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ICH M7(R2)・EMA・FDAガイダンスをふまえた
ニトロソアミン類の分析法/許容摂取量とリスク管理・評価

~ニトロソアミン類の混入原因とリスク低減措置(事例紹介)~
~ニトロソアミン原薬関連不純物(NDSRI)、CPCAの許容値設定とフォローアップ試験~

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監修橋本 清弘 武田薬品工業株式会社
発刊日 2025年12月23日(火)
体裁B5判並製本  約240頁
価格(税込)
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(送料は当社負担)
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ISBNコード978-4-86428-345-8
CコードC3047

 分析開発、リスクアセスメント、行政対応、業界現場の全方位に焦点を当てることで 
 「なぜ」「どこまで」「どのように」対応すべきか 
 現実的な課題に応える実用書
 

 
本書のポイント


<ニトロソアミン類におけるICH M7(R2)、FDA、EMAのガイダンスの解説>
悩みがちな3局の差異最新の方針の解説

<ニトロソアミン類の分析法・バリデーション事例>
LC-MS/MSを用いた試験法の開発
分析法バリデーションについても説明

<ニトロソアミン類のリスク評価・リスク低減措置事例>
ニトロソアミン類NDSRIsを含むの混入原因及びリスク低減措置について解説
混入原因を特定・理解した上で、混入原因に合わせた適切なリスク低減措置を組み込む
パージファクターを用いた変異原性不純物のリスク評価
パージファクターの算出方法や管理オプションの選定方法について解説
NDSRIs許容値設定NDSRIsフォローアップ試験
 
ニトロソアミン類の許容摂取量設定
CPCAの開発と導入の利点
CPCAにおけるカルボキシル基の扱いについても解説
リードアクロスについても解説
ニトロソアミン類のリードアクロスによるAI 設定、量子化学計算

 

<ポイント詳細>
 

 第1部:各国当局の考え方とICH、FDA、EMAの最新版ガイダンス 

◎ICH M7(R2)、及び(R3)への動向
-ICH-M7ガイドラインの背景と適用範囲、リスク評価と管理の解説
-Ames 試験、及び陽性結果のフォローアップ
-定量的構造活性相関(QSAR)による不純物の変異原性評価
-N-ニトロソアミン不純物の許容摂取量(AI)の解説
-ICH-M7の改訂についても解説

 
◎FDA,EMA両ガイダンスの比較
-分析法に関する留意事項や許容摂取量等の共通点と相違点をわかりやすく解説
 
◎ニトロソアミン類の対応と規制
-国内で医薬品におけるニトロソアミン類の混入リスクに関する
 自主点検が実施される契機となった事例について解説

 
◎自主点検に関連する取り組み
-経緯をふまえ混入リスクに関する自主点検の対象、自主点検に関連する取り組みを解説
 
◎ニトロアミン類の限度値の設定
-厚労省による、新規のニトロソアミン類が1 種類確認された場合や
 2 種類以上のニトロソアミン類が確認された場合等の限度値の設定を説明

 

 第2部:ニトロソアミンの分析法 

◎分析手法開発・バリデーション事例から、実装上で直面する課題とその解決策
-タンデム四重極型のLC-MS/MS を用いた試験法開発について説明
-特異性や直線性含む分析法バリテーションの解説

 
◎ニトロソアミン類生成原因アミン10種類の一斉分析法の開発
-デュロキセチン製剤中のN-ニトロソデュロキセチンの分析法開発
- NDXTの分析法開発

 

 第3部:ニトロソアミン類のリスク低減措置 

◎ニトロソアミン類の混入原因・リスク低減措置における事例紹介
-ニトロソアミン類(NDSRIs含む)の概要及び混入評価について解説
-ニトロソアミン類(NDSRIs)の混入原因及びそのリスク低減措置について解説
-ニトロソアミン類/NDSRIsのリスク低減措置について,実際に報告されている事例を紹介

 

 第4部:ニトロソアミン類におけるリスク評価 

◎エキスパートジャッジで考慮するべきポイント
-ニトロソアミン類の問題がICH-M7(R2)ガイドラインに与えた影響を解説
-In silico 評価(QSAR)による予測と限界
-エキスパートジャッジメントの役割と考慮すべき科学的根拠を言及
-新たな遺伝毒性評価技術の導入と実用性
-ニトロソアミン不純物評価におけるecNGS の利用

 
◎ICH-M7 をふまえたリスクアセスメントの進め方
-製剤におけるリスクアセスメント・原薬におけるリスクアセスメントを解説
₋N- ニトロソアミン化の確証実験についても説明

 
◎パージファクターを用いた変異原性不純物のリスク評価
-変異原性不純物の管理を解説
-ニトロソアミン類の管理
 

◎NDSRIの許容値設定
-ニトロソアミン類の変異原性及び発がん性メカニズムから解説
-医薬品中ニトロソアミン類の構造上の特性とニトロソアミン不純物の分類
-NDSRIs の許容値設定を背景とリードアクロス化合物選定時の考慮点をふまえ解説
-NDSRI の科学的知見に基づく許容値設定の実践的アプローチとその限界

 
◎CPCA を用いた許容摂取量設定
-背景とニトロソアミン類の代謝活性化メカニズム等をふまえたCPCAの解説
-CPCA の適用方法を化学構造的特徴をふまえて解説
-CPCA に基づいたNDSRI の許容値設定における今後の課題と保守的なAI 設定の影響

 
◎N-ニトロソアミン類の発がんメカニズムや構造活性相関・許容摂取量設定
-N-ニトロソアミン類の発がんメカニズムの説明
-リードアクロスの概要とAI設定を商用ツールを用いて解説
-in vivo 変異原性試験結果とQMの組み合わせによるAI設定の試み

 

 第5部:後発医薬品製造企業におけるニトロソアミン類への対応 

◎後発医薬品製造企業でのリスク管理
-製剤開発段階におけるリスク戦略とリスク低減化技術
-製造工程のリスク要因