「正確・簡潔・明快・丁寧」に伝える
技術文章/技術文書 作成講座
あらゆるところで求められる「的確に伝える」スキルを習得
ChatGPTなど生成AIを利用した文章作成についても解説
受講後も何度も読み返されているテキスト教材が、
あなたの効率的な文書作成をお手伝いします。
技術・研究/調査報告書などをよく作成される方にも、添削する立場の方にも。
相手にわかりやすく読みやすいと思われる文章の要件と具体的な書き方を、
技術者にわかりやすい例文とともに解説。
思いが見えにくい文字だからこそ、かたちに残る文字だからこそ、
「誤解を招く表現」、「冗長な表現」、「受け取り方によって失礼にあたる表現」は、望ましくありません。
例えば自分が書いた文章が"ひとりあるき"をして、事実と違うことが顧客に伝わっていた!という場合は、その文章ひとつで、作業の手戻りが発生する、他者との信頼関係へも影響するといったことが考えられます。
コロナ禍で対面の機会が減っている今だからこそ、文字による伝達/意思疎通を円滑に行えるように。
※ この通信講座では"ebook版テキスト"を配布いたしませんので、ご注意ください ※
※ 定員50名を予定しております。※
過去受講した方の声
「復習のときに、テキストがとても役に立つ。何度も読み返している。」
「新入社員のスキル向上のために、何人かと一緒に受講した。指導する立場としても学びが多かった」
「全3講で終わってしまうのが寂しく感じるくらい、有意義だった」
「このような学習時間はなかなか取れないので、良い機会になった」
「相手の思考を想像しながら、文章を構成する考え方が分かった」
「日本語の正しい使い方やあいまいな表現の改善、全体の構成の仕方や見直し方が分かった」
「付録資料に書かれている内容がとても役に立つと思う」
「読み手を考えた語彙の使い方を実用的な知見から的確に添削、ご助言いただいた」
開講日 | 2024年5月17日 (金) | |
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講座講数・期間 | 3回コース(5月17日~2024年9月27日) | |
1口の受講者数 | 1口3名まで受講可能 | |
受講料(税込)
各種割引特典
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1口 62,700円
( E-Mail案内登録価格 59,565円 )
S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体57,000円+税5,700円
E-Mail案内登録価格:本体54,150円+税5,415円
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[1名参加も可能です] 35,200円 ( S&T会員受講料 33,440円 ) 定価:本体32,000円+税3,200円 会員:本体30,400円+税3,040円 [4名以上は、1口1人あたりの金額追加で受講可能です] 1人あたり20,900円( S&T会員受講料 19,855円 )の金額追加で受講可能です |
その表現や記述が適切でなければ、時にはこんな誤解・トラブルを招くことも。
文例「明日のご注文では、納品できない場合があります」
書き手:( 今日発注してもらえないと、絶対納品できない。やわらかい表現で伝えておこう。)
読み手:( できない場合がある、ということは明日でも大丈夫かもしれない。明日注文しよう。)
文例「薬剤で表面処理をした部品Xと部品Yを組み合わせて……」
Aさん:( 表面処理をした部品Aと、表面処理をしていない部品B?)
Bさん:( 部品Aと部品Bの両方が表面処理されている…?)
文例「一昨日、指示があったため、案件に関する書類を作成して他部署Aに送付し、部長に報告しました。」
上司:( 誰の指示?案件に関する書類って何の書類?指示、作成、送付、報告は全部一昨日のこと?)
