再構築が進むリチウムイオン電池2026
~ドライプロセス・バイポーラ電極・全固体化の技術潮流~
受講可能な形式:【ライブ配信(見逃し配信付)】
★ より軽量で急速充電可能なEVに向けて、現行の電極テクノロジーからの進化・再構築が求められるLiB
★ 固体電解質・全固体電池、正・負電極の多様化、硫黄電池、バイポーラ電池、ドライプロセス技術まで解説
| 日時 | 【ライブ配信(見逃し配信付)】 2026年3月4日(水) 10:30~16:30 |
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受講料(税込)
各種割引特典
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55,000円
( E-Mail案内登録価格 52,250円 )
S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体50,000円+税5,000円
E-Mail案内登録価格:本体47,500円+税4,750円
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E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料
1名分無料適用条件
2名で55,000円 (2名ともE-Mail案内登録必須/1名あたり定価半額の27,500円)3名で82,500円 (3名ともE-Mail案内登録必須) ※4名以上も1名追加ごとに27,500円を加算 2026年1月31日申込み受付分まで
定価/E-mail案内登録価格ともに:本体32,000円+税3,200円 ※1名様で開催月の2か月前の月末までにお申込みの場合、上記特別価格になります。 ※本ページからのお申込みに限り適用いたします。※他の割引は併用できません。 2026年2月1日申込み受付分から
定価:本体40,000円+税4,000円、E-Mail案内登録価格:本体38,200円+税3,820円 ※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。 ※他の割引は併用できません。 |
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| 特典 | ■ライブ配信受講に加えて、見逃し配信も1週間視聴できます■ 【見逃し配信の視聴期間】2026年3月5日(木)~3月11日(水)までを予定 ※このセミナーは見逃し配信付です。セミナー終了後も繰り返しの視聴学習が可能です。 ※ライブ配信受講を欠席し、見逃し配信視聴のみの受講も可能です。 ※録画データは原則として編集は行いません。 ※視聴準備が整い次第、視聴開始のメール連絡をいたします。 マイページからZoomの録画視聴用URLにてご視聴いただきます。 | ||
| 配布資料 | PDFテキスト(印刷可・編集不可) ※開催2日前を目安に、弊社HPのマイページよりダウンロード可となります。 | ||
| オンライン配信 | Zoomによるライブ配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)
見逃し配信について ※マイページからZoomの録画視聴用URLにてご視聴いただきます。 | ||
| 備考 | ※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。 ※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。 | ||
セミナー講師
泉化研(株) 代表 菅原秀一 氏
[専門]
・高分子化学 ・二次電池工学
[経歴]
1972年 東北大学 大学院 工学研究科 高分子化学専攻
1972年~2000年 呉羽化学工業(株) 機能材料部 技術担当部長
2000年~2005年 三井物産(株) 無機化学本部 PM
2005年~2009年 エナックス(株) 米澤研究所 先端技術室 PM
2005年~2009年 NEDO 系統連系蓄電池システム 研究PM
[専門]
・高分子化学 ・二次電池工学
[経歴]
1972年 東北大学 大学院 工学研究科 高分子化学専攻
1972年~2000年 呉羽化学工業(株) 機能材料部 技術担当部長
2000年~2005年 三井物産(株) 無機化学本部 PM
2005年~2009年 エナックス(株) 米澤研究所 先端技術室 PM
2005年~2009年 NEDO 系統連系蓄電池システム 研究PM
セミナー趣旨
2025年末の情報であるが、「欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は12月16日、2035年に内燃機関(エンジン)車の新車販売を原則禁じる目標を撤回する案を発表した。一定の条件を満たせば2035年以降もエンジン車の販売を容認する。」との報道があった。
EUは一体何のつもりで、あるいはどのような理想があって、4年前にICE廃止(2035年)を言い出したのだろうか。ここ数年の欧米におけるEVの状況と、それを支えるリチウムイオン電池の自国内生産の失敗は、誰の目にも明らかである。
