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塗料入門
~塗料を構成する材料と配合設計の基本を学ぶ~

*バインダー樹脂・溶剤とシンナー・顔料と分散、水性塗料設計まで*

受講可能な形式:【Live配信(アーカイブ配信付)】or【アーカイブ配信】
■塗料の基礎から応用までをわかりやすく解説
■樹脂・溶剤・顔料、それぞれの役割と選定ポイントを習得
■知っておきたい塗料の科学と配合設計の考え方が学べる
■環境対応・水性塗料など近年の動向にも対応
など、塗料の材料技術について経験の浅い方を主対象に実務的に役立つ知識を凝縮してご提供します。
日時 【Live配信】 2025年7月18日(金)  10:30~16:30
【アーカイブ配信】 2025年8月4日(月)  まで受付(視聴期間:8/4~8/18)
受講料(税込)
各種割引特典
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定価:本体50,000円+税5,000円
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  ※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
  ※お申込みフォームで【テレワーク応援キャンペーン】を選択のうえお申込みください。
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配布資料PDFデータ(印刷可)
弊社HPマイページよりダウンロードいただきます(開催2日前を目安にDL可となります)。
オンライン配信ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)
アーカイブ配信 ►受講方法・視聴環境確認(申込み前に必ずご確認ください)

セミナー視聴はマイページから
お申し込み後、マイページの「セミナー資料ダウンロード/映像視聴ページ」に
お申込み済みのセミナー一覧が表示されますので、該当セミナーをクリックしてください。
Live配信は開催日の【2日前】より、アーカイブ配信は【配信開始日】より
視聴用リンクが表示されます。
備考※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識・塗料組成の概要
・塗膜の機能
・付着のメカニズム
・塗料用合成樹脂および硬化剤の基礎知識
・シンナー設計の考え方と溶解性パラメーター
・顔料の役割と顔料分散技術の概要
・環境対応塗料の概要
・水性塗料の設計技術

セミナー講師

郷司技術士事務所 代表​ 技術士(化学部門) 郷司春憲 氏

【経歴】
1978年 日本ペイント(株)に入社 顔料分散などの界面化学に関する研究開発 生産技術開発に従事
     開発プロジェクトマネージャー 生産技術研究部長などを歴任
2008年~2013年 (社)色材協会理事
2014年 日本ペイント(株)退職
2014年 郷司技術士事務所開設、技術コンサルタントとして活動中 多数の企業に技術指導の実績を有する

【専門】
界面化学分野

 

セミナー趣旨

 塗料は被塗物へ美観を付与し、錆や腐食などの劣化を防止するなど、古くから社会インフラの整備に貢献してきた。また美観や保護以外にもさまざまな特殊機能を有する機能性塗料も増えている。また近年は光学部品、電池や各種電子部品・デバイスなど塗料・コーティング材は活躍の場を大きく広げてきている。
 塗料設計は高分子化学、無機および有機化学、物理化学、コロイド化学、界面化学、レオロジー、色彩科学など多くの科学技術から成る複合技術である。広範囲の知識が必要であり、その複雑さのために従来は試行錯誤的なアプローチも多かった。
 本セミナーでは塗料設計が科学的に理解できるように、塗料がどのような材料で構成され、それらがどのような考えや科学に基づいて配合され塗料性能をコントロールしているのか分かりやすく解説したい。

セミナー講演内容

1.塗料の基礎知識
  1.1 塗料・塗装の役割と機能
  1.2 塗料の構成成分
  1.3 塗料の製造方法
  1.4 塗料の固まるメカニズム(ラッカー型、架橋型など)
  1.5 なぜ塗膜はくっつくのか
  1.6 知っておきたい技術用語
 
2.塗料のバインダー樹脂
  2.1 代表的な樹脂の種類と特徴
  2.2 樹脂の性質を決める代表的な特性値(Tg,分子量,SPなど)
  2.3 主要な樹脂の構造と設計
   ・アクリル樹脂
   ・ポリエステル樹脂
   ・ウレタン樹脂
   ・エポキシ樹脂
  2.4 主要な硬化剤と反応メカニズム

3.溶剤の選定とシンナー設計
  3.1 シンナー設計の考え方
  3.2 溶解性パラメーター
  3.3 蒸発速度
  3.4 シンナー設計と仕上がり肌・塗装トラブルとの関係
 
4.顔料と顔料分散
  4.1 顔料の種類と特徴・機能
  4.2 発色のメカニズム
  4.3 上手に顔料を分散するコツ
  4.4 分散良否はどう判定するのか
  4.5 分散の難しい顔料と顔料分散剤の利用技術
 
5.環境対応塗料と水性塗料
  5.1 カーボンニュートラルに対する塗料業界の取り組み
  5.2 各種の環境対応塗料とVOC削減効果・カーボンフットプリント
  5.3 水性塗料の組成と課題
   ・各種水性樹脂と特徴
   ・水の特性と水性塗料設計の課題
   ・添加剤の役割
 
□ 質疑応答 □