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生成AIを使用した戦略的な
FDA査察&PMDA査察対応セミナー

~経験してきた実際のFDA査察事例をもとに
生成AI活用による効率的な査察対応戦略を解説~

受講可能な形式:【会場受講】or【Live配信】のみ
※会場受講は40席限定(先着順)のため、お早めのお申し込みをお勧めします。
 



 
【ここがポイント】
★ 多くのFDA査察対応コンサルテーションや実際のFDA査察に立会った経験からFDA査察対応ノウハウを惜しみなく説明
★ 実際の事例でみるFDA査察対応~査察通知受け取りからForm 483対応完了まで~
★ 生成AIを活用した査察準備の効率化と品質向上
★ ChatGPT/Claude等を用いた査察対応文書の作成支援
★ AIによる指摘事項の傾向分析と予防的対応
★ FDA査察対応準備の方法とは
★ FDA査察は具体的にどう実施されるのか
★ 査察本番での対応のコツ
★ 指摘を1つでも少なくするための方法とは
★ 日本でのFDA査察再開時期(今年FDA査察はあり得るのか)
★ FDA査察での指摘への対応の仕方
★ ワーニングレターが出されるまでのフロー
★ PMDA査察との相違点と共通の対応戦略
【参加特典】
1. 査察対応テンプレート集
・FDA査察対応計画書テンプレート(日英併記)
・PMDA査察対応計画書テンプレート
・Form 483回答書サンプル(実例ベース)
・Warning Letter回答書サンプル
・査察対応チェックリスト(査察前・査察中・査察後)

2. 生成AI活用ツールキット
・生成AI活用ガイドライン(ChatGPT/Claude/Gemini対応)
・査察対応AIプロンプト集(100種類以上)
・規制要件解釈用プロンプト
・SOP整合性チェック用プロンプト
・回答書作成支援プロンプト
・英文品質向上プロンプト
・AI活用事例集(成功事例・失敗事例)
日時 【会場受講】 2025年8月20日(水)  10:30~16:30
【Live配信受講】 2025年8月20日(水)  10:30~16:30
会場 【会場受講】 東京・港区浜松町 ビジョンセンター浜松町  4F I室
会場地図
【Live配信受講】 オンライン配信  【Live配信受講】
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受講料(税込)
各種割引特典
55,000円 ( E-Mail案内登録価格 55,000円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体50,000円+税5,000円
E-Mail案内登録価格:本体50,000円+税5,000円
 
受講料(定価)

会場受講:1名申込価格 55,000円(税込) ※会場受講の方は製本テキスト・昼食付となります。
※前日に会場申し込みをされる場合、昼食のご用意ができないこと、ご了承ください。


ライブ配信受講:1名申込価格 44,000円(税込)
 
E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
配布資料会場受講:製本テキストとPDFテキスト(印刷可・編集不可)
Live配信受講:PDFテキスト(印刷可・編集不可)

  ※セミナー資料は、電子媒体(PDFデータ/印刷可)をマイページよりダウンロードいただきます。
    (開催前日を目安に、ダウンロード可となります)
  ※ダウンロードには、会員登録(無料)が必要となります。
オンライン配信ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)
備考講義中の録音・撮影はご遠慮ください。

セミナー講師

(株)イーコンプライアンス 代表取締役 村山 浩一
【講師紹介】
 
【関連の活動など】
日本PDA 第9回年会併催シンポジウム 21 CFR Part 11その現状と展望
日本製薬工業協会 医薬品評価委員会 基礎研究部会主催(東京)
東京大学大学院医学系研究科 臨床試験データ管理学講座などにて多数講演。など

セミナー趣旨

演者は過去20年間に渡り、多くのFDA査察対応(医薬品・医療機器とも)を支援してきました。これまでにFDA査察に立ち会った経験などから、本セミナーでは、FDA査察を全般的にまた具体的にわかりやすく解説します。

さらに本セミナーでは、近年急速に発展している生成AI技術(ChatGPT、Claude、Gemini等)を査察対応業務に戦略的に活用する方法について、実践的な事例を交えて解説します。生成AIを活用することで、査察準備の効率化、文書作成の品質向上、指摘事項の予測と予防的対応が可能となり、査察対応業務の大幅な改善が期待できます。
米国に医薬品・医療機器を輸出している企業は輸出実績に関わりなく、FDA査察を受ける可能性があります。
日本におけるFDA査察はどのように実施されるのでしょうか。本セミナーでは、演者のこれまで多くのFDA査察対応コンサルテーションや、実際のFDA査察に立会った経験からFDA査察対応のノウハウを惜しみなく説明いたします。

FDA査察が予定されていたり、FDA査察の通知が来た場合、一体どのような準備をすれば良いのでしょうか。
FDA査察においてはFDAの要求事項(21 CFR)への深い理解が求められることはもちろん、査察本番における適切な資料のスピーディーな提出も必要となります。生成AIを活用することで、膨大な規制要件の理解支援、Q&A集の効率的な作成、査察対応文書の品質チェックなどが可能となります。
FDA査察の目的は、『粗悪な医薬品・医療機器・体外診断用医薬品の米国輸出を阻止し、米国における患者・ユーザを保護する。』ということです。したがって、企業は、自社の製品が安全で安心できるということをFDA査察官に客観的な証拠(文書)を提示して証明する必要があります。