通信講座講師
鹿児島大学等 非常勤講師、工学博士
小波技術士事務所 所長、日本技術士会千葉県支部技術教育支援委員長、芝浦工大技術士試験添削講師、日本創造学会研究倫理委員、技術関連の著書180件余、セミナー320件余
[経歴] 日本能率協会技術士添削講師、日曹エンジニアリング(株)技術開発研究所長、横浜国大・千葉大・滋賀県立大非常勤講師、鹿児島大客員教授、月刊「粉体技術」誌 編集委員(36年間)
通信講座趣旨
講師はプラントエンジニアリング技術者として、設計作業や業務連携、伝承技術集成、技術教育業務を担当してきた。顧客向け、製作者向け、社内向け、そして業界向けの文書作成と添削指導を行ってきた経験に基づいて分かりやすく説明する。豊富な付録資料は文書作成の実務にそのまま役立つ。
本講では、まず、文章書きの基本的なスキルはどのようなもので、どう力を付けるかを述べる。その上で、打合せ議事録、トラブル報告書、実験報告書、各種の提案書、宣伝資料、謝罪文など、仕事で用いられる内部文書に加え、論文、雑誌記事、取り扱い説明書、納入仕様書、購入仕様書など外部に提出する技術資料を念頭に置いて文章の書き方を示す。また、ChatGPTなどの生成AIを技術文書に利用する方法も解説する。
受講生には、多くの添削事例を提示しながら、どうすればより良い文章を書けるかを一緒に考えていただく。また、理解を深めるために文章作成および間違い探しの演習を織り込む。
通信講座講演内容
第1講 |
1.文書作成の心構え 1.1 技術文書は文学と異なる 1.2 気ままに書いたものは冗長である 1.3 読み手を特定してイメージする 1.4 読み手の気持ちを考える 1.5 読み手に信頼感を与える (1) 客観的でありながら心を伝える (2)誠実さが読み取れる (3)誇張のある表現、尊大な表現の例 (4)品格を保つ (5)引用を正確に示す 1.6 変化する日本語の作法に対応する (1)伝統的な用法・用語の減少 (2)平明化 (3)話し言葉の変化の影響 (4)敬語の変化 2.技術文章の基本 2.1 基礎的事項 (1)厳密な文書では必要十分を基本にする (2)確実に伝えるときは冗長さも必要である (3)できるだけ断定する (4)難しい概念は図示する (5)分かりにくいときは実例を示す (6)比喩などを加えて理解を助ける (7)同じ言葉の繰り返しに甘んじる (8)文書内の参照元を明確に示す (9)箇条書きを利用する (10)主要な点を誠実に強調する (11)説明(プレゼン)を意識する (12)単なる感想文はいらない (13)感情的な表現は避ける (14)前向きに示す方が印象がよい (15)重要なことを先に書く 2.2 推論のよりどころ (1)帰納法と演繹法 (2)三段論法 (3)弁証法(正反合) (4)仮説と実証の繰り返し 2.3 文書の構造 (1)文書の構造化 (2)定型的な項目立て 2.4 論述の進め方と順序 (1)読み手が知りたい結論の場所 (2)起承転結 (3)序論・本論・結論 (4)序破急 (5)記述する流れの原則 (6)重要性を基準にした順序 (7)詳細事項を付属書にする構成 (8)業務文書の型式 2.5 結論の示し方 (1)個々の結論を示す (2)総括的な結論を示す (3)結論に関わる条件を示す (4)結論の例外を示す (5)考え方を表現する (6)謙虚な態度をとる 2.6 気の利いたひねり ・練習問題(提出不要、自己採点式) ・演習問題(提出用、講師添削) 付録資料 本資料は本講座の全テキスト本文に関するもので、 公的に発行されたものを除きオリジナルである。 1)文のつながりを示す接続語句 文と文をつなぐときに、その関係を示すために用いる表現を集めた役立つ語句集。 2)技術系の用語・漢字と常用漢字 平成22年に追加された常用漢字の中で、技術者が知るべき漢字と熟語など。 3)送り仮名の付け方 昭和48年の内閣告示の転載。平成22年改正内容を織り込み。 4)公用文における漢字使用等について 平成22年の内閣訓令の転載。 5)単位の表記方法 SI単位系は、本文でも概説しているが、技術者・研究者が知るべき内容。 6)ローマ字の表し方と入力方法 訓令式とヘボン式のローマ字の利用、およびキーボードで入力するときの便利な方法。 7)である・ですますの変換法 である調からですます調へ、またはその逆の変換のために筆者が使用している方法。 8)技術文書における読点(、)の打ち方 読点の打ち方には明確な基準がないため、ここで参考としていただくための考え方。 9)文章のチェックと校正 文章の書き始め、書いている途中、または書き上げ直前の多面的なチェック項目。 