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ナノカーボン/ナノ粒子への表面グラフト化による
機能付与および分散性制御技術

―生体親和性・抗菌・防かび性・難燃性などの機能付与―
―グラフト化によるナノ粒子の分散制御技術とその応用―

受講可能な形式:【Live配信(アーカイブ配信付)】or 【アーカイブ配信】のみ

新規機能材料開発のためのナノ材料表面グラフト化技術を学べる
カーボンナノチューブやグラフェンなどのナノカーボンや、シリカ粒子などを機能化するためのグラフト化技術について、ポリマーグラフトナノ粒子の合成と実験方法、表面評価方法、ナノ材料表面の機能設計、分散制御技術、応用展開までを解説します。
新規機能材料開発のための表面機能設計や分散制御技術、ナノ材料表面グラフト化技術を応用する知識を習得できるセミナーです。
是非この機会にお役立てください。
日時 【Live配信(アーカイブ配信付)】 2024年9月30日(月)  13:00~17:00
【アーカイブ配信】 2024年10月10日(木)  まで受付(視聴期間:10/10~10/24)
受講料(税込)
各種割引特典
49,500円 ( E-Mail案内登録価格 46,970円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体45,000円+税4,500円
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1名申込み: 受講料 37,400円(E-Mail案内登録価格 35,640円)
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配布資料 PDFテキスト(印刷可・編集不可)
※開催2日前を目安に、弊社HPのマイページよりダウンロード可となります。
※アーカイブ配信受講の場合は配信開始日(10/9)からダウンロード可となります。
オンライン配信ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)
 Live配信受講のアーカイブ(見逃し)配信について
 視聴期間:終了翌営業日から7日間[10/1~10/7中]を予定
 ※見逃し配信は原則として編集は行いません
 ※視聴準備が整い次第、担当から視聴開始のメールご連絡をいたします。
  (開催終了後にマイページでご案内するZoomの録画視聴用リンクからご視聴いただきます)
 
アーカイブ配信 ►受講方法・視聴環境確認(申込み前に必ずご確認ください)
備考※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識・ナノ粒子の表面グラフト化の方法論を理解することにより、粒子表面の機能設計と分散制御技術が習得できる。
・習得した技術を、最近注目のセルロースナノファーバーやセルロースナノクリスタルなどの新規ナノ材料のグラフト化への展開能力が得られる。                                                                  
・新規機能材料開発の一つの手段として、ナノ材料表面グラフト化技術を応用する知識が習得できる。
対象高分子化学の予備知識があった方が望ましい。

セミナー講師

新潟大学 自然科学系教育研究院 名誉教授/高分子学会フェロー 工学博士 坪川 紀夫 氏
専門:高分子合成、ナノ粒子表面改質、ナノカーボン材料、複合材料設計
ホームページ: https://ntnanocarbon.jimdofree.com
講師情報の詳細は【こちら

セミナー趣旨

 カーボンナノチューブやグラフェンなどのナノカーボン、及びシリカなどのナノ粒子表面へのポリマーのグラフト化反応の方法論についてまとめる。ついで、いくつかの具体例をあげて、ナノ粒子表面へ導入した官能基をベースとするポリマーグラフトナノ粒子の合成例や実験方法の実際と、その表面評価技術について解説する。また、ナノ粒子表面への抗菌性ポリマーのグラフト化や生物忌避性物質などの固定化によるナノ粒子表面への多彩な機能付与について述べる。炭素材料表面へのナノカーボンの固定化とその新規材料としての可能性や、表面グラフト化によるナノ粒子の分散制御技術についても解説する。さらに、ナノ粒子グラフト化技術のセルロースナノファイバーやセルロースナノクリスタルの表面疎水化への応用についても述べる。

セミナー講演内容

1.はじめに
 1.1 なぜ、グラフト化?
 1.2 ナノカーボンとナノ粒子の特徴
  1.2.1 カーボンブラック
  1.2.2 カーボンナノチューブ
  1.2.3 炭素繊維、気相生長炭素繊維
  1.2.4 フラーレン
  1.2.5 グラフェンと酸化グラフェン
  1.2.6 シリカナノ粒子
 1.3 セルロースナノファイバーとセルロースナノクリスタルの特徴
 
2.グラフト化の方法論〜育毛法と植毛法
 
3.表面から毛(ポリマー)を伸ばす〜育毛法
 3.1 ラジカル重合、リビングラジカル重合
 3.2 イオン重合
 3.3 デンドリマー合成法の応用
 
4.毛(ポリマー)を植え付ける〜植毛法
 4.1 表面官能基の利用
  4.1.1 表面官能基と末端反応性ポリマーとの反応
  4.1.2 リビングポリマーとの反応
  4.1.3 ポリビニルオキサゾリンの利用
  4.1.4 シランカップリング剤の利用
 4.2 グラフト反応の起点としてのナノカーボンの芳香族環(グラフェン構造)
    4.2.1 芳香族環の反応性〜酸化処理による官能基導入
    4.2.2 ナノカーボンはラジカルを捕捉する〜ラジカル捕捉能の利用
    4.2.3 芳香族環とフェロセンとの配位子交換反応の利用
    4.2.4 π-π相互作用の利用
 
5.炭素材料表面へのナノ粒子の固定化
 5.1 配位子交換反応の利用
  5.1.1 炭素材料表面へのナノカーボンの固定化
  5.1.2 炭素材料表面へのナノシリカの固定化
 5.2 ポリビニルオキサゾリンの利用
 
6.環境負荷の少ないグラフト反応〜大量合成を目指して
 6.1 溶媒を用いない乾式系における大量合成
 6.2 イオン液体を用いるグラフト重合
 
7.ナノ粒子表面グラフト鎖の評価技術
 7.1 グラフト率の評価
 7.2 表面分析機器による評価法
 7.3 熱分解GC-MSによる評価法
 
8.ポリマーグラフトナノ粒子の分散性
 8.1 表面ぬれ性の制御
 8.2 グラフト鎖による分散性制御
 8.3 分散性を生かしたポリマーグラフトナノ粒子の応用展開
 
9.分散性を付与したナノ粒子の応用展開
 
10.ナノ粒子表面への機能物質の固定化
 10.1 機能物質の固定化の意義
 10.2 生体親和性の付与
 10.3 生物忌避性の付与
 10.4 抗菌・防かび性の付与
 10.5 難燃性の付与
 10.6 その他
 
11.機能物質をインターカレートした層間化合物の利用
 11.1 安全で安心なフィラー〜添加剤の溶出とブルーミングの抑制
 11.2 インターカレーションとは?〜層間に機能物質を挟み込む
 11.3 リン系難燃剤のインターカレーション
 11.4 酸化防止剤のインターカレーション
 11.5 カプサイシンのインターカレーション〜安全で安心な船底塗料
 
12.セルロースナノファーバー(CNF)やセルロースナノクリスタル(CNC)へのグラフト化の応用展開
 12.1 CNFとCNC表面官能基変換
 12.2 TEMPO酸化CNF(TOCN)表面グラフト化
 12.3 CNCの表面グラフト化
 12.4 CNFとCNCへの機能付与 
 
13.おわりに

 □質疑応答□