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インクジェットの各構成要素の
総合知識と課題解決

~アプリケーション、デバイス、装置、材料開発のために~

受講可能な形式:【ライブ配信】or【アーカイブ配信】のみ
原理、種類、民生用と産業用の違い、要素技術・プロセスの把握と改善
インク、ヘッドの重要特性、パラメータ変動と特性変化
最適吐出量、最適速度、不吐出とばらつき、不均一への具体的対策、、、、

各構成要素の技術、プロセス毎に基礎、重要特性、課題を解説
デバイス等の開発・生産にIJを活用したい、インク等の材料への要求を把握したい、IJ技術を応用したい、
インクジェット、およびその周辺(材料、装置、生産技術)に携わっている方、携わる方、おさらいしたい方は是非
インクジェット技術の全貌を基礎も含めて総合的に解説し、今後のIJ技術の可能性も探っていきます
日時 【ライブ配信】 2025年10月9日(木)  10:30~16:30
【アーカイブ配信】 2025年10月27日(月)  まで受付(視聴期間:10/27~11/10)
受講料(税込)
各種割引特典
55,000円 ( E-Mail案内登録価格 52,250円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体50,000円+税5,000円
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1名でのお申込みには、お申込みタイミングによって以下の2つ割引価格がございます
 
早期申込割引価格対象セミナー【オンライン配信セミナー1名受講限定】

8月31日までの1名申込み : 受講料 35,200円(E-mail案内登録価格 35,200円)
 定価/E-mail案内登録価格ともに:本体32,000円+税3,200円
  ※1名様で開催月の2ヵ月前の月末までにお申込みの場合、上記特別価格になります。
  ※本ページからのお申込みに限り適用いたします。※他の割引は併用できません。
 
テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【オンライン配信セミナー受講限定】

9月1日からの1名申込み:  受講料 44,000円(E-Mail案内登録価格 42,020円 )
 定価:本体40,000円+税4,000円
 E-Mail案内登録価格:本体38,200円+税3,820円
  ※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
  ※お申込みフォームで【テレワーク応援キャンペーン】を選択のうえお申込みください。
  ※他の割引は併用できません。
配布資料製本資料(開催日または視聴開始日の、5日前に発送予定)
※ライブ配信受講を開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が、
 開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
オンライン配信ライブ配信(Zoom) ►受講方法・接続確認申込み前に必ずご確認ください
アーカイブ配信 ►受講方法・視聴環境確認申込み前に必ずご確認ください
備考※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識・インクジェットの原理と種類
・民生用インクジェットと産業用インクジェットのちがい
・ヘッド、インクのパラメータ変動と特性変化
・ヘッド、システムから見たインクの重要特性
・最適吐出量、最適速度の決め方
・不吐出とばらつきの要因および具体的対策

セミナー講師

インクジェット・ジェーピー  代表 小藤 治彦 氏
※元セイコーエプソン(株)、元キャノン(株)
【講師紹介】

セミナー趣旨

最近は高機能なインクジェットプリンタが安価に市販されています。
そのため、インクジェット技術を新規に応用しようとする方は、容易にそれらを適用できると考えがちです。
しかし実際はそれほど簡単ではありません。
・インクジェット技術の応用をしたい方、
・デバイス等の開発のためにインクジェット技術を使おうとしている方、
・インクの開発をしていてインクジェット側からの要求を把握したい方に、
1.インクジェット各構成要素の特性把握のために原理的な説明をすると共に、
2.具体的な課題およびその解決方法について実務的に説明し、
3.現在及び将来の課題解決に役立ててもらいたいと考えています。

セミナー講演内容

1.本講習の目的

2.インクジェットはなぜ飛ぶか

 2.1 水鉄砲と同じ? それとも灯油ポンプ(醤油チュルチュル)と同じ?
 2.2 インクジェットはなぜ飛び続けるか?

3.インクジェットにはどんな種類があるか?
 3.1 大きく分けると2つ ‐オンデマンドタイプとコンティニュアスタイプ
 3.2 力の元:ピエゾとバブル/その強みと弱み

4.インクジェットの応用分野はどんなものがある?
 4.1 民生用インクジェット
 4.2 産業用インクジェット

5.インクジェットでまず起こる問題とは?
 5.1 インクはノズル内で乾いてはいけない。しかしメディア(紙面)上で乾かなければならない。さてどうするか?
 5.2 ちょっとしたことで必ず打たなくなる―ゴミや気泡

6.メディア上で乾かす方法は?
 6.1 こんなにある乾燥(定着)方法―いかに苦労してきたか
 6.2 専用紙
 6.3 油性インク/浸透インク
 6.4 超アルカリインク
 6.5 超浸透インク
 6.6 ホットメルトインク
 6.7 UVインク
 6.8 転写方式
 6.9 凝固剤吐出
 6.10 凝固剤塗布 
 6.11 赤外線、フラッシュ
 6.12 温風

7.インクジェットシステム開発の望ましい手順は?

8.民生用インクジェットと産業用インクジェットは何が違う?

 8.1 人間の目は,大きければ良く見える?
  コントラスト感度関数(CSF)

9.ドット不均一の例

10.不均一の原因概要

11.インクジェットヘッドのモデル化

 11.1 集中定数モデルは役に立つか
 11.2 「押し打ち」の式
 11.3 薄膜PZT

12.例題ヘッドの具体的なパラメータ変動と特性変化
 12.1 ノズル長さ、ノズル径、供給路長さ、供給路断面積のばらつきと特性変化
 12.2 圧力室幅、圧力室長さ、PZT厚さ、振動版厚さのばらつき
 12.3 インク粘度、インク密度、インク音速の変動
 12.4 30/50μmの気泡の存在
 12.5 圧電定数、駆動電圧のばらつき

13.速度変動に効く要因は何か(まとめ)

14.吐出量変動に効く要因は何か(まとめ)

15.モデル解析から判る事

16.同じヘッドでも特性が違う/押打ちと引き打ち

17.インクにはどんな種類がある?

18.ヘッド、システムから見たインクの重要特性(パラメータ)

 18.1 粘度
 18.2 表面張力
 18.3 密度
 18.4 ぬれ性
 18.5 粒径
 18.6 音速

19.ヘッド、システムから見たインクの重要特性(ヘッド内挙動)
 19.1 接液性
 19.2 界面凝集
 19.3 電界、電池形成
 19.4 分散破壊、凝集、沈殿
 19.5 コゲ(BJ)
 19.6 気泡発生

20.最適吐出量の決め方
 20.1 ドットピッチと最適吐出量
 20.2 細線印刷の工夫

21.最適速度の決め方
 21.1 着弾精度
 21.2 安定性
 21.3 サテライト

22.飛翔速度と着弾精度

23.インクジェットの測定法および評価法

 23.1 測定法
 23.2 評価法

24.ノズル毎のばらつきに対する対策
 24.1 アクチュエータ、流路のばらつき低減
 24.2 ノズルのばらつき低減

25.不吐と経時的なばらつきの要因および具体的対策
 25.1 気泡
 25.2 ノズル面汚れ
 25.3 インク蒸発、界面凝集
 25.4 昇温
 25.5 残留振動
 25.6 クロストーク

26.ヘッドインク以外の要因と具体的対策
 26.1 環境
 26.2 装置
 26.3 負圧
 26.4 水頭差

27.その他の不均一対策
 27.1 マルチパス
 27.2 高速マルチパス
 27.3 不吐補完
 27.4 ノズル個別補正(DPN)
 27.5 ヘッドシェイディング補正

28.おわりに

質疑応答