指摘事項が何もない場合は良いのですが、指摘事項がある場合は、連邦食品医薬品化粧品法704(b)項「査察官は指摘事項を文書で製造所に提示すること」に基づいて、査察の最後の講評時(クローズアウトミーティング)に、FDA Form 483が発行されます。
クローズアウトミーティングにおいて、査察官との対話は誤解や説明の間違いを正す機会でもあります。 企業からの意見を査察官が考慮し、FDA Form 483の最終版を作成してくれますので、すでに改善した事項があれば説明すると良いでしょう。FDA Form 483には「最終的な評価はFDAコンプライアンス部門で実施されるので、FDA Form 483は査察時の指摘事項としての報告である。」と記載されています。
FDA Form 483により指摘された内容に対し、15営業日以内(必着)に改善策、スケ ジュールを盛り込んだレスポンスをFDAに送付しなければなりません。生成AIを活用することで、過去の指摘事例の分析、効果的な回答文書の作成支援、英文の品質向上などが実現できます。
FDAに対するレスポンスは、査察を実施した査察官宛に送付するのではなく、FDA本部に送付することに注意が必要です。指摘へのレスポンスは極めて詳細である必要はありません。また次回査察時に改善実施について確認されるので、確実に改善ができることを書くことが重要です。つまり、机上の空論のようなことは書いてはいけません。
FDA Form 483の回答が不十分であれば、Warning Letterをもらうことになってしまいます。

本セミナーでは、まずFDAの要求事項や指摘事項等などの理論面を解説し、さらに当社が経験してきた実際のFDA査察事例をもとに、FDA査察本番でとるべき対応をわかりやすく説明します。
また、PMDA査察への対応についても解説し、FDA査察との共通点と相違点を明確にした上で、両方の査察に効率的に対応できる統合的なアプローチを提示します。
また、来るべき査察時に使える「FDA査察対応計画書」、Form483への「回答書のサンプル」、**「生成AI活用ガイドライン」**を電子ファイルにて配布いたします。

セミナー講演内容

1. なぜFDAは査察を実施するのか
 • FDA査察の基本的事項
 • FDAが査察を行う理由
 • どんな企業がFDA査察官に安心感を与えるか
 • コンプライアンス達成のための内部統制
 • FDA査察の目的
 • Compliance Programとは
 • FDA査察の動向と課題
 • Supply Chainのグローバル化とFDA査察

2. FDA査察の種類
 • FDA査察の種類
 • PAI(Pre Approval Inspection)
 • 臨床試験の査察(GCP査察)
 • その他の査察
 • 定期査察サイト選択モデル(SSM)

3. FDAの組織と査察
 • FDAの組織
 • CDER(Center for Drug Evaluation and Research)の組織
 • OHI(Office of Human and Animal Food Operations)による査察活動 ※旧ORA
 • OHIによる査察(定期・特別)と措置
 • FDA Investigatorのバックグラウンドと教育訓練

4. FDA査察概要
 • FDA査察の典型的スケジュール(定期査察)
 • 査察スケジュールについて
 • 査察開始に当たっての確認
 • スケジュールに沿った具体的な留意点
 • FDAの査察の傾向
 • イベント管理 ~情報の連携~

5. GMPにおけるシステム査察
 • システム査察
 • 指摘事例:品質システム(Quality System)
 • 指摘事例:施設および設備管理システム(Facilities and Equipment system)
 • 指摘事例:原材料システム(Materials system)
 • 指摘事例:製造システム(Production system)
 • 指摘事例:包装および表示システム(Packing and Labeling system)
 • 指摘事例:試験室管理システム(Laboratory control system)
 • サイトマスターファイル

6. 医療機器における査察
 • 医療機器品質マネジメントシステム(QMS)規格の歴史
 • Quality System (QS) Regulation : Current Good Manufacturing Practice for Medical Device品質システム規則:医療機器の製造に関する基準(医療機器GMP)
 • Code of Federal Regulation (CFR) Title 21 Part 820
 • 21 CFR Part 820 QSR
 • QSIT(Quality System Inspection Technique)とは
 • FDAの査察対応 ~4つの領域~
 • QSITガイドGuide to Inspection of Quality Systems
 • QSITガイドの廃止について

7. 査察からW/Lまでのフロー
 • FDA査察実施の事前通知(定期査察の場合)
 • FDA査察実施の通知
 • FDA査察官決定の通知とトラベル情報
 • 遵守していない場合のペナルティ
 • Possible FDA Actions
 • FDA査察の評価
 • 査察からWarning Letterまでのフロー
 • NAI:No Action Indicated(措置指示無し)
 • VAI:Voluntary Action Indicated(自主的措置指示)
 • OAI:Official Action Indicated(強制措置指示)
 • FDA Form-483 list of observations
 • FDA Form 483
 • FDA Form 483を受取ったら
 • FDA Form 484とは
 • 査察終了後の対応
 • FDA査察の指摘事項(FDA Form 483)への回答期限について
 • Warning Letter
 • Establishment Inspection Report(EIR)

