セミナー 印刷

湿式洗浄技術の基礎と
プロセス最適化の総合知識

~湿式洗浄のメカニズムの理解、理論&実践と洗浄品質向上、洗浄不良対策~

受講可能な形式:【ライブ配信】or【アーカイブ配信】のみ
湿式洗浄のメカニズムの理解と応用
洗浄液は種々の汚れに対しどのように使い分けるのか
洗浄不良の原因と陥りがちな悪い行動例を含めた対処方法
シミュレーション、ハンセン溶解度パラメーターを用いた洗浄液の選定と洗浄液の評価や改善方法
洗浄品質を上げるための超音波洗浄の強化方法

その場しのぎではない、洗浄プロセスの確立と目的に合った洗浄度の実現と不良・トラブル対策を目指して
汚れ、基材、洗浄液と洗浄装置の関係を良好にして、洗浄不良の対策・防止、高品質洗浄プロセスを構築しよう
日時 【ライブ配信】 2025年10月31日(金)  10:30~16:30
【アーカイブ配信】 2025年11月17日(月)  まで受付(視聴期間:11/17~12/1)
受講料(税込)
各種割引特典
55,000円 ( E-Mail案内登録価格 52,250円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体50,000円+税5,000円
E-Mail案内登録価格:本体47,500円+税4,750円
E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
2名で55,000円 (2名ともE-Mail案内登録必須​/1名あたり定価半額の27,500円)

1名でのお申込みには、お申込みタイミングによって以下の2つ割引価格がございます
 
早期申込割引価格対象セミナー【オンライン配信セミナー1名受講限定】

8月31日までの1名申込み : 受講料 35,200円(E-mail案内登録価格 35,200円)
 定価/E-mail案内登録価格ともに:本体32,000円+税3,200円
  ※1名様で開催月の2ヵ月前の月末までにお申込みの場合、上記特別価格になります。
  
※本ページからのお申込みに限り適用いたします。※他の割引は併用できません。
 
テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【オンライン配信セミナー受講限定】

9月1日からの1名申込み: 受講料 44,000円(E-Mail案内登録価格 40,020円 )
 定価:本体40,000円+税4,000円
 E-Mail案内登録価格:本体38,200円+税3,820円
  ※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
  ※お申込みフォームで【テレワーク応援キャンペーン】を選択のうえお申込みください。
  ※他の割引は併用できません。
配布資料製本資料(開催日または視聴開始日の4、5日前に発送予定)
※ライブ配信受講を開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が、
 開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。

※DLVOエクセルソフトは事前にS&T会員のマイページからダウンロードいただけます
オンライン配信ライブ配信(Zoom) ►受講方法・接続確認申込み前に必ずご確認ください
アーカイブ配信 ►受講方法・視聴環境確認申込み前に必ずご確認ください
備考※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識・湿式洗浄のメカニズム、理論の概要がわかる
・湿式洗浄工程の組み立て方法、注意点がわかる
・洗浄不良への対応方法がわかる
対象・洗浄工程を含む生産技術、製造にかかわる方
・電子部品・機械部品・光学部品製造企業、関係会社の方
・洗浄剤、洗浄装置、洗浄機器などの洗浄産業に関わる方
・洗浄の基礎、理論の概要を知りたい方
キーワード:シ湿式洗浄、除去メカニズム、濡れ、表面張力、表面自由エネルギー、分離、剥離、剥離エネルギー、溶解、ハンセン溶解度パラメーター、分解、加水分解、鹸化、再付着防止、DLVO、排出、乾燥、水系洗浄、準水系洗浄、非水系洗浄、洗浄剤、洗浄治具、スクラブ、二流体シャワー、ジェットスプレー、超音波洗浄、キャビテーション、超音波ダメージ、二酸化炭素吸収、アルカリ洗浄、純水、バクテリア、評価技術、ウルトラファインバブル、溶存空気濃度