10)技術系用「異字同訓」の漢字の使い分け例 異字同訓の漢字(常用漢字追加字種は別に示す)と使い方の公的資料から 筆者が技術者向けに作成。 11)オズボーンのチェックリスト アイデアを出すためにヒントとなるチェックリスト。 12)実験報告書・論文の書き方 実験報告書、組織内研究論文、学術論文に関して共通する汎用的な考え方と注意すべき事項。 13)定型実験レポートの作法 学生実験(再現試験)レポートの作法であるが、組織内の定型的な試験レポートと共通。 14)稟議書2例 技術者が起案することが多い外部発表と研究委託契約に関する具体的な2例。 15)採用された開発テーマの公的資金申請書(要約)例 科学技術振興機構に提出して資金を獲得した、大学発ベンチャー資金申請書の要約部分。 16)平仮名書きと漢字書きの早見表 紛らわしい語句の書き分けについて、筆者が推奨する一般的な基準。 17)一般技術原稿の提出直前チェックリスト 雑誌等に投稿する原稿を提出直前に確認するためのチェック事項リスト。 18)ChatGPTなどの生成AIで文章をまとめる方法と注意 生成AIによる文章作成における有用な利用法および注意すべき問題点。 |
第2講 |
3.文の作成 3.1 基本的事項 (1)形容の程度を明確にする (2)「〇〇など」は多用しない (3)「〇〇や〇〇」は多用しない (4)接続語で前後関係を明確にする (5)難解な文を避けて平易にする (6)動作の主体をはっきりさせる (7)主語と述語を近づける (8)述語をまとめる (9)「こそあど」言葉はほどほどにする (10)専門語・略語は初出時に説明する (11)文の分割の可能性を考える (12)重ね言葉を避ける (13)接続する語を重ねない (14)時制を明確にする (15)文中の体言止めは避ける (16)「のである」は技術文にはあまり向かない 3.2 文法上の誤り (1) 主語と述語を確実に整合させる (2) 修飾語とその対象を誤解させない (3) 倒置法にならないように語順を守る 3.3 他の方法による表現 (1) 類語・反対語による表現 (2) 二重否定による表現 (3) 対偶による表現 3.4 ものごとの並べ方 (1) および(AND)を並べるとき (2) または(OR)をつなぐとき (3) 説明を並列させるとき (4) 英語で便利な and/or (5) 論理の AND と OR (6) [参考] 異なる or の意味 (7) 法令文でのAND とORの表現 (8) 並列の「と」 3.5 用語を解説する方法 3.6 敬語の使い方 (1) 敬語の重要性 (2) 敬語の指針 (3) 敬語のレベル 4.用字用語の使い方 4.1 使う言葉の選び方 (1)使えない話し言葉 (2)文語的な用語 (3)意味を文脈から判断させること (4)理由は「より」でなく、「から」 (5)「~的」、「~性」、「~化」 (6)「行う」、「する」の使い方 (7)他人の言葉・表現 (8)「ら抜き」、「さ入れ」、「れ足す」、「い抜き」 (9)専門用語の統一 (10)差別(禁止)用語 (11)低俗表現 (12)ビジネスで嫌われる言葉 (13)方言で間違えやすい言葉 (14)使わない方がよい文学的な表現 (15)商品名と一般名 (16)言葉の正確な組み合わせ (17)オノマトペの利用 4.2 顧客との関係に伴う用語 (1)会社名 (2)株式会社など (3)企業などの略称例 (4)御社と貴社 (5)弊社と当社 (6)自分の呼称 (7)相手の呼称 (8)殿から様への流れ 4.3 時の表現の難しさ (1)「とき」と「時」の違い (2)「時点」(タイミング)と「時の間」 (3)時の相対性と絶対性 4.4 使える文字 (1)学習すべき漢字の変化 (2)必要な漢字力 (3)一般の用字用語の手引 4.5 送り仮名と仮名書き 4.6 単位の使い方と表記法 4.7 格助詞「の」の意味と使い方 (1)多様な「の」の意味 (2)「の」の分類 (3)「の」の連続使用 4.8 ローマ字の表し方と入力方法 4.9 英語の語尾の長音符号 (1)各分野における慣例と推移 (2)JISの規定 (3)学会の規定 ・練習問題(提出不要、自己採点式) ・演習問題(提出用、講師添削) |
第3講 |
