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精油の化学:精油成分と香り、製造方法の体系的理解

精油成分と香り、製造方法、国産精油の現状を速習

受講可能な形式:【Live配信】のみ


食品、化粧品、医薬品、日用品の香り・機能性の付与に用いられ、
多様な製品の価値を高める重要な成分として活用されています。

近年では、間伐材等を活用した国産精油の生産を通じて、
森林資源の有効活用を図るとともに、持続可能な循環型社会の構築を目指す取り組みも。

植物はどのように香りを作り出すのか?に始まり、
国内の精油の生産事情、香気成分の化学的解説、調香への応用などをふまえ、
精油の製造方法を解説する、精油の化学的/工業的知見を半日で深めるセミナー。

 
日時 【Live配信】 2025年9月24日(水)  13:00~16:30
受講料(税込)
各種割引特典
49,500円 ( E-Mail案内登録価格 46,970円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体45,000円+税4,500円
E-Mail案内登録価格:本体42,700円+税4,270円
E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
2名で49,500円 (2名ともE-Mail案内登録必須​/1名あたり定価半額の24,750円)
7月30日申込み受付分まで
早期申込割引価格対象セミナー【1名受講限定】
1名申込みの場合 : 受講料31,900円(E-mail案内登録価格 31,900円)
 定価/E-mail案内登録価格ともに:本体29,000円+税2,900円
  ※1名様で開催月の2ヵ月前の月末までにお申込みの場合、上記特別価格になります。
  ※本ページからのお申込みに限り適用いたします。※他の割引は併用できません。

8月1日申込み受付分から
テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【オンライン配信セミナー受講限定】
1名申込み: 受講料 39,600円(E-Mail案内登録価格 37,840円)
 定価:本体36,000円+税3,600円
 E-Mail案内登録価格:本体34,400円+税3,440円
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配布資料PDFデータ(印刷可・編集不可)
※開催2日前を目安に、S&T会員のマイページよりダウンロード可となります。
※アーカイブ配信受講の場合は配信開始日からダウンロード可となります。
オンライン配信ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)
備考※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識 日本で生産されている香りについて、化学成分を含めて詳細に知ることができ、日本の香りを単独あるいは調香に応用し、新商品開発のヒントが得られる。また、日本古来の香りについても、その素材や化学についての知識を得ることができる。
精油生産に関わる技術を理論的に、そして実用化に向けたヒントを得ることができる。また、大量に廃棄されている芳香蒸留水から貴重な香気成分を回収する技術を知ることができ、廃棄物からのアップサイクルを実現できる。
精油成分の抽出では、精油の特徴的な香り成分を複合的に分離あるいは単離する技術を身につけ、新規の調香素材として活用できる。
対象香りについて知見を深めたい方、精油生産者、香粧品開発に関わる方、研究開発に関わる方、食品開発に関わる方など。

セミナー講師

セダーファーム 代表 長島 司 氏 元・高砂香料工業

【専門】香りの化学、精油生産技術、香りのブレンド
【紹介】
1973年 3月:明治大学大学院 農学研究科終了
1973年10月:高砂香料工業(株)入社
分析化学、精油の生産技術と精油成分の研究開発、合成香料の研究開発などを行い、後半は海外委託生産のコーディネート、海外自社工場の生産管理、自社合成香料のテクニカルマネージメントなどを行う。
国際精油会議にて、「沈香の新規セスキテルペン化合物」について研究発表(1983年シンガポール開催)
2012年 3月:高砂香料工業(株)を退職。香りとハーブ成分の講座やコンサルティングを展開中

セミナー趣旨

 香りという言葉からは、主にアロマテラピーが連想され、それに関連づけた講座は多くあるのに対し、私たちの身の回りにある香りについての解説は少ないのが現状です。
そこで本講座では、香りを化学的に理解していただくための解説、日本各地で作られている精油類の基本情報と化学的な解説、および日本の伝統的な香りについて解説します。また、アロマテラピーやプロフェッショナルパヒューマーの皆様が使われている香り素材がどのようにして作られるのかを解説いたします。

セミナー講演内容

1.香りの基礎化学
1.1 植物はどのように香りを作っているのか
1.2 精油成分と香り閾値
1.3 精油の香り持続性の分類
 
2. 日本の香り
2.1 精油生産の概況
 2.1.1 日本産精油の生産概況
 2.1.2 精油別分布
2.2 針葉樹の種類と香りの化学
 2.2.1 トドマツ・アカエゾマツ
 2.2.2 ヒバ・ヒノキ・スギ
2.3 広葉樹の種類と香りの化学
 2.3.1 クスノキ・クロモジ・芳樟
2.4 柑橘の種類と香りの化学
 2.4.1 ユズ、ハッサク
2.5 お香の香りと化学
 2.5.1 お香の原料
 2.5.2 沈香について
 
3. 香りの製造方法
3.1 水蒸気蒸留について
 3.1.1 水蒸気蒸留の理論的解説
 3.1.2 水蒸気蒸留器の種類と特徴
 3.1.3 芳香蒸留水の解説
 3.1.4 芳香蒸留水から香気成分を回収する
 3.2 溶剤抽出
 3.2.1 溶剤抽出の種類
 3.2.2 コンクリート・アブソリュート
 3.2.3 レジン・オレオレジン
 3.2.4 超臨界抽出
3.3 精油成分の抽出
 3.3.1 精油成分を抽出することについて
 3.3.2 精密蒸留法
 3.3.3 液-液抽出法
 3.3.4 結晶化法
 
 □質疑応答□