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金属積層造形の基礎と欠陥制御・高機能化のポイント
【LIVE配信】

受講可能な形式:【Live配信】のみ
金属積層造形、いわゆる金属3Dプリンティングの原理や装置、造形した材料の金属組織の特徴、
造形体の欠陥抑制技術について、幅広い知識を学ぶ!
金属工学(機械材料学)や溶融プロセス工学の基礎を学びながら、初めての方でも金属積層造形の特徴が理解できるように説明します! 
このセミナーの受付は終了致しました。
日時 2023年9月28日(木)  13:00~17:00
会場 オンライン配信セミナー  
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講師 名古屋工業大学 大学院工学研究科 工学専攻 教授 工学博士 渡辺 義見 氏

【ご専門】
材料組織学,材料強度学,傾斜機能材料,金属積層造形

【ご経歴等】
1990年東京工業大学博士後期課程修了,同年鹿児島大学工学部助手,1992年北海道大学工学部助手,1995年信州大学繊維学部助教授を経て2005年より現職.

2006年~2007年地域新生コンソーシアム研究開発事業「ナノ粒子を利用した高機能Al合金鋳物の研究開発」プロジェクトリーダー,2008年~2013年知的クラスター創成事業,東海広域ナノテクものづくりクラスター「界面制御ナノコンポジット部材の開発」研究リーダー,2014年~2016年地域イノベーション戦略支援プログラム,ぎふ技術革新プログラム推進地域「航空機・自動車向けの機能性材料の開発」 研究代表者,2016年~2020年科学技術振興機構(JST) 産学共創基礎基盤研究プログラム「ヘテロ凝固機構により高造形性・高強度を実現する積層造形用金属粉末の開発」 研究代表者.

日本金属学会奨励賞,日本鉄鋼協会学術記念賞(西山記念賞),軽金属学会功績賞,軽金属論文賞など受賞.
受講料(税込)
各種割引特典
49,500円 ( E-Mail案内登録価格 46,200円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体45,000円+税4,500円
E-Mail案内登録価格:本体42,000円+税4,200円
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主催(株)R&D支援センター
配布資料セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。
無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
オンライン配信本セミナーは「Zoom」を使ったWEB配信セミナーとなります。

【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1)Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
2)セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。Zoom WEBセミナーのはじめかたについてはこちらをご覧ください。
3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
得られる知識金属積層造形の基本のみならず金属工学や溶融プロセス工学の基礎的な知識が得られます。
対象金属工学(材料工学)や機械工学を学んだ技術者を想定して講義を行います。
受講に不安な方は,拙著(ただし共著)の「図でよくわかる機械材料学(コロナ社)」をご一読頂ければ幸いです.
より理解が深まると思います。
特に予備知識は必要ありません。基礎から解説いたします。

セミナー趣旨

 本講演により,金属積層造形,いわゆる金属3Dプリンティングの原理や装置,それらを用いて造形した材料の金属組織の特徴,造形体の欠陥の抑制技術について,基礎から応用まで,幅広い知識を得ることができます.
 金属工学(機械材料学)や溶融プロセス工学の基礎を学びながら,初めての方でも金属積層造形の特徴が理解できるように説明します.
 特に,凝固現象と組織の関係や材料強度との関係,金属粉末の製造法とその評価法に関して焦点をあて,凝固の理論を利用した欠陥発生抑制や造形体の高機能化についても解説します.また,金属積層造形を用いた応用の一例として傾斜機能材料を取り上げ,今までプロセスの問題から為し得たかった傾斜機能材料の新しい展開を紹介します.

セミナー講演内容

1. 積層造形技術の概要 
   1.1 日本発の3Dプリンティング(積層造形)技術
   1.2 7種類の3D積層造形方式
   1.3 次世代型産業用3Dプリンタの造形技術開発 ・実用化事業

2. 金属積層造形の原理と装置
   2.1 粉末床溶融結合法(PBF)
      (1) レーザ熱源の粉末床溶融結合法(PBF-LB)
      (2) 電子線熱源の粉末床溶融結合法(PBF-EB)
   2.2 指向性エネルギー堆積法(DED)
      (1) 粉末式指向性エネルギー堆積法
      (2) ワイヤー式指向性エネルギー堆積法
   2.3 焼結を利用した金属3D積層造形
   2.4 3D積層造形鋳型を用いた鋳造法

3. 溶融プロセスの基礎 
   3.1 均質核生成
   3.2 不均質核形成
   3.3 集合組織
   3.4 凝固マップ
   3.5 溶接
   3.6 金属粉末の製造
   3.7 焼結現象

4. 応用例
   4.1 傾斜機能材料
      (1) 傾斜機能材料とは
      (2) 傾斜機能材料の製造法
      (3) 金属3D積層造形による傾斜機能材料の製造
   4.2 誘導加熱用銅製コイルの3D積層造形による製造

5. 金属粉末および造形体の評価方法

6. 金属3D積層造形における組織制御・欠陥抑制技術

7. 文献紹介

8. まとめ

【質疑応答】

キーワード:積層造形,3Dプリンタ,材料強度,金属粉末,溶融,セミナー,講演,研修