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知っているつもりの実験器具の常識

化学実験の間違った”当たり前”が引き起こす「誤差」「事故」「再現性欠如」

受講可能な形式:【Live配信(アーカイブ配信付)】のみ
 
「同じ条件で実験しているのに、なぜか再現できない」その原因、器具の扱いに潜んでいませんか?
慣れや思い込みが招く誤差・事故・再現性欠如を、
試薬メーカー分析部門で30年の経験を持つ講師が、具体的な事例とともに解説。

正確で安全な実験に向けて、新人・新任を指導する立場の方にもおすすめの一講です。
日時 2025年12月10日(水)  13:00~16:30
受講料(税込)
各種割引特典
49,500円 ( E-Mail案内登録価格 46,970円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体45,000円+税4,500円
E-Mail案内登録価格:本体42,700円+税4,270円
E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
2名で49,500円 (2名ともE-Mail案内登録必須​/1名あたり定価半額の24,750円)
【研修パック】対象セミナー
3名以上の申込みで 1人あたり19,800円
 本体18,000円+税1,800円(一人あたり)
  ※受講者全員のE-Mail案内登録が必須です。
  ※お申込みフォームで【研修パック】を選択のうえお申込みください。
  ※本ページからのお申込みに限り適用いたします。※他の割引は併用できません。
1名でのお申込みには、お申込みタイミングによって以下の2つ割引価格がございます
早期申込割引価格対象セミナー【1名受講限定】
10月31日までの1名申込み : 受講料 31,900円(E-mail案内登録価格 31,900円)
 定価/E-mail案内登録価格ともに:本体29,000円+税2,900円
  ※1名様で開催月の2ヵ月前の月末までにお申込みの場合、上記特別価格になります。
  
※本ページからのお申込みに限り適用いたします。※他の割引は併用できません。
テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【オンライン配信セミナー受講限定】
11月1日からの1名申込み: 受講料 39,600円(E-Mail案内登録価格 37,840円)
 定価:本体36,000円+税3,600円
 E-Mail案内登録価格:本体34,400円+税3,440円
  ※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
  ※お申込みフォームで【テレワーク応援キャンペーン】を選択のうえお申込みください。
配布資料製本テキスト(開催日の4、5日前に発送予定)
※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が、
開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
Zoom上ではスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
※資料の形態・配布方法は変更になる可能性がございます、予めご了承ください。
オンライン配信ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)

セミナー視聴はマイページから
お申し込み後、マイページの「セミナー資料ダウンロード/映像視聴ページ」に
お申込み済みのセミナー一覧が表示されますので、該当セミナーをクリックしてください。
開催日の【2日前】より視聴用リンクが表示されます。

アーカイブ(見逃し)配信付き
視聴期間:12月11日(木)~12月17日(水)
※アーカイブは原則として編集は行いません
※視聴準備が整い次第、担当から視聴開始のメールご連絡をいたします。
(開催終了後にマイページでご案内するZoomの録画視聴用リンクからご視聴いただきます)
備考※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識
・実験器具に関する「知ってるつもり」を見直す視点
・誤差や事故を防ぐための実践的知識
・再現性と安全性を高めるための教育・指導方法
 
受講対象
・日頃の実験業務の見直しや基本の再確認をしたい方
・実験を指導する立場になり改めて注意点を確認したい方 など

セミナー講師

お茶の水女子大学 サイエンス&エデュケーション研究所
特任講師 博士(学術) 植竹 紀子 氏

【専門】科学教育、理科教育、分析化学
【略歴】試薬メーカー分析部門で約30年の勤務経験

セミナー趣旨

 化学実験の現場では、ビーカーやメスシリンダー、ピペット、フラスコ、冷却器具など、数多くの実験器具が日常的に使用されています。これらの器具は、研究開発や品質管理の最前線で欠かせない存在ですが、「慣れているから大丈夫」や「当たり前」と思っているその方法が、実は誤差を生み、事故を招き、再現性を損なう原因になっているかもしれません。
 本講演では、こうした「知ってるつもりの実験器具の常識」を改めて検証し、正しい器具の選択と使用方法、安全な取り扱いについて具体的に整理します。さらに、実際の研究現場で発生した誤差・再現性欠如・事故事例を紹介しながら、「知ってるつもり」の落とし穴を見直します。また、技術職として後輩、新入社員の指導や現場改善に役立つポイントもお伝えします。
「実験の信頼性は、器具の正しい取り扱いから始まる」― この基本を改めて見直し、明日からの研究・業務の改善に役立てていただけますと幸いです。

セミナー講演内容

1.イントロダクション
 ・器具の誤った常識が引き起こす3つの問題
 ・「自分が正しく扱う」+「後輩に正しく伝える」ことの重要性

2.実験器具の“常識”と落とし穴
 ・測定・調製器具
 ・加熱・冷却器具
 ・支持・固定器具
 ・安全装備・補助器具

3.誤差・事故を招く“思い込み”の正体
 ・誤差の原因と事例
 ・事故の原因と事例
 ・再現性欠如の原因と事例

4.実験器具の選び方と再現性の確保
 ・実験目的に応じた器具選定の基準
 ・校正・点検と記録の重要性
 ・標準作業手順書(SOP)の徹底による再現性向上

5.技術者が知っておくべき指導ポイント
 ・よくある指導の失敗例
 ・効果的な指導方法
 ・“成長段階”に応じた指導

6.日常業務でのチェックリストと改善ポイント
 ・使用前点検:破損・劣化の確認
 ・使用中点検:固定・温度・薬液量の確認
 ・使用後点検:洗浄・乾燥・保管の徹底
 ・現場で実践できる改善のヒント

7.まとめ
 

 □質疑応答□