EU=英独仏とは限らないが、これほどまでに欧州に技術力がないことは唖然とせざるを得ない。同様に米国においても、FORDやGMいずれも米国内での電池生産を、韓国3社(SKON、LGC、SDI)に委託したが、いずれも最近になって計画は白紙に戻った。翻って日本であるが、“周回遅れの日本EV”などと言われたが、脱炭素にほとんど役に立たないEVを、製造・販売しても無意味である。HEV車の電池の方が、髙性能で付加価値が高く、海外の電池メーカーがデッド・コピーしたくてもコピー出来ない技術である。
話変わって、最近の国産EVや軽EVの走行特性の進歩は目覚ましいものがある。走行700Km超のEVの電池は、安価が取り柄の中国製LFP正極電池では届かない性能領域である。さらにより軽量で急速充電が可能な次世代EVは、現行の電極テクノロジーでは不可能であり、脱・遷移元素正極、乾式プロセスの電極板、双極構造セル...、決め手は全固体セルである。
“周回遅れ”の日本メーカーが積み重ねて来た技術の再構築は、上記の欧米のギガセル工場をスクラップ化し、“電気”自動車に日本の技術が新たな標準となることを示している。
EUは一体何のつもりで、あるいはどのような理想があって、4年前にICE廃止(2035年)を言い出したのだろうか。ここ数年の欧米におけるEVの状況と、それを支えるリチウムイオン電池の自国内生産の失敗は、誰の目にも明らかである。
EU=英独仏とは限らないが、これほどまでに欧州に技術力がないことは唖然とせざるを得ない。同様に米国においても、FORDやGMいずれも米国内での電池生産を、韓国3社(SKON、LGC、SDI)に委託したが、いずれも最近になって計画は白紙に戻った。翻って日本であるが、“周回遅れの日本EV”などと言われたが、脱炭素にほとんど役に立たないEVを、製造・販売しても無意味である。HEV車の電池の方が、髙性能で付加価値が高く、海外の電池メーカーがデッド・コピーしたくてもコピー出来ない技術である。
話変わって、最近の国産EVや軽EVの走行特性の進歩は目覚ましいものがある。走行700Km超のEVの電池は、安価が取り柄の中国製LFP正極電池では届かない性能領域である。さらにより軽量で急速充電が可能な次世代EVは、現行の電極テクノロジーでは不可能であり、脱・遷移元素正極、乾式プロセスの電極板、双極構造セル...、決め手は全固体セルである。
“周回遅れ”の日本メーカーが積み重ねて来た技術の再構築は、上記の欧米のギガセル工場をスクラップ化し、“電気”自動車に日本の技術が新たな標準となることを示している。
セミナー講演内容
1.リチウムイオン電池の基本構成と充・放電動作
・化学電池、充放電の電極反応、充電と放電
2.EVなど実用電池の特性レベル
・パワーW/Kg、エネルギーWh/Kg、SOCとサイクル特性
3.固体電解質の種類、特性と液系との比較
・酸化物系、硫化物系ほか、化学量論とイオン伝導度
4.セルを構成するイオンと電子伝導Pathの形成
・イオン伝導mS/cmと温度、二次元から三次元へ、正・負極材の電導性とイオン伝導性
5.全固体電池の実用化への現状と課題
・硫化物系電解質の生産、メーカーの動向、酸化物系とハイドライド系
6.正・負電極の多様化と選択
・正極材(単元系、多元系とLFP)
・負極材(C6系、Si系など高容量系)、LTOとNTO系
7.(リチウム負極/硫黄正極系)電池の理論、構成と可能性
・理論容量と実用容量、硫化物系との連系、メーカーの開発動向
8.硫黄系固体電解質の化学特性と安全性
・化学特性、硫化水素の規制濃度と発がん性、消火と消防法
9.双極子(バイポーラー)電池及びドライ電極への展開
・双極子vs.単極子、固体電解質系でのメリット、メーカー動向
10.まとめ(終章)
・リチウムイオン電池と異業種の連携、セルの標準化と互換性
□ 質疑応答 □
・化学電池、充放電の電極反応、充電と放電
2.EVなど実用電池の特性レベル
・パワーW/Kg、エネルギーWh/Kg、SOCとサイクル特性
3.固体電解質の種類、特性と液系との比較
・酸化物系、硫化物系ほか、化学量論とイオン伝導度
4.セルを構成するイオンと電子伝導Pathの形成
・イオン伝導mS/cmと温度、二次元から三次元へ、正・負極材の電導性とイオン伝導性
5.全固体電池の実用化への現状と課題
・硫化物系電解質の生産、メーカーの動向、酸化物系とハイドライド系
6.正・負電極の多様化と選択
・正極材(単元系、多元系とLFP)
・負極材(C6系、Si系など高容量系)、LTOとNTO系
7.(リチウム負極/硫黄正極系)電池の理論、構成と可能性
・理論容量と実用容量、硫化物系との連系、メーカーの開発動向
8.硫黄系固体電解質の化学特性と安全性
・化学特性、硫化水素の規制濃度と発がん性、消火と消防法
9.双極子(バイポーラー)電池及びドライ電極への展開
・双極子vs.単極子、固体電解質系でのメリット、メーカー動向
10.まとめ(終章)
・リチウムイオン電池と異業種の連携、セルの標準化と互換性
□ 質疑応答 □
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