5.文章作成の手順 5.1 実際の文章作成の流れ (1)敬体(ですます調)か常体(である調)かを決める (2)資料を集める (3)リード(概要)文を書くことでアウトラインを作る (4)ワープロソフトで構造化を考えながら書き始める (5)文書の目的と価値を明確にする 5.2 著述の流れ (1)書くべき事項を順不同で書き出す (2)文章の流れを考えて、いくつかの見出しを仮決めする (3)見出しの順序を付けて並べ替える (4)内容をある程度書いてみる (5)流れの自然さを考慮して順序とタイトルを決め直す (6)書き進める (7)見出し、順序に無理があるときは、随時並べ替える (8)読み手にとって不要な内容を削除する (9)推敲する 5.3 文書に必要な項目 (1)読む人に対応する (2)5W2Hを意識したチェック (3)文書の構成を明確にするためのチェック (4)深みのある内容にするためのチェック (5)特定の事項に関して記述すべき事項 5.4 句点・読点の打ち方 (1)句点「。」の打ち方 (2)読点「、」の打ち方 (3)句読点を省略する伝統 (4)句読点記号の種類 5.5 文章の修正 (1)チェック・校正リスト (2)技術用語の同音異義語 (3)抜けている項目の探し方 (4)ソフトウェアによる自動文章校正 5.6 最後の文チェック (1)読点「、」を検索して修正する (2)句点「。」を検索して修正する (3)改行マークを検索する (4)全体を通して読み返す (5)目をよくする 5.7 文書の内容を充実させる方法 (1)語彙力こそが教養である(齋藤孝) (2)科学することは分解能を高めることである (3)アイデアのつくり方(ヤング) (4)発想することは訓練できる(オズボーン) (5)「文(ふみ)を広げて……」書物には知恵がある(兼好法師) (6)技術の基本は専門力である (7)総合的な判断が加わって価値が生じる 6.技術文書作成の実践 6.1 技術関連の文書 (1)技術文書の種類 (2)文書の保存 (3)文書の変更手続き 6.2 打合せ議事録 (1)記録するための力 (2)主観性と客観性 (3)記録で明確にしておくべきこと (4)記録する方法と注意点 (5)記録の表現例 (6)承認、フォローと再配付 (7)逐一記録(録音複製) 6.3 取扱説明書、操作基準書 (1)操作基準書とは (2)異常時の操作 (3)製造物責任と安全に関する記述 (4)操作基準書の主要な項目 6.4 実験報告書・論文 (1)実験報告書の留意事項 (2)記述すべき項目 (3)考察をとりまとめて結論づけるための要点(調査報告にも共通) (4)学術論文 (5)技術論文 6.5 調査報告書 (1)留意事項 (2)記述すべき項目 6.6 稟議書(起案書、立案書) (1)留意事項 (2)記述すべき項目 6.7 新規事業提案書 (1)留意事項 (2)記述すべき項目 6.8 改善等提案書 (1)留意事項 (2)記述すべき項目 6.9 公的補助金申請書 (1)留意事項 (2)記述すべき項目 6.10トラブル報告書 (1)留意事項 (2)提出のタイミング (3)記述すべき項目 6.11 特許申請関連書類 (1)特許のアイデア提出書 (2)特許申請書 (3)特許共同申請契約書 (4)稟議書 6.12 納入(見積・受注)仕様書 (1)仕様書作成での失敗例 (2)記述すべき項目 6.13 購入(引合・発注)仕様書 6.14 機器仕様リスト 6.15 各種設計図の補足書 6.16 出張報告書 7. 文章作成の勉強法 7.1 良い文章に触れる (1)文章をたくさん読む (2)品質の高い内容の番組を視聴する 7.2 よく考えてたくさん書く (1)常に気を付けて書く (2)模範文をまね書きする 7.3 試験を受ける (1)日本語検定(読売新聞・時事通信社・東京書籍系) (2)日本漢字能力検定(公益財団法人日本漢字能力検定協会) (3)文章読解・作成能力検定(公益財団法人日本漢字能力検定協会) 7.4 文章法の本を読む 7.5 文章講座を受ける (1)講習会 (2)通信添削・インターネット講座 7.6 今から勉強していく方法の例 (1)まず復習をする (2)自分の弱点を知り克服する (3)ずっと気を付けていく 7.7 参考書 ・練習問題(提出不要、 自己採点式) ・演習問題(提出用、講師添削) |
スケジュール
5月17日 | 第1講 開講(テキスト到着予定) |
↓ ↓
6月17日 | 第1講 演習問題解答提出締切 |
第2講 開講(テキスト到着予定) |
↓ ↓
7月17日 | 第2講 演習問題解答提出締切 |
第3講 開講(テキスト到着予定) |
↓ ↓
8月23日 | 第3講 演習問題解答提出締切 |
↓ ↓
9月中旬 | 修了証発行 |
※各講の「演習問題」は、受講者様各自でのご解答・ご提出をお願いしております。
複数名お申込みされた場合も、代表受講者が取りまとめる・一括でご提出されるなどの必要はございません。
受講条件
・通信講座の進行上の連絡はE-Mail で行います。本人の個別E-Mail アドレスをご用意ください。
