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ロールtoロール フィルム生産技術の基本と実際

受講可能な形式:【Live配信】のみ

高品質な機能性フィルムを製造するための、フィルム成形から塗布乾燥までの
プロセス・設備に関する技術とその課題/トラブル対策を学ぶ

このセミナーの受付は終了致しました。
日時 2023年9月20日(水)  13:00~17:00
会場 オンライン配信セミナー  
会場地図
講師 小川 正太郎(おがわ しょうたろう) 氏
ホサナ技研 代表
 

<略歴>
2018年半ばまで、富士フイルム株式会社に所属し、フィルム製造を中心とした生産技術開発に関わり、生産性向上、品質安定化、コストダウンなどに従事。
在籍中に、米国ミネソタ州立大学にて塗布流動の研究、海外メーカでの製造立ち上げ、新規製造技術の開発、九州大学など多数の大学との共同研究、写真/印刷・電子/光学・医療等の分野における新商品開発などを経験。
同社を早期退職後、技術アドバイザーや技術顧問として、これまで10社以上にて製造技術の支援を行ない、現在に至る。
受講料(税込)
各種割引特典
39,600円 ( E-Mail案内登録価格 39,600円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体36,000円+税3,600円
E-Mail案内登録価格:本体36,000円+税3,600円
※S&T E-Mail案内登録価格,S&T複数同時申込み割引対象外
 申し込み受領後、主催会社日本アイアール(株)よりセミナー実施5営業日前を目安に受講票をお届け致します。
 受講票の発送をもちまして以後のキャンセルはお受けできません。
 受講予定の方がご出席できなくなった場合に、他の方が代わりにご受講されることは可能です。
 受講票発送以後、ご出席できなくなった場合は、当日の講義資料を郵送させていただきます。

※お支払い
 請求書に同封されている振込先一覧に記載の日本アイアール(株)指定口座に、請求日の1ヶ月以内に
 お振込みをお願い申し上げます。1ヶ月以内のご入金が難しい場合はお申し付けください。

※サイエンス&テクノロジーが設定しているアカデミー価格・キャンセル規定対象外のセミナーです。
主催日本アイアール(株)
オンライン配信Zoomによるオンライン受講となります。
備考※開催1週間前までに最少開催人数に達しない場合は、実施をキャンセルさせていただくことがあります。
※開催の場合は、開催1週間前程度から受講票と請求書を発送させていただきます。
※小川講師による出張セミナーをご検討の方は、お問い合わせください。
得られる知識・高機能フィルム製造技術の全容を知ることができる
・フィルム成形、塗布、乾燥の各工程における技術内容を把握できる
・ロールtoロールでのフィルム製造における技術ポイントや課題を学べる
・製品欠陥などの現場のトラブル対策に関する知識を得る
対象・フィルム製造に関わる現場の技術者
・フィルム成形や塗布乾燥関連の技術開発部門の担当者
・光学フィルムなどの高品質フィルムに携わる研究者

セミナー趣旨

 プラスチックフィルムは、電子、医療、食品をはじめとした、ほとんど全ての産業で使用されており、なくてはならない材料となっています。中でも、フィルム表面に、機能を有した層を形成して、高付加価値を持たせた機能性フィルムの市場は年々拡大しています。
 一般に、機能性フィルムの製造は、フィルム成形~塗布~乾燥の工程が含まれるが、どれも重要かつ高度な製造技術が構築されています。これらは、ロールtoロールにより連続製造されるので、多種の工業材料分野でも利用できる汎用性の高い基盤技術です。
 本セミナーでは、これらの代表的な設備・プロセスや高品質な製品を得るための技術内容について、分かり易く基本から解説するとともに、実際の製造で発生する、様々な欠陥や問題について、その対策に役立つような事例等も紹介します。

セミナー講演内容

1.フィルム製品の概要
1-1. 適用分野と用途
1-2. フィルム製品の構成例
1-3. 樹脂材料の種類と特性

2.フィルム成形技術
2-1. 成形方法
2-2. 溶融製膜と溶液製膜
2-3. PETフィルムの特徴
2-4. PETフィルムの製造方法とその技術内容
2-5. TACフィルムの特徴
2-6. TACフィルムの製造方法とその技術内容
2-7. 技術課題とまとめ

3.塗布技術
3-1. 塗布技術の基礎
3-2. 塗布方式の分類
3-2. ロール塗布方式の例とその特徴
3-3. ダイ塗布方式の例とその特徴
3-4. その他の塗布方式の例とその特徴
(スライド、カーテン、ディップ、スプレー、スピン他)
3-5. 塗布における課題
3-6. 発生する欠陥とその要因分析/対策、まとめ

4.乾燥技術
4-1. 乾燥の基礎
4-2. 乾燥方式の例
4-3. 発生する欠陥とその要因分析/対策
4-4. 測定技術
4-5. 特許にみる欠陥対策、まとめ

5. 補足
5-1. 濡れ性と表面処理
5-2. フィルム外観検査

質疑応答