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金属有機構造体(MOF)の合成・設計の基礎と
分離技術への利用・様々な応用展開

~MOFの合成法・評価法からガス吸着特性と拡散制御・精密分離、高分子の認識と分離~
~センシング、触媒、高分子合成・重合、バイオ関連などへの応用~

受講可能な形式:【Live配信(アーカイブ配信付)】のみ
★アーカイブ配信のみでも受講可能です(視聴期間:11/28~12/4) 

金属有機構造体(MOF)とはどんなものか?どのような機能があるのか?何に使えるのか?
MOFを研究・開発に活用したい方、新規分離技術・機能材料を探索する方におすすめのセミナーです!


本セミナーでは、MOFの基礎(構造・設計・合成法・評価法)から、ガス吸着・分離・貯蔵の実例、高分子やタンパク質分離、センサー・触媒・導電性材料など多彩な応用までを一挙に解説!


【CO/窒素やCO2/エチレンといったガスを分離・貯蔵する機能】 【ニトロ化合物のセンシング】
【高分子・糖鎖高分子の合成・重合】 【ナノカーボンの合成】 【ポリマーの集積構造制御】
【CO2の光還元】【カラムクロマトグラフィーへの適用】 【キラル転写】 【生体親和性の機能】 など
新規材料の開発などについても紹介します。

キーワード:多孔性材料、金属有機構造体、多孔性金属錯体、多孔性配位高分子、MOF、ガス分離、ガス貯蔵、分離精製
日時 2025年11月27日(木)  13:00~16:30
受講料(税込)
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49,500円 ( E-Mail案内登録価格 46,970円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体45,000円+税4,500円
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配布資料製本テキスト(開催日の4、5日前に発送予定)
※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、
 セミナー資料の到着が開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
 Zoom上ではスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
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アーカイブ(見逃し)配信について
 視聴期間:終了翌営業日から7日間[11/28~12/4]
 ※開催直後のアーカイブ配信は、開催終了後にマイページでご案内する
  Zoomの録画視聴用リンクからご視聴いただきます、原則として編集は行いません。
備考※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識・MOFの特長について知ることができる。
・MOFの設計・合成・評価の方法を具体的に知ることができる。
・MOFの利用方法について実際の例をもとに知ることができる。
・MOFの様々な利用例(分離剤・センサー・触媒・高分子合成等)について知ることができる。
・MOFを利用した新しい分離技術について知ることができる。
対象・MOFで何ができるか知りたい方
・とりあえずMOFを使ってみたい方
・MOFによるガス分離技術の特徴を知りたい方
・化学物質や高分子化合物の分離・検出・精製のための新しい技術を探している方

セミナー講師

東京大学 大学院工学系研究科 准教授 工学博士 細野 暢彦 氏
【ご経歴】
2011年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了(工学博士)、アイントホーフェン工科大学博士研究員、京都大学高等研究院物質−細胞統合システム拠点 (iCeMS) 特定助教、東京大学大学院新領域創成科学研究科講師を経て、2021年7月より現職。

【ご専門】高分子化学・材料化学
【WebSite】https://www.nhosono.com

セミナー趣旨

 近年、新しい多孔性素材として注目されている金属有機構造体(Metal-Organic Framework:MOF、多孔性金属錯体または多孔性配位高分子とも呼ばれる)について、その背景や特長、合成法・評価法の基礎から、具体的な合成例を紹介し、基本的なガス分離・貯蔵特性やMOFに固有の特徴について説明します。その後、ガス分離・貯蔵材料への利用に加え、様々な用途への応用例について広く紹介します。MOF合成の実際や、利用に関するエッセンス・ノウハウを知りたいという方、何から始めたらよいか考えている方にわかりやすく説明します。後半にはMOFを鋳型にした物質合成、ガス以外の分子の構造認識や分離法などに関するMOFを舞台とした最新研究についても紹介します。

セミナー講演内容

1.金属有機構造体(MOF)とは
 1.1 多孔性材料について
 1.2 Metal-Organic Framework (MOF)
 1.3 MOFの特徴
 1.4 配位子の設計
 1.5 典型的なMOF
 1.6 MOFの一般的な合成法
 1.7 MOFの一般的な物理特性・化学特性
 1.8 およその製造価格
 1.9 合成時のポイント
 1.10 MOFに関するデータベース等について
 1.11 実際の合成およびキャラクタリゼーションのスキーム

2.MOFを使ったガス貯蔵・分離
 2.1 MOFのガス吸着特性
 2.2 MOFによるガス貯蔵
 2.3 MOFによるガス分離
 2.4 「柔軟な」MOFによるガスの分離
 2.5 MOFを使ったガス分離技術の実際

3.MOFを使った高分子の認識と分離
 3.1 MOFへの高分子の吸着
 3.2 高分子の認識と分離
 3.3 MOFカラムによる高分子分離例
 3.4 MOFによるタンパク質の分離

4.MOFを使ったその他の機能開発の例
 4.1 分子センシング
 4.2 導電性
 4.3 イオン・プロトン伝導性
 4.4 バイオ関連化学への応用
 4.5 MOFを用いたクロマトグラフィ分離
 4.6 MOFのナノ空間を使った反応・合成
 4.7 MOFのナノ空間を使った高分子合成・制御
 4.8 MOFと高分子の複合による新機能材料
 
□質疑応答□