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フロー精密有機合成の基礎と
機能性化学品製造への応用・今後の展望

受講可能な形式:【会場受講】or【Live配信】のみ

医薬品をはじめ、香料・農薬・機能性材料など様々な精密化学品・化成品の合成に適用可能であり、
高効率、省エネルギー・低コスト、安全性、少量から大量生産まで対応可能など様々な利点をもつ「フロー精密合成技術」。
その基礎から、動向、研究例、実用化、課題・展望などについて解説します。
日時 【会場受講】 2024年8月5日(月)  13:00~16:30
【Live配信】 2024年8月5日(月)  13:00~16:30
会場 【会場受講】 東京・品川区大井町 きゅりあん  4F 第2特別講習室
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【Live配信】 オンライン配信セミナー  
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受講料(税込)
各種割引特典
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  定価:本体34,000円+税3,400円
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※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
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配布資料製本テキスト
・会場受講:当日に会場にてお渡しします。
・Live配信受講:開催日の4、5日前に発送予定
 ※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が、
  開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
  Zoom上ではスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
オンライン配信ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認申込み前に必ずご確認ください
備考※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識・連続フロー合成の基礎
・連続フロー合成の最近の動向
・連続フロー合成の課題
対象アカデミアにおける連続フロー合成の研究例が学習できます。
有機合成化学がベースとなる学問体系の一環なので、有機合成化学への理解が必要です。
フローケミストリー経験の有無は必要ありません。

セミナー講師

東京大学 大学院理学系研究科 グリーン・サステイナブルケミストリー社会連携講座 博士(理学) 特任教授 石谷 暖郎 氏
専門:有機合成化学、触媒化学、フロー化学
HP  :https://www.chem.s.u-tokyo.ac.jp/users/gsc/index_J.html

セミナー趣旨

 あらゆる製品の供給において、利潤を最大化するためには製造から市場までを一体化(連続)させることが重要です。食品や電化製品、自動車などではこの方式により既に効率の良い生産システムが構築されています。ところが、化学製品、特に医薬品などを代表とする高付加価値化学品の製造においては、生産システムの上流、すなわち製造過程で特に連続化が困難とされてきました。これは、医薬品などは構造が複雑なため、「流れ作業」的には到底製造できないと考えられてきたためです。従って、このような高付加価値化学品は大企業においても、高校・大学の化学実験で行うようなフラスコ反応様式によって製造されています。一方、演者らの注目する連続フロー法はこの現状を一変させる能力があり、化学品連続生産を現実にする切り札と言われています。しかし当然、これを現実のものとするためには、ボトルネックとなっている課題を解決する必要があります。
 本講演では、この課題克服のために検討されてきた、過去10年ほどの研究例をベースに、演者らの考えや展望などを概説します。

セミナー講演内容

1.連続フロー法とは
 1.1 バッチ法とフロー法
 1.2 フロー法の特性
 1.3 フロー有機合成の種類
 1.4 開発の歴史
 1.5 国内外の動向
 
2.均一系フローケミストリー
 2.1 均一系フローケミストリー概説
 2.2 均一系フローケミストリー研究例
 
3.フロー適合型有機合成研究例
 3.1 光有機合成反応
 3.2 有機電解反応
 3.3 固定化試薬を用いる反応
 
4.不均一系フロー有機合成研究例
 4.1 固定化試薬を用いる反応
 4.2 不均一系触媒を用いるフロー有機合成反応
 4.3 連続フロー水素化
 4.4 連続フロー炭素-炭素結合生成反応
 4.5 連続フロー炭素-窒素結合生成反応
 4.6 連結型「タイプIV」フローによる医薬品の連続合成
 
5.連続フローをサポートする技術
 5.1 インライン溶媒分離
 5.2 インライン分析
 
6.連続フロー実用化に向けて
 6.1 医薬品連続合成の実用化
 6.2 さらなる実用化に向けて
 6.3 想定される波及効果

 □質疑応答□