

<得られる知識・技術>
 分離膜の基礎(概論、評価方法、作製方法)、無機分離膜(代表的な無機分離膜、作製方法、分離性能制御、プロセス化の方法論)、膜反応器(概論、水素製造、二酸化炭素変換)

<プログラム>
1.分離膜の基礎
 1.1 分離膜の基礎知識
 1.2 分離膜の評価方法
 1.3 分離膜の作製方法

2.無機分離膜
 2.1 代表的な無機分離膜
 2.2 無機分離膜の作製方法
 2.3 水素分離用シリカ膜

  2.3.1 製膜方法
  2.3.2 分離性能制御
  2.3.3 長尺化の可能性
 2.4 二酸化炭素分離用無機膜
  2.4.1 ゼオライト膜
  2.4.2 シリカ膜の可能性
  2.4.3 アルカリセラミック膜の状況

3.膜反応器
 3.1 膜反応器の分類
 3.2 水素製造用膜反応器

  3.2.1 水蒸気改質用膜反応器
  3.2.2 グリーン水素製造用膜反応器
 3.3 二酸化炭素変換用膜反応器

4.総まとめ&総括質疑


  □質疑応答□
 

■2日目■ 2025年9月25日(木) 13:00~16:30
膜分離技術の基礎と膜ろ過プロセスの設計および膜ファウリング対策


<セミナー講師>
工学院大学 先進工学部環境化学科 教授 博士(工学) 赤松 憲樹 氏


<趣旨>
 膜を用いた水処理技術は,下廃水処理,海水淡水化,超純水製造など幅広い分野で用いられている。分離膜を使用すること自体は全く難しくないものの,分離試験を適切に行い,試験データを正しく解析しないと,スケールアップに繋げることができない。
 本講演では,最初に膜分離技術の基礎を丁寧に解説する。次に,濃度分極を考慮して,フラックスと阻止率を正しく評価・解析し,膜分離操作条件がフラックスと阻止率に与える影響を定量的に記述する方法を解説する。さらに重要な膜プロセスである濃縮・ダイアフィルトレーションについて設計法を解説する。近年では高濃度濃縮に関する膜技術の進展が目覚ましく,これらについても概説する。最後に,膜分離性能が低下する「ファウリング」について,その考え方を整理して説明し,また最新のファウリング対策技術についても解説する。

<プログラム>
1.膜分離技術の基

 1.1 膜分離のメカニズム
 1.2 実用上重要な膜性能評価パラメータと定義:フラックスと阻止率
 1.3 膜の分類
 1.4 膜ろ過法の分類
 1.5 膜を用いた水処理技術
 1.6 拡がる膜分離のアプリケーション
 
2.膜性能評価と解析
 2.1 膜性能評価の流れ
 2.2 濃度分極
 2.3 物質移動係数と推算法
 2.4 輸送方程式:Spiegler&Kedem式
 2.5 膜ろ過条件がフラックスと阻止率に与える影響
 2.6 Spiegler&Kedem式が適用できない場合
 
3.膜分離プロセスの設計
 3.1 回分濃縮
 3.2 ダイアフィルトレーション
 3.3 高濃度濃縮プロセスに関する研究開発事例
 
4.ファウリング対策
 4.1 膜性能変化の考え方
 4.2 直列抵抗モデルと抵抗分離の考え方
 4.3 ファウリング状態に影響を与える因子とファウリング物質
 4.4 高分子成分のファウリング抑制
 4.5 粒子成分のファウリング抑制

  □ 質疑応答 □