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異物問題への対処法
~分析技術の活用とオリジナルライブラリ構築~

■異物混入の本質的な原因を明らかにする■
■そして要となる異物分析のノウハウ・テクニックを学ぶ■
■さらにその結果から得られる原因究明への処方を解説■

受講な形式:【Live配信】のみ
 

<ご参考までに、これまで参加された受講者アンケートより。>
・大変わかりやすいご説明であった。ありがとうございました。
・非常にわかりやすい内容で勉強になりました。IR、EPMA、ラマンによる複合的分析の重要性を感じました。
・材料の変質について、スペクトルの見方が勉強になりました。
・実例を交えての話があり、理解しやすかったです。
・分析作業者向けでしたが、分析依頼する上でも役立つ内容でした。
・熱劣化などの変性による同定分析の話が聞けて良かったです。など好評を博しています。
このセミナーの受付は終了致しました。
日時 【Live配信】 2024年4月11日(木)  10:30~16:30
会場 【Live配信】 オンライン配信セミナー  
会場地図
受講料(税込)
各種割引特典
55,000円 ( E-Mail案内登録価格 52,250円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体50,000円+税5,000円
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1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
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配布資料PDFデータ(印刷可/編集は不可)
 ※開催2日前を目安に、弊社HPのマイページよりダウンロード可となります。
オンライン配信ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
備考※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。

セミナー講師

(株)住化分析センター 技術開発センター 大阪ラボラトリー 主幹部員 末広 省吾 氏
<経歴>
1992年住化分析センター入社後、異物分析に必要な設備導入・ラボ整備から、事業立ち上げまで携わりました。その後、各種材料のマイクロアナリシス、製造工程管理分析(設備洗浄確認試験)、次世代蓄電池材料評価技術開発(NEDO)さらには放射光による分析技術開発等を行ってきました。しかしながら、いずれの業務でも分析試料中の混入異物による問題に対して何らかの形で繋がっていたのが実情です。これまでの業務経験を通じて、様々な角度から異物問題の現状と対応策について解説する事で、聴講者の皆様のお役に立つ事が出来れば幸いです。
<WebSite>
http://www.scas.co.jp/

セミナー趣旨

 各種製品への異物混入トラブルは昔から発生していますが、最近ではSNSの普及により、消費者によって投稿された、食品中などに混入した異物の画像がインターネットを通じて拡散し、結果としてマスコミに取り沙汰される事で大きな問題に発展する傾向にあります。製造現場では、インラインでの各種検査装置の導入や従業員への衛生教育徹底など多面的な混入防止対策が進んでいるにも関わらず、異物クレームの件数は減少していないのが実情です。なぜ異物混入の問題は無くならないのでしょうか?
 その本質的な原因を明らかにすると共に、被害を最小限に抑えるための要となる異物分析のノウハウ・テクニックならびにその結果から得られる原因究明への処方について様々な視点で解説します。
 研究者、技術者、技術営業、お客様相談窓口担当者、マネジメント関係者など、幅広い参加者にとって最新の評価方法や対策を学ぶ機会です。

セミナー講演内容

<ご注意>
 本セミナーは、安全保障貿易管理の観点から日本国非居住者および同業他社の受講申し込みをお断りさせて頂きます。


<得られる知識・技術>
 ・異物分析技術の基礎知識(前処理、測定法の原理、スペクトル解析の基礎)
 ・分析結果の解釈について
 ・異物の発生要因と混入防止策
 ・原因究明のための対処法


<プログラム>
1.なぜ異物は発生するのか?(被害拡大防止のために)
 1.1 異物の定義・種類
 1.2 最近の異物発生事例と特徴
 1.3 代表的な混入物質(繊維、毛髪、昆虫、カビ、その他原材料の混入)

2.異物を検出するために
 2.1 濾過捕集-光学顕微鏡観察、その他検知法と留意点
 2.2 X線マイクロCT

3.検知した異物を分析する前に
 3.1 事前の情報収集ならびに混入形態の確認
 3.2 異物の分野ごとの特徴

4.異物分析の前処理
 4.1 異物の性状確認(簡易識別)
 4.2 サンプリングに必要な顕微鏡およびツール

5.分析機器の原理・特徴および組み合わせ
 5.1 EPMA(SEM-EDX)、顕微IR、XRD、Raman、その他代表的手法
 5.2 成分同定に至るまでのフロー
 5.3 異物分析事例と結果の解釈について

6.問題解決&発生防止のために
 6.1 原因解明への道程
 6.2 異物の分析結果が原因物質と直結しないケースへの対処法
 6.3 異物混入を未然に防ぐための分析支援

7.まとめ
 7.1 問題演習
 7.2 質疑応答