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溶液の塗布・塗工技術および設備・装置の基礎と品質安定化
~低粘度から高粘度まで幅広く解説~

■ダイコータの活用■ ■ロールツーロール連続塗布ライン■
■低粘度液・高粘度液の塗工実用事例■ ■円形・異形状への塗工■
■塗布面の品質トラブルへの対策■ ■塗工解析による「見える化」とプロセス最適化■

受講可能な形式:【Live配信(アーカイブ配信付)】のみ
 

★ アーカイブ配信のみの受講もOKです。
★ スリットダイ方式を中心とした各種塗工技術とは? なぜ今ダイコータが選ばれるのか?
★ RtoR連続塗布やシート式・異形状対応装置の実例、塗布欠陥への具体的対策を事例を交えて解説!
日時 【Live配信(アーカイブ配信付き)】 2025年11月7日(金)  13:00~16:30
受講料(税込)
各種割引特典
49,500円 ( E-Mail案内登録価格 46,970円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体45,000円+税4,500円
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 2名で49,500円 (2名ともE-Mail案内登録必須​/1名あたり定価半額の24,750円)
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※4名以上も1名追加ごとに24,750円を加算
テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【オンライン配信セミナー受講限定】
 1名申込みの場合: 受講料 39,600円 (E-Mail案内登録価格 37,840円)
 定価:本体36,000円+税3,600円、E-Mail案内登録価格:本体34,400円+税3,440円
  ※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
  ※他の割引は併用できません。
特典■Live受講に加えて、アーカイブでも1週間視聴できます■
【アーカイブの視聴期間】2025年11月8日(土)~11月14日(金)まで
※このセミナーはアーカイブ付きです。セミナー終了後も繰り返しの視聴学習が可能です。
アーカイブ(見逃し)配信について
※視聴期間は終了翌日から7日間を予定しています。またアーカイブは原則として編集は行いません。
※マイページからZoomの録画視聴用リンクにてご視聴いただきます。
配布資料PDFデータ(印刷可・編集不可)
※開催2日前を目安に、S&T会員のマイページよりダウンロード可となります。
オンライン配信ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)
備考※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。

セミナー講師

中外炉工業株式会社 コンバーテック部 福井 慎也 氏
<研究内容・専門など>
CF、TP、OCR、OLED、Fan-out、全固体電池、太陽電池など、幅広い分野に向けた塗工技術の開発に従事。
スリットダイコータをはじめとする各種コータの設計、プロセス最適化、塗布挙動の流体解析において豊富な実績を持つ。
<WebSite>
https://chugai.co.jp/

セミナー趣旨

 近年、パネル製膜プロセスではフレキシブル化やIoT対応を背景に、無機膜から有機膜への移行が加速しています。これに伴い、低~高粘度まで多様な材料に対応可能な塗工技術が求められており、全固体電池やペロブスカイト太陽電池などの次世代デバイス開発にも応用が進んでいます。
 本講座では、スリットダイ方式を中心とした各種塗工技術の原理と構成、RtoR連続塗布やシート式・異形状対応装置の実例、さらに塗布欠陥(気泡・スジ・段差・異物など)への具体的な対策を、事例を交えてわかりやすく解説します。

セミナー講演内容

※本セミナーは、中外炉工業(株)と競合する装置・設備会社はお申込みいただけません。ご了承ください。

<得られる知識・技術>

【塗工技術の基礎と応用】
 ・各種塗工方式の特徴と使い分け
 ・スリットダイコータの原理と構造理解
 ・低粘度~高粘度材料に対応した塗工プロセスの実例
【高機能塗布への対応】
 ・矩形・円形・異形基材への塗布技術と装置原理
 ・有機EL、有機TFT、透明導電膜(PEDOT、CNT、銀ナノインク)などへの応用事例
 ・次世代エネルギーデバイス対応:全固体電池、ペロブスカイト太陽電池への展開
【品質安定化とトラブル対策】
 ・塗布面の欠陥(気泡、ムラ、段差など)への具体的な対処法
 ・脱泡・乾燥工程における最適化手法
 ・膜厚均一性の確保に向けた装置制御と運転ノウハウ
【解析と理論の基礎知識】
 ・塗工に関わる流体力学・レオロジーの基礎
 ・非ニュートン流体の挙動とプロセス設計への応用
 ・圧力損失や塗布安定性を数値で予測する解析手法

<プログラム>
1.塗工方式の全体像とダイコータの活用
  -塗工の基礎から最新用途まで、一気に俯瞰 -

 1.1 各種塗工方式の概要と選定ポイント
 1.2 塗工方式の分類と適用マップ
 1.3 ダイコータの特長、なぜ今ダイコータが選ばれるのか?

2.RtoR連続塗布ラインの実際(フィルム材料向け)
  -高速・高精度な連続生産の鍵を握る技術とは?-

 2.1 RtoR設備の構成とその機能
 2.2 量産現場における設備構築の事例紹介

3.テーブルコータ®で拓く次世代デバイス開発
  -ガラス・Siウェハ対応、低粘度~高粘度までをカバーする多用途対応-

 3.1 テーブルコータの機能と活用範囲
 3.2 低粘度液の実用事例:カラーフィルタ、有機TFT、有機EL、OPV等
 3.3 高粘度液の実用事例:ガラスペースト、ダイレクトボンディングなど特殊材料への対応

4.円形・異形状への塗工:RSコータの進化
  -フレキシブル、円形、異形状など形にとらわれない塗布技術-

 4.1 RSコータとは? 設備構成と特長
 4.2 特殊形状塗布の最新動向と対応技術
 4.3 実際の製品応用例から見る可能性

5.塗布面の品質トラブル対策とその理論
  -欠陥を未然に防ぐ。製膜不良への具体的な処方箋-

 5.1 よくある塗布欠陥とその分類(空気同伴、縦スジ、横段)
 5.2 品質安定性と塗工速度のトレードオフ
 5.3 欠陥の発生メカニズムと対策事例
 5.4 膜厚均一性向上のための工学的アプローチ

6.塗工解析による「見える化」とプロセス最適化
  -経験則に頼らない、数値で再現する塗布プロセス-

 6.1 実データをもとにした塗工挙動の流体解析事例
 6.2 スリットダイ内の圧力損失と設計指針
 6.3 レオメータを用いた非ニュートン流体の影響評価

  □質疑応答□