8. FDA査察対応の考え方と準備
 • どのような準備をすべきか?
 • 従業員のすべきこと
 • 査察対応計画書の作成
 • 査察対応計画書の内容
 • FDA査察の準備にあたって
 • 情報収集
 • 査察前準備
 • 模擬査察
 • 準備資料
 • Q&Aの作成
 • 査察に必要な部屋の確保
 • Document reviewを行う部屋のレイアウト図
 • バックヤードの目的
 • 査察対応の役割と責任
 • 対応責任者
 • 統括・進行係
 • 回答者
 • 資料探索係
 • 記録係
 • 連絡係
 • アドバイザー
 • 通訳
 • 送迎・おもてなし
 • 通訳
 • 監査報告書
 • 輸出品目とは限らない
 • "15分ルール"
 • 査察妨害行為に関するガイダンス
 • 査察時
 • 宣誓供述書(Affidavit)
 • 査察の結果に影響を及ぼす要因
 • 査察は短期決戦、一発勝負
 • 査察対応時のポイント
 • 指摘への対応 ~対応者の心得~
 • 査察期間中の全般的留意事項
 • 査察官への説明
 • 資料の提供
 • 査察をいかに有利に進めるか(弱い点をいかにカバーするか)
 • 回答の仕方
 • うまく回答できない原因
 • 回答に困るなどトラブルが発生した時の対応
 • 査察時に行ってはいけないこと
 • べからず集
 • 従業員のしてはならないこと
 • 庶務的事項
 • 査察官との最初の接触

9. 内部監査と改善
 • 自己点検(Self Inspection)について
 • PIC/S GMP Self Inspection(自己点検)
 • FDA QSR820.22 品質監査
 • 監査の目的
 • ISO-13485:20168 測定、分析および改善 8.2 監視および測定
 • 監査における2つの確認ISO-9000 適合性と妥当性~文書と記録~
 • 監査担当者の要件
 • 監査員の力量
 • 監査でみつけられた指摘事項はその扱いが難しい
 • 内部監査と是正処置
 • CAPAにおけるFDA対応の留意事項
 • CAPAとは?
 • 是正処置とは
 • 修正とは
 • 修正と是正処置の違い
 • 予防処置とは
 • 予防処置とはリスク管理のことである
 • 応急処置→修正処置→是正処置→予防処置
 • 是正処置がなく予防処置のみ発生する事例
 • ボーイング787型機の運航再開
 • 是正処置の考え方と実施
 • 周知徹底、教育訓練は是正処置にはならない
 • 是正処置(再発防止)のためには、根本的原因の特定が重要
 • 不適合発生の原因 ~システムの運用がなされていないこと(不実行)~
 • 不適合発生の原因分析フロー
 • 根本的原因(Root Cause)を見極める

10. 生成AIを活用した戦略的FDA査察&PMDA査察対応
 10.1 生成AI技術の査察対応への活用概論
  • 生成AI(ChatGPT、Claude、Gemini等)の基本理解
  • 査察対応業務における生成AIの活用領域
  • 生成AI活用のメリットとリスク管理
  • データセキュリティとコンプライアンスの考慮事項
 10.2 査察準備における生成AI活用
  • 規制要件(21 CFR、ICH、日本薬機法等)の効率的な理解支援
  • SOPや手順書の整合性チェックと改善提案
  • 査察対応Q&A集の自動生成と最適化
  • トレーニング資料の作成支援
  • ギャップ分析の効率化
 10.3 査察対応文書作成における生成AI活用
  • Form 483回答書の作成支援
  – 過去の回答事例の分析と学習
  – 効果的な回答構成の提案
  – 英文の品質向上とネイティブチェック
  • CAPA文書の作成支援
  – 根本原因分析の構造化
  – 是正措置・予防措置の立案支援
  • 査察対応計画書のテンプレート最適化
 10.4 指摘事項の予測と予防的対応
  • FDA Warning Letterデータベースの分析
  • 業界動向と指摘トレンドの把握
  • 自社リスクエリアの特定と対策立案
  • AIを活用した模擬査察の実施
 10.5 査察本番でのAI活用
  • リアルタイム情報検索と回答支援
  • 技術的質問への迅速な対応準備
  • 多言語対応(日英通訳支援)
  • 査察記録の効率的な作成
 10.6 PMDA査察への応用
  • FDA査察とPMDA査察の共通点と相違点
  • 日本の規制要件への生成AI活用
  • PMDAとのコミュニケーション最適化
  • 統合的な査察対応システムの構築
 10.7 生成AI活用の実践演習
  • ChatGPT/Claudeを使った査察Q&A作成演習
  • Form 483回答文書の作成演習
  • プロンプトエンジニアリングのベストプラクティス
  • 生成AI出力の品質評価と改善方法
 10.8 今後の展望と準備
  • AI技術の進化と査察対応への影響
  • 規制当局のAI活用動向
  • 組織内でのAI活用体制の構築
  • 継続的な改善とナレッジマネジメント

質疑応答・総括

※内容は予告なく変更になる可能性があります。