・演習問題解答用紙、模範解答、修了証などの各種データは、Word、Excel、PDF などを使用します。
(2) 受講者全員のS&T 会員登録が必須です。
・通信講座の受講では弊社S&T 会員「マイページ」機能を使用します。
(演習問題解答用紙など各種データのダウンロード、講師への質問など)
【 会員価格(5%OFF)適用条件 】
・弊社案内(E-MailまたはDM)希望の場合のみ適用します。
・複数名のお申込みは、受講者全員の案内希望チェックが必須です。
・弊社案内を希望されない方は、S&T 会員登録の際に案内方法欄のチェックを外してください
教材
・第1講テキストに請求書、受講票を同封
・複数お申込みで同一住所の場合:代表者にまとめて送付
・複数お申込みで異なる住所の場合:各々に送付
・各開講日の2営業日前に発送
(第1講開講日の2営業日前15:00以降の申込み:開講日1営業日前の発送予定)
(第1講開講日の当日15:00までの申込み:開講日当日の発送予定)
(第1講開講日の当日15:00以降の申込み:開講日翌営業日の発送予定)
※本講座では、ebook版のテキストの配布はございません。
※本講座の映像視聴配信はありません
※自主学習形式となります。
備考
⇓
◇請求書
受講代表者(受講者1または申込入力者)に、当社でのお申込み受理後3営業日以内にE-mailにてご案内いたします。
S&T会員マイページからダウンロードください。
請求書到着後1か月以内にお支払いください(銀行振込)。
得られる知識
各種技術文書の実践的な作成技術
その他
本講座の受講期間は、全3講の3か月間です。
1講あたり1か月間を目安に学習を進めてください。
□演習問題
演習問題の解答用紙が未提出の場合は、0点 扱いとなります。
各講の平均をとり、ある一定の基準をクリアした方には「修了証」を発行します。
□講師への質問
受講者全員で共有できるよう講師へのQ&Aは基本的に受講者マイページに匿名にて掲載いたします。
全質問の講師の回答が閲覧でき、参考になります。
通信講座申込要領
https://www.science-t.com/courseentryguide/
通信講座に関するFAQ
https://www.science-t.com/faq/#faq004
通信講座講師
鹿児島大学等 非常勤講師、工学博士
小波技術士事務所 所長、日本技術士会千葉県支部技術教育支援委員長、芝浦工大技術士試験添削講師、日本創造学会研究倫理委員、技術関連の著書180件余、セミナー320件余
[経歴] 日本能率協会技術士添削講師、日曹エンジニアリング(株)技術開発研究所長、横浜国大・千葉大・滋賀県立大非常勤講師、鹿児島大客員教授、月刊「粉体技術」誌 編集委員(36年間)
通信講座趣旨
講師はプラントエンジニアリング技術者として、設計作業や業務連携、伝承技術集成、技術教育業務を担当してきた。顧客向け、製作者向け、社内向け、そして業界向けの文書作成と添削指導を行ってきた経験に基づいて分かりやすく説明する。豊富な付録資料は文書作成の実務にそのまま役立つ。
本講では、まず、文章書きの基本的なスキルはどのようなもので、どう力を付けるかを述べる。その上で、打合せ議事録、トラブル報告書、実験報告書、各種の提案書、宣伝資料、謝罪文など、仕事で用いられる内部文書に加え、論文、雑誌記事、取り扱い説明書、納入仕様書、購入仕様書など外部に提出する技術資料を念頭に置いて文章の書き方を示す。また、ChatGPTなどの生成AIを技術文書に利用する方法も解説する。
受講生には、多くの添削事例を提示しながら、どうすればより良い文章を書けるかを一緒に考えていただく。また、理解を深めるために文章作成および間違い探しの演習を織り込む。
通信講座講演内容
第1講 |
1.文書作成の心構え 1.1 技術文書は文学と異なる 1.2 気ままに書いたものは冗長である 1.3 読み手を特定してイメージする 1.4 読み手の気持ちを考える 1.5 読み手に信頼感を与える (1) 客観的でありながら心を伝える (2)誠実さが読み取れる (3)誇張のある表現、尊大な表現の例 (4)品格を保つ (5)引用を正確に示す 1.6 変化する日本語の作法に対応する (1)伝統的な用法・用語の減少 (2)平明化 (3)話し言葉の変化の影響 (4)敬語の変化 2.