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分析化学における測定値の適切な取り扱い方

有効数字・検出限界・不確かさ・検定など、
信頼性の高い分析値として提示するための基礎と実践

受講可能な形式:【会場受講】のみ

分析値の信頼性を適切に評価できていますか?
機器分析装置が出力する数値の意味を理解し、測定値の信頼性を適切に評価するためには、分析機器の操作だけでなく、数値の取り扱いに関する知識が不可欠です。
本セミナーでは、有効数字、検出限界・定量下限、不確かさ、検定など、測定値を適切に取り扱い、分析値の信頼性を適切に評価するために必要な知識と実務上の考え方を理解が深まる練習問題とともに解説します。
分析値を整理・報告する側の方はもちろん、報告された分析値を見て評価・判断する側の方にも役立つ内容です。

日時 2026年12月11日(金)  10:30~16:30
会場 東京・品川区大井町 きゅりあん  5F 第3講習室
会場地図
受講料(税込)
各種割引特典
57,200円 ( E-Mail案内登録価格 53,900円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体52,000円+税5,200円
E-Mail案内登録価格:本体49,000円+税4,900円
E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
2名で57,200円 (2名ともE-Mail案内登録必須​/1名あたり定価半額の28,600円)
3名で85,800円 (3名ともE-Mail案内登録必須​) ※4名以上の場合も1名あたり28,600円で受講できます。
配布資料製本テキスト(当日会場にてお渡しいたします。)
本セミナーでは、スライド資料と併せて下記の書籍を配布いたします。
・『分析化学における測定値の信頼性』(講師著、日刊工業新聞社)
・『分析化学における 測定値の正しい取り扱い方』(講師著、日刊工業新聞社)
備考※昼食付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※講義中のパソコン使用はキーボードの打音などでご遠慮いただく場合がございます。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識・正しくはかることの意義
・機器分析装置を使う心得
・実験的計測における数値処理の考え方とその基礎
・測定値を分析値にするためのノウハウ
・書類に数値を正しく記載するやり方
対象分析化学の現場技術者および研究者、実験計測を行っている研究者、測定データを整理する技術者が対象であるが、データを見て判断・決断を下すマネージャーや技術行政職員にも有益である。
理工系学部の素養は受講に当たって必須ではない。内容は現在分析値を取り扱う状況にある方、および分析値の報告を受けて判断を下す責任者にとって意義深い。

セミナー講師

明星大学 理工学部 総合理工学科 化学・生命科学コース 教授 理学博士 上本 道久 氏
【専門】原子スペクトル分析、原子質量分析、水溶液化学、現場分析、ISOおよびJIS標準化活動
【講師の詳細情報はこちら】

セミナー趣旨

 分析化学は“はかる科学“として「特定の物質だけを」「より微量まで」「正しく」はかることを使命とするが、「正しく」はかることがどうも疎かになっている。分析技術者ははかった数値を世に出すことで社会を機能させるが、機器分析全盛の今日、機器分析装置が出力する数値の意味を理解してその信頼性を評価することは正しくおこなわれているだろうか。分析値は合理性を持って解釈されて使われているだろうか。
 本講演では、正しくはかる意義を端緒として、機器の原理に基づく信号の種類を解説し、測定値を適切に処理して分析値として提示するために必要な考え方を詳しく教示する。

セミナー講演内容

1.「はかる」ということ
 1.1 正しくはかることの意義
 1.2 計測値の信頼性を保証するシステム
 1.3 分析化学における信頼性の実像
 
2.機器分析における信頼性
 2.1 機器分析の長所と短所
 2.2 機器分析の信号の種類
 2.3 相対分析と絶対分析
 
3.有効数字
 3.1 有効数字の意味するところ
 3.2 数値の丸め方
 3.3 無機分析における有効数字の具体例
 3.4 演算に伴う有効数字の処理
 
4.検出限界と定量下限
 4.1 検出限界、定量下限、感度の定義
 4.2 検出限界の考え方
 4.3 原子スペクトル分析における検出限界の見積りとデータ例
 4.4 定量下限の考え方
 4.5 検出限界や定量下限付近の分析値をどのように表記するか
 4.6 二次元の信号情報(画像)における検出の有効性
 
5.信頼性に関わる用語とその概念
 5.1 信頼性に関わる概念の推移
 5.2 化学計測における信頼性用語
 5.3 物理計測・数理統計に関わる信頼性用語
 5.4 電子工業における信頼性用語
 5.5 分野間の齟齬をなくすために
 5.6 濃度に関する用語
 
6.不確かさの概念と見積もりの考え方
 6.1 不確かさの概念
 6.2 不確かさの見積もりの基礎
 6.3 典型的な無機分析における不確かさ見積もり例
 
7.信頼性を判定するための検定
 7.1 信頼区間
 7.2 F検定について
 7.3 t検定について
 7.4 Q検定について
 
8.おわりに
分析値の信頼性を担保するための幾つかの心得

 □質疑応答□