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手触り感・触覚認知のメカニズムと触感評価ノウハウ
および材料・商品開発への落とし込み

~化粧品・日用品・自動車・繊維/樹脂材料の手触り評価と商品開発事例~
~進展する触感研究とセンシングシステムの最新情報~

受講可能な形式:【Live配信(アーカイブ配信付)】のみ

「さらさら」「しっとり」「なめらか」など、なぜ我々は多彩な触感を感じるのか?
本セミナーでは手触り・触感の発現メカニズムの基礎と、最新の触覚センシング技術について、
そして種々の素材の評価事例を解説。
豊富で具体的な評価事例には明日から開発の現場で使えるテクニック・ヒントが満載。
是非この機会にお役立てください。

【キーワード】触覚 摩擦 熱 センシング 化粧品 日用品 繊維 自動車
このセミナーの受付は終了致しました。
日時 2024年7月5日(金)  10:30~16:30
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受講料(税込)
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定価:本体50,000円+税5,000円
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  ※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
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配布資料PDFテキスト(印刷可・編集不可)
開催2日前を目安に、弊社HPのマイページよりダウンロード可となります。
オンライン配信ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)

セミナー視聴・資料ダウンロードはマイページから
お申し込み後、マイページの「セミナー資料ダウンロード/映像視聴ページ」に
お申込み済みのセミナー一覧が表示されますので、該当セミナーをクリックしてください。
開催日の【2日前】より視聴用リンクと配布用資料のダウンロードリンクが表示されます。

アーカイブ(見逃し)配信について
視聴期間:7/8~7/10の3日間
※アーカイブは原則として編集は行いません
※視聴準備が整い次第、担当から視聴開始のメールご連絡をいたします。
(開催終了後にマイページでご案内するZoomの録画視聴用リンクからご視聴いただきます)
備考※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識
・触覚認知のメカニズム
・触覚センシング
・触覚に着目した商品開発の事例
 
受講対象
予備知識は特に必要ありません。
触覚とそのセンシングに興味のある方はどなたでもご参加ください。

セミナー講師

山形大学 学術研究院 化学・バイオ工学分野 教授 博士(工学) 野々村 美宗 氏
【専門】物理化学、界面化学、化粧品学
花王(株)でメイクアップ化粧料や身体洗浄料の商品開発を担当。
2007年から現職。日本化学会、日本油化学会、化粧品技術者会、日本香粧品学会会員

セミナー趣旨

 モノの手触りは化粧品・日用品・繊維から自動車・ロボット・バーチャルリアリティーまでさまざまな商品・システムやこれらを構成する原料・材料を開発する上で重要な評価項目となっており、操作性や機能に優れていることはもちろんのこと、触った瞬間に魅力が伝わったり、触れるほどに好ましく感じられるものを作り出すことが求められています。そのため、これらの分野では「使用感」「好感」「上質感」等の触感が求められることが一般になってきました。
 しかし、特に化学をバックグラウンドとする材料開発の現場では、顧客の求める抽象的な質感を実現するために、モノの手触りを的確に評価し、商品の設計に反映するために苦労されていることが多いのではないでしょうか?今回のセミナーでは、商品開発における触感の重要性をお話ししたうえで、触覚の認知メカニズムとヒトがなぜ「さらさら」「しっとり」「なめらか」等の多彩な触感を感じるのかを、私たちが開発した最先端の触覚センシングシステムを用いた研究成果に基づいてお話しします。また、各方面で利用されている触覚センシングシステムの特性について具体的に紹介したうえで、化粧品・日用品・繊維・塗料・自動車分野と関連する原料・材料の手触り評価とこれを利用した商品開発の事例を紹介します。明日から開発の現場で使えるテクニックをと説明しますので、ぜひご参考ください。

セミナー講演内容

1.材料開発における触覚センシングの重要性
 
2.手触り・触感の発現メカニズム 
 2.1 ヒト皮膚の構造と触覚受容器 特性の異なる4種類の受容器が多彩な感覚を生み出す
 2.2 触覚の不思議 年齢・性別・身体の場所によって感覚が変わるのはなぜ?
 2.3 脳における情報処理
 
3.ヒトはなぜ多彩な触感を感じるのか?
 3.1 ヒトそっくりの指モデル・人工皮膚をつけただけで触感評価の精度が向上?
 3.2 ヒトの自然で滑らかな動きを再現するバイオミメティック触覚センシング
 3.3 「しっとり」「さらさら」「ぬくもり」・・・ 多彩な感覚が発現する物理的なメカニズム
 
4.現在実用化されている触覚センシングシステムの仕組みと特性
 
5.化粧品・化粧品原料の手触り評価
 5.1 スキンケア・トリートメントの効果も一目瞭然? ヒト皮膚・毛髪の摩擦ダイナミクス
 5.2 商品の微妙な違いを識別するメイクアップ化粧料の摩擦ダイナミクス
 
6.日用品の手触り評価
 6.1 植物油脂を塗布した木材の自然な仕上がりとなめらか触感
 6.2 毛並みをなめらかにするペット用クレンジングシート
 
7.繊維の手触り評価
 7.1 繊維の風合いを総合的に評価する「KAWABATA EVALUATION SYSTEM」
 7.2 濡れてないのになぜ感じる? 布地の「ぬめり」と「しっとり」
 7.3 微妙な感覚を評価する 濡れた布地の触った瞬間のヒンヤリ感の定量化
 
8.自動車用樹脂材料の評価
 8.1 kanseiに訴えかける自動車の設計
 8.2 プラスティックなのに柔らかい? ソフトフィール加工

  □質疑応答□