技術文章の基本 2.1 基礎的事項 (1)厳密な文書では必要十分を基本にする (2)確実に伝えるときは冗長さも必要である (3)できるだけ断定する (4)難しい概念は図示する (5)分かりにくいときは実例を示す (6)比喩などを加えて理解を助ける (7)同じ言葉の繰り返しに甘んじる (8)文書内の参照元を明確に示す (9)箇条書きを利用する (10)主要な点を誠実に強調する (11)説明(プレゼン)を意識する (12)単なる感想文はいらない (13)感情的な表現は避ける (14)前向きに示す方が印象がよい (15)重要なことを先に書く 2.2 推論のよりどころ (1)帰納法と演繹法 (2)三段論法 (3)弁証法(正反合) (4)仮説と実証の繰り返し 2.3 文書の構造 (1)文書の構造化 (2)定型的な項目立て 2.4 論述の進め方と順序 (1)読み手が知りたい結論の場所 (2)起承転結 (3)序論・本論・結論 (4)序破急 (5)記述する流れの原則 (6)重要性を基準にした順序 (7)詳細事項を付属書にする構成 (8)業務文書の型式 2.5 結論の示し方 (1)個々の結論を示す (2)総括的な結論を示す (3)結論に関わる条件を示す (4)結論の例外を示す (5)考え方を表現する (6)謙虚な態度をとる 2.6 気の利いたひねり ・練習問題(提出不要、自己採点式) ・演習問題(提出用、講師添削) 付録資料 本資料は本講座の全テキスト本文に関するもので、 公的に発行されたものを除きオリジナルである。 1)文のつながりを示す接続語句 文と文をつなぐときに、その関係を示すために用いる表現を集めた役立つ語句集。 2)技術系の用語・漢字と常用漢字 平成22年に追加された常用漢字の中で、技術者が知るべき漢字と熟語など。 3)送り仮名の付け方 昭和48年の内閣告示の転載。平成22年改正内容を織り込み。 4)公用文における漢字使用等について 平成22年の内閣訓令の転載。 5)単位の表記方法 SI単位系は、本文でも概説しているが、技術者・研究者が知るべき内容。 6)ローマ字の表し方と入力方法 訓令式とヘボン式のローマ字の利用、およびキーボードで入力するときの便利な方法。 7)である・ですますの変換法 である調からですます調へ、またはその逆の変換のために筆者が使用している方法。 8)技術文書における読点(、)の打ち方 読点の打ち方には明確な基準がないため、ここで参考としていただくための考え方。 9)文章のチェックと校正 文章の書き始め、書いている途中、または書き上げ直前の多面的なチェック項目。 10)技術系用「異字同訓」の漢字の使い分け例 異字同訓の漢字(常用漢字追加字種は別に示す)と使い方の公的資料から 筆者が技術者向けに作成。 11)オズボーンのチェックリスト アイデアを出すためにヒントとなるチェックリスト。 12)実験報告書・論文の書き方 実験報告書、組織内研究論文、学術論文に関して共通する汎用的な考え方と注意すべき事項。 13)定型実験レポートの作法 学生実験(再現試験)レポートの作法であるが、組織内の定型的な試験レポートと共通。 14)稟議書2例 技術者が起案することが多い外部発表と研究委託契約に関する具体的な2例。 15)採用された開発テーマの公的資金申請書(要約)例 科学技術振興機構に提出して資金を獲得した、大学発ベンチャー資金申請書の要約部分。 16)平仮名書きと漢字書きの早見表 紛らわしい語句の書き分けについて、筆者が推奨する一般的な基準。 17)一般技術原稿の提出直前チェックリスト 雑誌等に投稿する原稿を提出直前に確認するためのチェック事項リスト。 18)ChatGPTなどの生成AIで文章をまとめる方法と注意 生成AIによる文章作成における有用な利用法および注意すべき問題点。 |
第2講 |
3.文の作成 3.1 基本的事項 (1)形容の程度を明確にする (2)「〇〇など」は多用しない (3)「〇〇や〇〇」は多用しない (4)接続語で前後関係を明確にする (5)難解な文を避けて平易にする (6)動作の主体をはっきりさせる (7)主語と述語を近づける (8)述語をまとめる (9)「こそあど」言葉はほどほどにする (10)専門語・略語は初出時に説明する (11)文の分割の可能性を考える (12)重ね言葉を避ける (13)接続する語を重ねない (14)時制を明確にする (15)文中の体言止めは避ける (16)「のである」は技術文にはあまり向かない 3.2 文法上の誤り (1) 主語と述語を確実に整合させる (2) 修飾語とその対象を誤解させない (3) 倒置法にならないように語順を守る 3.3 他の方法による表現 (1) 類語・反対語による表現 (2) 二重否定による表現 (3) 対偶による表現 3.4 ものごとの並べ方 (1) および(AND)を並べるとき (2) または(OR)をつなぐとき (3) 説明を並列させるとき (4) 英語で便利な and/or (5) 論理の AND と OR (6) [参考] 異なる or の意味 (7) 法令文でのAND とORの表現 (8) 並列の「と」 3.5 用語を解説する方法 3.6 敬語の使い方 (1) 敬語の重要性 (2) 敬語の指針 (3) 敬語のレベル 4.