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AI技術を用いた知能化センシング技術の基礎と応用例

※日程が変更となりました。
【変更前】2023年11月17日(金)

【変更後】2024年2月20日(火)
変更後のHPはこちらから

(2023/11/17 16:30更新)
受講可能な形式:【Live配信】のみ
このセミナーの受付は終了致しました。
日時 2023年11月17日(金)  10:30~16:30
会場 オンライン配信セミナー  
会場地図
講師 章 忠 氏    
広島工業大学 工学部 知能機械工学科 教授 / 豊橋技術科学大学 名誉教授


1993年岡山大学大学院博士課程修了.2004年まで、岡山県工業技術センター,計測制御研究室長・専門研究員,岡山県立大学大学院・助教授.
1998年9月から1999年3まで,オーストラリア Melbourne大学客員研究員.
2004年10月から2020年3月まで豊橋技術科学大学大学院工学研究科・教授。
振動騒音の計測制御,信号処理および異常診断,ウェーブレット変換およびIOT・AI技術の応用などの研究に従事.現在、広島工業大学工学部知能機械工学科・教授。
受講料(税込)
各種割引特典
53,900円 ( E-Mail案内登録価格 53,900円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体49,000円+税4,900円
E-Mail案内登録価格:本体49,000円+税4,900円
お1人様受講の場合 53,900円 (49,000円+税4,900円)
1口でお申込の場合  66,000円 (60,000円+税6,000円/1口(3名まで受講可能))
※S&T E-Mail案内登録価格 S&T複数同時申込み割引対象外

※開催7日前に請求書を発送します。
※開催日から9日前以降のキャンセルは受講料全額を申受けます。但し、セミナー終了後テキストを郵送します。
  ​一旦、納入された受講料はご返金できません。当日ご都合のつかない場合は代理の方がご出席下さい。
※サイエンス&テクノロジーが設定しているアカデミー価格・キャンセル規定対象外のセミナーです。
主催(株)トリケップス
オンライン配信★本セミナーは、Zoomウェビナーを使用して行います。
 受講者の通信回線にセキュリティなどの制限がある場合は参加できないことがあるため、
 事前に当日ご利用予定の通信回線にて、
 Zoom公式ページ(https://zoom.us)にアクセスできることをご確認していただくようお願いします。
 または、Zoomのテストミーティング(http://zoom.us/test)にアクセスできることをご確認ください。
 Zoomをダウンロードしている方はマイクとスピーカーのテストも可能です。
 ※こちらは接続テスト用のミーティングです。実際のセミナー参加者画面とは異なります。

★インターネット経由でのライブ中継ため、回線状態などにより、画像や音声が乱れる場合があります。
 講義の中断、さらには、再接続後の再開もありますが、予めご了承ください。

★受講中の録音・撮影等は固くお断りいたします。

※開催5日前までに主催会社(株)トリケップスから参加者に当日必要なURLとパスワードをメールにてお知らせします。
備考★受講申込者が必要定員に満たないセミナーは中止・延期させていただく場合があります。
 その場合は開催1週間前にご連絡します。

★1口でお申込の場合
 代表受講者を定めて下さい。請求書発送等の連絡は代表受講者へ行います。
 申込時に参加者全員の氏名・所属が明記されていない場合、ご参加できない場合があります。

セミナー趣旨

 センシング技術は、センサーと呼ばれる感知器などを使用して様々な情報を計測して数値化する技術ですが、それにより取得されたデータについてAI技術を用いて分析・診断・予測などを行い、センシング技術を知能化へ発展させることに大きく期待されています。
 AI技術にはChatGPTが生成AIとして話題となっている一方、生産技術開発の現場ではAI技術をどう導入するか、多くの課題が残っています。本セミナーはAI技術の基礎をわかりやすく説明し、ニューラルネットワークの各種モデルとディープラーニングについて、それらの基本原理および応用について実例を挙げながら紹介します。さらにディープランニングの一種であるMask R-CNNを例にし、それの基本原理や転移学習などを紹介し、光沢部品の表面検査への応用を通じてそれによる検査システムの構成手法を紹介します。

セミナー講演内容

 1.人工知能(AI)と脳の情報処理

     1-1 人工知能(AI)について
     a. 人工知能(AI)とは
     b. 脳の情報処理とニューラルネットワーク
     c. ニューラルネットワークのモデルとその特徴 
     d. 人工知能の歴史と適用範囲

    1-2 機械学習とニューラルネットワーク
     a. 機械学習(Machine Learning)の基礎
     b. 機械学習と相互結合型ニューラルネットワーク
     c. 機械学習と階層型ニューラルネットワーク 
     d. 深層学習と転移学習
     e. 深層学習とビックデータ

 2.ニューラルネットワークの各種モデルとその知能化センシングへの応用例

     2-1 相互結合モデルと応用例
     a. セルラーニューラルネットワーク(CNN)と異常音検出への応用
     b. 動的ネットワーク(DRN)とセンサフュージョンへの応用
     c. 自己組織マップネットワーク(SOM)と音源定位への応用 
     d. ベイジアンネットワークと運転危険度予測への応用
 
    2-2 階層型モデルと応用例
     a. 階層型ニューラルネットワークと肝臓病識別問題への応用
     b. サポートベクトルマシンとプリント基板欠陥検査への応用
     c. 階層型ニューラルネットワークと次元削減への応用 
     d. 階層型ニューラルネットワークと時系列予測問題への応用

 3.畳み込みニューラルネットワークと応用例

     3-1 畳み込みニューラルネットワークと水道管漏水検出への応用
     a. 周波数解析による水道管漏水の計測と診断の問題点
     b. リカレンスプロットによる漏水音の位相情報の抽出
     c. 畳み込みニューラルネットワークによる漏水検出 
     d. 位相パターンの相互相関による漏水位置の検出

    3-2 Mask-R CNNとその光沢表面部品自動検査システムへの応用
     a. CNNのみ検査システムの課題点とMask R-CNNの特徴
     b. Mask R-CNNを用いる表面自動検査システムの構成
     c. 画像計測部の基本構成と構築 
     d. Mask R-CNNを用いる欠陥検査部の構築
     e. 欠陥検出精度の評価