セミナー 印刷

微生物を活用したレアメタル・貴金属の
バイオ分離回収技術の基礎と
脱炭素型リサイクル技術への応用

~高効率・低コストな脱炭素型リサイクル技術~

受講可能な形式:【Live配信(アーカイブ配信付)】のみ

金属資源を取り巻く動向、既存の金属リサイクル技術の特徴、レアメタル・貴金属のバイオ分離回収(バイオ吸着、バイオ還元・ナノ粒子化、バイオ浸出)の基礎と最新の研究成果、脱炭素型レアメタル・貴金属リサイクルへの応用事例について、分かりやすく解説します。
日時 2024年6月17日(月)  13:00~16:30
会場 オンライン配信セミナー  
会場地図
受講料(税込)
各種割引特典
49,500円 ( E-Mail案内登録価格 46,970円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体45,000円+税4,500円
E-Mail案内登録価格:本体42,700円+税4,270円
E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
2名で49,500円 (2名ともE-Mail案内登録必須​/1名あたり定価半額24,750円)
【テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【オンライン配信セミナー受講限定】
 1名申込みの場合:受講料37,400円 ( E-Mail案内登録価格:35,640円 )
 定価:本体34,000円+税3,400円
 E-Mail案内登録価格:本体32,400円+税3,240円
※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
※お申込みフォームで【テレワーク応援キャンペーン】を選択のうえお申込みください。
※他の割引は併用できません。
配布資料PDFテキスト(印刷可・編集不可)
 ※開催2日前を目安に、弊社HPのマイページよりダウンロード可となります。
オンライン配信ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認申込み前に必ずご確認ください
■アーカイブ配信について
 視聴期間:終了翌営業日から7日間[6/18~6/24中]を予定
 ※動画は未編集のものになります。
 ※視聴ページは、終了翌営業日の午前中にはマイページにリンクを設定します。
備考※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識・微生物機能を活用するレアメタル・貴金属のバイオ分離回収(バイオ吸着、バイオ還元・ナノ粒子化、バイオ浸出) の基礎知識 
・レアメタル・貴金属のバイオ分離回収に関する最新の研究成果
・脱炭素型レアメタル・貴金属リサイクルへの応用事例
・都市鉱山からの有用金属リサイクルにおける既存技術とバイオ技術の特徴比較
対象・都市鉱山からのレアメタル・貴金属リサイクルに関心のある方 
・脱炭素型金属リサイクルシステムの開発に関心のある方 
・貴金属ナノ粒子のバイオ合成と触媒調製への応用に関心を持つ方
・サーキュラーエコノミー(循環経済)への移行に関心のある方
・金属資源・素材分野における微生物機能の活用について関心を寄せる方
・本テーマに興味のある方なら、予備知識は不要です。

セミナー講師

大阪公立大学 客員研究員/大阪府立大学 名誉教授 工学博士 小西 康裕 氏
【専門】分離工学、資源循環工学、化学工学
【HP】https://www.konishi-labo.chemeng.osakafu-u.ac.jp/?lang=ja
1983年に大阪府立大学大学院博士課程修了(工学博士).同大学の助手,講師,助教授を経て,2000年に教授,2010年に資源循環工学研究所長を兼務.1988~1989年にはカリフォルニア大学・バークレー校客員研究員.2020年に大阪府立大学名誉教授,現在は大阪公立大学・客員研究員

セミナー趣旨

 サーキュラーエコノミー(循環経済)への移行に関心が集まる昨今、都市鉱山(使用済み電子機器、触媒、工業廃液等)に低濃度で存在するレアメタル・貴金属(幅広い分野の産業に不可欠な素材)を高効率に低コストでリサイクルできる脱炭素型技術の研究開発が俟たれるところである。
 本セミナーでは、従来の金属リサイクル技術とは発想を異にする「微生物機能を活用する金属リサイクル技術」の研究開発を目指し、その技術シーズとなる「レアメタル・貴金属等のバイオ分離回収(バイオ吸着、バイオ還元・ナノ粒子化、バイオ浸出)」について、その基礎から脱炭素型リサイクル技術への応用に至るまで、微生物に関する予備知識がなくても理解して頂けるように解説する。

セミナー講演内容

1.金属資源を取り巻く現状
 1.1 需要・供給
 1.2 天然鉱山と都市鉱山
 
2.既存の金属リサイクル技術とその特徴
 2.1 乾式法と湿式法
 2.2 湿式法における要素技術(溶媒浸出法、吸着法、電解採取など)
 2.3 都市鉱山開発と既存リサイクル技術
 
3.レアメタル・貴金属等の分離回収に活用できる微生物機能
 3.1 バイオ吸着(バイオソープション)
 3.2 バイオ還元・ナノ粒子化(バイオミネラリゼーション)
 3.3 バイオ浸出(バイオリーチング)
 
4.バイオ還元・ナノ粒子化
 4.1 金属イオン還元細菌(シワネラ属細菌)による貴金属イオンの還元・析出
 4.2 使用済み触媒(自動車用、燃料電池用)からの白金族金属(Pt, Pd, Rh)回収への応用
 
5.バイオ吸着
 5.1 パン酵母等を利用するレアメタル・貴金属イオンの吸着
 5.2 Eスクラップ(廃プリント基板等)からの貴金属回収への応用
 5.3 鉱工業廃液からの貴金属回収への応用
 
6.バイオ浸出
 6.1 鉄・硫黄酸化微生物による金属硫化物からの有用金属の浸出
 6.2 鉄イオン還元細菌による金属酸化物からのレアメタルの浸出
 6.3 硫化鉱石からの有用金属(銅、金)回収への応用
 6.4 Eスクラップ(廃プリント基板等)からの重金属(銅、亜鉛等)除去への応用
 6.5 リチウムイオン電池(正極活物質)からのレアメタル回収への応用
 
7.バイオ湿式リサイクル技術の実用可能性
 7.1 金属リサイクルとその効果
 7.2 バイオ湿式技術と既存技術の特徴比較
 7.3 バイオ湿式リサイクル技術の課題と展望

 □ 質疑応答 □