用字用語の使い方 4.1 使う言葉の選び方 (1)使えない話し言葉 (2)文語的な用語 (3)意味を文脈から判断させること (4)理由は「より」でなく、「から」 (5)「~的」、「~性」、「~化」 (6)「行う」、「する」の使い方 (7)他人の言葉・表現 (8)「ら抜き」、「さ入れ」、「れ足す」、「い抜き」 (9)専門用語の統一 (10)差別(禁止)用語 (11)低俗表現 (12)ビジネスで嫌われる言葉 (13)方言で間違えやすい言葉 (14)使わない方がよい文学的な表現 (15)商品名と一般名 (16)言葉の正確な組み合わせ (17)オノマトペの利用 4.2 顧客との関係に伴う用語 (1)会社名 (2)株式会社など (3)企業などの略称例 (4)御社と貴社 (5)弊社と当社 (6)自分の呼称 (7)相手の呼称 (8)殿から様への流れ 4.3 時の表現の難しさ (1)「とき」と「時」の違い (2)「時点」(タイミング)と「時の間」 (3)時の相対性と絶対性 4.4 使える文字 (1)学習すべき漢字の変化 (2)必要な漢字力 (3)一般の用字用語の手引 4.5 送り仮名と仮名書き 4.6 単位の使い方と表記法 4.7 格助詞「の」の意味と使い方 (1)多様な「の」の意味 (2)「の」の分類 (3)「の」の連続使用 4.8 ローマ字の表し方と入力方法 4.9 英語の語尾の長音符号 (1)各分野における慣例と推移 (2)JISの規定 (3)学会の規定 ・練習問題(提出不要、自己採点式) ・演習問題(提出用、講師添削) |
第3講 |
5.文章作成の手順 5.1 実際の文章作成の流れ (1)敬体(ですます調)か常体(である調)かを決める (2)資料を集める (3)リード(概要)文を書くことでアウトラインを作る (4)ワープロソフトで構造化を考えながら書き始める (5)文書の目的と価値を明確にする 5.2 著述の流れ (1)書くべき事項を順不同で書き出す (2)文章の流れを考えて、いくつかの見出しを仮決めする (3)見出しの順序を付けて並べ替える (4)内容をある程度書いてみる (5)流れの自然さを考慮して順序とタイトルを決め直す (6)書き進める (7)見出し、順序に無理があるときは、随時並べ替える (8)読み手にとって不要な内容を削除する (9)推敲する 5.3 文書に必要な項目 (1)読む人に対応する (2)5W2Hを意識したチェック (3)文書の構成を明確にするためのチェック (4)深みのある内容にするためのチェック (5)特定の事項に関して記述すべき事項 5.4 句点・読点の打ち方 (1)句点「。」の打ち方 (2)読点「、」の打ち方 (3)句読点を省略する伝統 (4)句読点記号の種類 5.5 文章の修正 (1)チェック・校正リスト (2)技術用語の同音異義語 (3)抜けている項目の探し方 (4)ソフトウェアによる自動文章校正 5.6 最後の文チェック (1)読点「、」を検索して修正する (2)句点「。」を検索して修正する (3)改行マークを検索する (4)全体を通して読み返す (5)目をよくする 5.7 文書の内容を充実させる方法 (1)語彙力こそが教養である(齋藤孝) (2)科学することは分解能を高めることである (3)アイデアのつくり方(ヤング) (4)発想することは訓練できる(オズボーン) (5)「文(ふみ)を広げて……」書物には知恵がある(兼好法師) (6)技術の基本は専門力である (7)総合的な判断が加わって価値が生じる 6.技術文書作成の実践 6.1 技術関連の文書 (1)技術文書の種類 (2)文書の保存 (3)文書の変更手続き 6.2 打合せ議事録 (1)記録するための力 (2)主観性と客観性 (3)記録で明確にしておくべきこと (4)記録する方法と注意点 (5)記録の表現例 (6)承認、フォローと再配付 (7)逐一記録(録音複製) 6.3 取扱説明書、操作基準書 (1)操作基準書とは (2)異常時の操作 (3)製造物責任と安全に関する記述 (4)操作基準書の主要な項目 6.4 実験報告書・論文 (1)実験報告書の留意事項 (2)記述すべき項目 (3)考察をとりまとめて結論づけるための要点(調査報告にも共通) (4)学術論文 (5)技術論文 6.5 調査報告書 (1)留意事項 (2)記述すべき項目 6.6 稟議書(起案書、立案書) (1)留意事項 (2)記述すべき項目 6.7 新規事業提案書 (1)留意事項 (2)記述すべき項目 6.8 改善等提案書 (1)留意事項 (2)記述すべき項目 6.9 公的補助金申請書 (1)留意事項 (2)記述すべき項目 6.10トラブル報告書 (1)留意事項 (2)提出のタイミング (3)記述すべき項目 6.11 特許申請関連書類 (1)特許のアイデア提出書 (2)特許申請書 (3)特許共同申請契約書 (4)稟議書 6.12 納入(見積・受注)仕様書 (1)仕様書作成での失敗例 (2)記述すべき項目 6.13 購入(引合・発注)仕様書 6.14 機器仕様リスト 6.15 各種設計図の補足書 6.16 出張報告書 7. 