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【名古屋開催】
塗料・塗装・塗膜(製品)の基礎知識、
試験規格とその評価方法、塗料・塗膜不良への対策

~欠陥のない外観品質のための製造ライン工程の考え方、塗膜不具合への対応法~

受講可能な形式:【会場受講】

塗料・塗装・塗膜(製品)の基礎知識
 塗装工程の見直し、確認、注意すべきポイント
  塗膜欠陥の発生現象(発生メカニズム)と原因、その対策
塗料の基礎、表面処理工程、電着塗装、プライマー処理、塗料・塗膜不良、塗膜の解析評価、機器分析、、、
日時 2025年12月8日(月)  10:00~16:30
会場 愛知・名古屋市中村区 愛知県産業労働センター ウインクあいち  9F 907
会場地図
受講料(税込)
各種割引特典
55,000円 ( E-Mail案内登録価格 52,250円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体50,000円+税5,000円
E-Mail案内登録価格:本体47,500円+税4,750円
※本セミナーは会場での「当日現金払い」「当日クレジットカード払い」は承っておりません。
E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
2名で55,000円 (2名ともE-Mail案内登録必須/1名あたり定価半額27,500円)
配布資料製本資料(会場にて配布)
備考※講義の録音・録画・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
対象・現在、塗装工程(ライン)で、お困りごとがある方
・これから塗料・塗膜・塗装分野に関わる予定のある方(初級~中級)
・基材の表面処理から上塗りまでの塗装工程(塗装系)を基礎から学びたい方
・塗料/塗膜の不具合(欠陥)の原因や対策を習得したい方
キーワード:塗料、塗膜、塗装、塗膜欠陥、品質管理

セミナー講師

ブライトン塗料塗装研究所 特別顧問 赤堀 雅彦 氏
【講師紹介】

セミナー趣旨

 塗料業界に新しく参入される方や塗装(製造)工程に関わっている方に、塗料・塗装・塗膜(製品)の基礎的な知識を習得し、特に製造ラインで塗装工程の見直しや確認をされたい方々にも、塗装工程を具体的に復習し、それぞれの工程の目的や注意するポイントを概説します。そして、塗膜(製品)として、品質管理の観点からも、試験評価法を確認し、塗膜欠陥の発生現象(発生メカニズム)と原因、その対策を考え、製品の外観品質の向上を目指さすことを検討します。

セミナー講演内容

1.塗料の基礎:
 1.1 序章:塗料の歴史から塗料の変遷
 1.2 塗料の3つの役割(外観、保護、機能)と測色に関する基礎事項
 1.3 塗料、塗装の基礎用語の確認
 1.4 塗料の構成成分(樹脂、顔料、溶剤、添加剤)とその役割
 1.5 塗装工程とその目的
 1.6 種々の塗装方法(転移塗装、粉体塗装、霧化塗装、建浴塗装)
 1.7 塗装系の考え方

2.表面処理工程とその目的・必要性:(失敗するライン事例を含む)
  (鋼板が主ですが、アルミニウム化成処理も説明します。)
 2.1 脱脂工程(ブラスト、酸処理とアルカリ処理)の特徴
 2.2 表面調整工程(りん酸亜鉛化成の前工程)
 2.3 化成処理工程(りん酸鉄、りん酸亜鉛、酸化ジルコニウム)と添加金属の特徴
 2.4 水洗の重要性と化成処理の不具合事例

3.電着(カチオン)塗装工程(含:プライマー処理(下塗):
 3.1 電着塗料の組成、プライマー塗料と使い分け
 3.2 電着塗装のメカニズム
 3.3 電着塗装の特徴(つきまわり性)、プライマー塗料との比較(有効性)
 3.4 電着塗料の管理項目(ライン管理)

4.溶液系塗料の塗装工程:
 4.1 溶剤系塗料vs水性塗料 その特徴と短所
 4.2 スプレーガンの特徴
 4.3 エアスプレー、エアレススプレー、静電塗装の仕組み、塗装時の注意点
 4.4 メタリック塗料、パール(マイカ)塗料の特徴(視覚のコントロール性)
 4.5 クリヤ塗装の特徴(利点)

5.塗料・塗膜不良(種々の欠陥現象)の原因(メカニズム)とその対策
 5.1 正しい欠陥用語、JIS表記法の確認
 5.2 外観観察(測色法、色差と光沢)の基礎
 5.3 分析機器選択のポイント
 5.4 欠陥分析/解析の3つの観点
  (1)外観観察 ~塗料・塗膜の状況を把握する~
  (2)化学的分析 ~塗料・塗膜の化学構造を把握する~
  (3)物性的分析 ~塗料・塗膜の物性を把握する~
 5.5 種々の欠陥現象(変色、たれ、はじき、へこみ、膨れ、わき、エッジ不良、異物など)
 5.6 塗膜欠陥の発生メカニズム(形状不良:はじき、へこみ、膨れ、わき)
    ①表面張力からの形状不良
    ②粘弾性の頑張る力
    ③残留応力による歪み
 5.7 解析評価や機器分析の事例(はじき、へこみ、異物を中心に)
  (1)塗装機からの塗膜異常
  (2)塗膜のはじき分析手法
  (3)塗膜の異物分析

質疑応答