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化学実験室における安全管理の要点 
薬品・器具・装置の取り扱いおよび事故事例と安全対策

日常業務に潜む実験操作・装置・器具・薬品取り扱いのリスクと事故防止策

受講可能な形式:【会場受講】のみ


化学実験室に求められる安全管理の要点を、
設備、取り扱い物質・器具、事故防止・被害低減、人の行動の観点から総合的に解説。
・実験室に必要な設備とその適切な設置、管理
​・薬品・試薬の危険性・有害性を理解した安全な取り扱い
​・ガラス器具、実験装置の事故事例に基づく注意点
​・災害・事故防止と初期対応・被害最小化の要点
​・ヒューマンエラーによる事故防止策
新任者の教育、中堅技術者の知識確認、安全衛生担当者やマネジメント職の指導の参考として、
現場で「なぜ事故が起きるのか」「どうすれば防げるのか」「万が一発生したときの対処」を理解するために、
今日から現場で見直せる安全管理のポイントを整理します。

 
日時 【会場受講】 2026年7月2日(木)  10:30~16:30
会場 【会場受講】 東京・品川区大井町 きゅりあん  5F 第4講習室
会場地図
受講料(税込)
各種割引特典
定価:本体50,000円+税5,000円
E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
2名で55,000円 (2名ともE-Mail案内登録必須​/1名あたり定価半額の27,500円)
3名で82,500円 (3名ともE-Mail案内登録必須​) 
※4名以上も1名追加ごとに27,500円を加算
5月31日申込み受付分まで
早期申込割引価格対象セミナー【1名受講限定】
1名申込みの場合 : 受講料 35,200円(E-mail案内登録価格 35,200円)
 定価/E-mail案内登録価格ともに:本体32,000円+税3,200円
  ※1名様で開催月の2ヵ月前の月末までにお申込みの場合、上記特別価格になります。
  
※本ページからのお申込みに限り適用いたします。※他の割引は併用できません。
配布資料製本テキスト(当日会場でお渡しします)
備考※昼食付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
※本セミナーのお支払方法は銀行振込/クレジットカード払いのみとなり、当日会場でのお支払いはございません。
得られる知識現在,皆さんが活動されている化学系の実験室において火災や火傷・怪我,慢性・急性の疾病,不慮の事故など身体へのリスクを低減するための設備(ハード面)と心構え(ソフト面)について,これまでの事故や失敗の事例を挙げながら述べて行きます。また,欧米の安全管理と比較しながら私たち日本人に共通する強みや弱みについても皆さんと考えていきます。 
上記の内容を理解していただき日常の皆さんの安全に対する取り組みをもう一段ステップアップさせて,実験室におけるリスク低減が業務改善活動(産業界の国際語:KAIZEN)のように日々の活動として実践的・創造的にできるようになります。
対象一般的な化学分析,機器分析,合成反応,高圧ガスや加熱の操作などを行う実験者・検査者あるいはそれらのマネッジメントに携わる化学系の実務経験者や安全管理者

セミナー講師

千葉大学 大学院工学研究院 教授 町田 基 氏
兼 総合安全衛生管理機構 教授 / 環境安全部長

【専門】物理化学,環境化学,吸着化学,表面化学,反応工学,触媒化学,安全工学,技術者倫理

【紹介】
北海道大学理学部化学科卒・化学専攻(修士)1985年修了,出光興産(株)入社(研究所,製油所などで16年以上勤務),1998年博士(工学),2000年 技術士(化学),2001年 千葉大学工学部(応用化学系)助教授,2008年 教授,2011年 カナダ・ローレンシャン大学客員研究員(約半年間カナダで共同研究),2026年3月 千葉大学を定年退職予定,千葉大学名誉教授,引きつづき千葉大学非常勤講師(安全工学,環境倫理),日本大学生産工学部非常勤講師(技術者倫理)
受賞歴:2010年 炭素材料学会論文賞

セミナー趣旨

 分析室,検査室など一般的な実験室における安全文化の醸成と緊急時などのリスクへの対応について具体的事例を挙げながら話をします。また,経済のみならず科学技術のグローバル化を背景に欧米等の安全管理の実際と比較しながら,我々日本人の強みや弱みという視点から海外でも通用する安全管理についても理解していただき,皆さん一人ひとりが創造的に実験・検査,あるいはそこにおけるリスク管理ができるようにするための一助としたいと考えています。

セミナー講演内容

1.実験室に求められる条件(備品や設備面の視点から)
• 煙対策
• 消防・防火設備
• 避難経路
• 実験台と床および備品
• 高圧ガスボンベの固定
• 局所排気設備
• 緊急設備の視認性(海外との比較)
• 作業環境測定で第二・第三管理区分となった場合の改善

2.薬品・試薬の取り扱い(安全や環境リスクの管理)
• 消防法、毒劇物取締法、有機則、特化則、PRTR制度などの遵守
• 試薬の安全データシート(SDS)活用
• 毒劇物と保護具
• 誤飲時の応急処置
• 致死量の概念の理解
• 混触による発火・爆発
• 未知の物質(反応中間体など)の取り扱い
• 作業環境中の酸による健康被害の検査と濃酸類保管場所

3.ガラス器具や実験装置の安全な取り扱い(頻発する事例を中心にして)
• 装置のフールプルーフ(誤操作防止)やフェールセーフ(安全側作動)
• 部品交換や修理時の注意
• 電気火災(トラッキング現象)防止
• ガラス管、ゴム栓、 ホールピペットの取り扱い

4.火災をはじめとした化学実験室のリスクと対策(チェックリストによる安全啓発活動)
• 火災・小火が多く発生するケース
• 火災の早期発見・早期処置
• 防火訓練や消火訓練
• 消防・防火設備
• 見落としがちな死角
• 火災発生時の対応
• 有毒ガス発生や延焼時の対応

5.事故事例にみる安全管理の実際と重要性(ヒューマンエラーの防止)
• 事故リスクを急激に上昇させる要因
• 個人の癖(内的必然性)
• 「安全そうに見える危険な操作」の事例
• ヒヤリハット事例と教育・訓練
• 新しい実験や高濃度試薬の注意点
• 深夜や休日などの時間帯の注意点
• 適切な安全保護具

 □ 質疑応答 □

講演の中で簡単な課題などを投げかけてディスカッションしたり,
あるいは皆さんからの疑問・質問に答えながら進めていきたいと思います。