文章作成の勉強法 7.1 良い文章に触れる (1)文章をたくさん読む (2)品質の高い内容の番組を視聴する 7.2 よく考えてたくさん書く (1)常に気を付けて書く (2)模範文をまね書きする 7.3 試験を受ける (1)日本語検定(読売新聞・時事通信社・東京書籍系) (2)日本漢字能力検定(公益財団法人日本漢字能力検定協会) (3)文章読解・作成能力検定(公益財団法人日本漢字能力検定協会) 7.4 文章法の本を読む 7.5 文章講座を受ける (1)講習会 (2)通信添削・インターネット講座 7.6 今から勉強していく方法の例 (1)まず復習をする (2)自分の弱点を知り克服する (3)ずっと気を付けていく 7.7 参考書 ・練習問題(提出不要、 自己採点式) ・演習問題(提出用、講師添削) |
スケジュール
5月17日 | 第1講 開講(テキスト到着予定) |
↓ ↓
6月17日 | 第1講 演習問題解答提出締切 |
第2講 開講(テキスト到着予定) |
↓ ↓
7月17日 | 第2講 演習問題解答提出締切 |
第3講 開講(テキスト到着予定) |
↓ ↓
8月23日 | 第3講 演習問題解答提出締切 |
↓ ↓
9月中旬 | 修了証発行 |
※各講の「演習問題」は、受講者様各自でのご解答・ご提出をお願いしております。
複数名お申込みされた場合も、代表受講者が取りまとめる・一括でご提出されるなどの必要はございません。
受講条件
・通信講座の進行上の連絡はE-Mail で行います。本人の個別E-Mail アドレスをご用意ください。
・演習問題解答用紙、模範解答、修了証などの各種データは、Word、Excel、PDF などを使用します。
(2) 受講者全員のS&T 会員登録が必須です。
・通信講座の受講では弊社S&T 会員「マイページ」機能を使用します。
(演習問題解答用紙など各種データのダウンロード、講師への質問など)
【 会員価格(5%OFF)適用条件 】
・弊社案内(E-MailまたはDM)希望の場合のみ適用します。
・複数名のお申込みは、受講者全員の案内希望チェックが必須です。
・弊社案内を希望されない方は、S&T 会員登録の際に案内方法欄のチェックを外してください
教材
・第1講テキストに請求書、受講票を同封
・複数お申込みで同一住所の場合:代表者にまとめて送付
・複数お申込みで異なる住所の場合:各々に送付
・各開講日の2営業日前に発送
(第1講開講日の2営業日前15:00以降の申込み:開講日1営業日前の発送予定)
(第1講開講日の当日15:00までの申込み:開講日当日の発送予定)
(第1講開講日の当日15:00以降の申込み:開講日翌営業日の発送予定)
※本講座では、ebook版のテキストの配布はございません。
※本講座の映像視聴配信はありません
※自主学習形式となります。
備考
⇓
◇請求書
受講代表者(受講者1または申込入力者)に、当社でのお申込み受理後3営業日以内にE-mailにてご案内いたします。
S&T会員マイページからダウンロードください。
請求書到着後1か月以内にお支払いください(銀行振込)。
得られる知識
各種技術文書の実践的な作成技術
その他
本講座の受講期間は、全3講の3か月間です。
1講あたり1か月間を目安に学習を進めてください。
□演習問題
演習問題の解答用紙が未提出の場合は、0点 扱いとなります。
各講の平均をとり、ある一定の基準をクリアした方には「修了証」を発行します。
□講師への質問
受講者全員で共有できるよう講師へのQ&Aは基本的に受講者マイページに匿名にて掲載いたします。
全質問の講師の回答が閲覧でき、参考になります。
通信講座申込要領
https://www.science-t.com/courseentryguide/
通信講座に関するFAQ
https://www.science-t.com/faq/#faq004
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