セミナー講師

エステックC合同会社 代表 鈴木 克己 氏
【講師紹介】

セミナー趣旨

 本セミナーでは、湿式洗浄のメカニズムを理解するとともにそれを応用して実際の洗浄品質向上につなげられるようになることを目的としています。主な内容ですが、まず湿式洗浄の基本である「5つの基本工程と3つの分離メカニズム」を説明します。洗浄工程を考える時の標準になるものです。洗浄品質が良くない時はこの基本工程のどれかに問題があることになります。次に「水系、準水系、非水系洗浄液」については単に洗浄液種類の羅列ではなく、種々の汚れに対しどのように使い分けるのかの方法を説明いたします。また「超音波洗浄」とはそもそもなぜ必要なのか、なぜその周波数で洗浄するのか等、メカニズムを説明いたします。超音波洗浄では使う洗浄液の性質や製品形状で洗浄性が変わることがあるので注意が必要です。「洗浄不良と対策」では、実際にあった洗浄不良の原因と対策例、陥りがちな悪い行動例を含めながら、対処方法の基本を説明します。「高品質洗浄への取り組み」では、上述の洗浄メカニズムをどのように実洗浄で応用するのかを説明いたします。貴社製品材料の表面張力データの取得方法や、それを用いた汚れの分離エネルギー計算、DLVO再付着防止シミュレーション(エクセルソフトは事前配布します)、およびハンセン溶解度パラメーターを用いた洗浄液の選定を説明します。これらにより洗浄液の評価や改善方法がわかるようになります。またさらに品質を上げるための超音波洗浄の強化方法についても説明いたします。

セミナー講演内容

1.洗浄の基礎
 1.1 洗浄とは
 1.2 洗浄工程の組み立てイメージ
 1.3 市販洗浄液の例

2.湿式洗浄の除去メカニズム
 2.1 5つの基本工程と3つの分離メカニズム
  2.1.1 濡れ
  2.1.2 分離
   ・剥離、エッチング
   ・溶解
   ・分解
  2.1.3 再付着防止・分散
  2.1.4 排出(リンス)
  2.1.5 乾燥
 2.2 水系洗浄
  2.2.1 洗浄剤について
   ・界面活性剤と酸、アルカリの働き
   ・DLVO理論による汚れ再付着防止
   ・電位 - pH図 応用によるエッチング剥離
  2.2.2 排出(リンス)
   ・PIV応用による排出効率向上
  2.2.3 乾燥、除電
 2.3 準水系洗浄、非水系洗浄、エマルジョン洗浄
  2.3.1 洗浄剤について
   ・ハンセン溶解度パラメーター応用による洗浄溶剤選定
  2.3.2 排出(リンス)
  2.3.3 乾燥、除電
 2.4 洗浄液の選定方法
 2.5 市販洗浄液選定方法の例

3.湿式洗浄装置、治具
 3.1 洗浄装置
  3.1.1 バッチ式装置の構成 
  3.1.2 装置検討時の注意点
 3.2 超音波(メガソニック)
  3.2.1 超音波洗浄メカニズム
  3.2.2 周波数と槽深さの関係
  3.2.3 異物大きさと周波数の目安
  3.3 その他の機械力印加洗浄
  3.3.1 スクラブ洗浄
  3.3.2 ジェットスプレー洗浄
  3.3.3 二流体シャワー洗浄
 3.4 洗浄装置の選定方法
 3.5 治具    
  3.5.1 治具の種類
  3.5.2 使用時の注意点(超音波、乾燥等)

4.洗浄不良と対策
 4.1 洗浄液選定起因の不良
 4.2 アルカリ洗浄液管理起因の不良
 4.3 同一洗浄液での異材質混合流動起因の不良
 4.4 純水バクテリア起因の不良
 4.5 超音波ダメージ起因の不良
 4.6 現場での不良原因確認と対応方法
  4.6.1 陥りがちな悪い対応例 
  4.6.2 良い対応例  

5.高品質洗浄への取り組み
 5.1 洗浄基本工程の評価と改善(濡れ、分離、再付着防止について)
  5.1.1 未知の材料の表面張力の求め方
  5.1.2 剥離エネルギーの求め方
  5.1.3 DLVO再付着防止シミュレーション(エクセルソフトは事前配布します)
  5.1.4 ハンセン溶解度パラメーターによる洗浄液選定の例
 5.2 超音波洗浄の改善
  5.2.1 溶存空気濃度
  5.2.2 ウルトラファインバブル添加 
  5.2.3 超音波槽内の流れ

質疑応答