講師紹介

氏名
岡部 徹
会社・団体
東京大学 副学長
所属
生産技術研究所 持続型材料エネルギーインテグレーション研究センター 教授
学位
博士(工学)
専門
材料化学・環境科学・循環資源工学・レアメタルプロセス工学。
研究の内容
35年以上、一貫してレアメタルの研究に取り組んでいる。“プロセス技術がレアメタルをコモンメタルに変える”ことを夢見て、チタンなどの新製錬技術の開発を行っている。最近は、PGM(白金族金属)、レアアース(希土類金属)、ニオブ、タンタル、ガリウム、タングステン、レニウムなどのレアメタルの製造プロセスや新規リサイクル技術、環境技術の研究も行っている。
略歴・研究内容(業務)・活動
1965年(昭和40年)京都市生まれ。ロンドン日本人学校、筑波大学附属高等学校を経て、88年、京都大学工学部冶金学科卒業。同大学院博士課程へと進み、チタンなどのレアメタルの精錬に関する研究で93年に博士号を取得。その後、日本学術振興会海外特別研究員として渡米、マサチューセッツ工科大学(MIT)の博士研究員として約3年間留学。東北大学素材工学研究所 (現:多元物質科学研究所) の助手として5年間勤め、2001年より東京大学生産技術研究所の助教授に着任し、同研究所の准教授を経て、09年から教授に就任した。2012年度からは、東京大学大学院 総合文化研究科 附属国際環境学教育機構(GPES)の教授も兼務している。2014年度は、東京大学 総長補佐を務め、2015年度~2018年度まで、生産技術研究所 副所長、2019年度~2020年度まで、東京大学 副学長。2021年度~2023年度生産技術研究所 所長。2024年度~東京大学 副学長。
講演情報
【 ウクライナのレアアースについて】 (40 分)
(レアメタル研究会(第115回) 2025年(令和7年)3月21日(金))
https://youtu.be/E3X-_6RvimQ?t=5692
 →ウクライナのレアアースは、”磁石の材料”ではなく、”政治の材料”となっていると、岡部は主張
 →さらには、ウクライナ戦争の背景について、レアメタルおよび軍事産業の視点から切り込む


【溶融チタンから低酸素濃度のチタンを直接製造する革新的技術の開発 ~ チタン製品の爆発的普及へと期待 ~】(40 分)
2024年(令和6年)11月15日(金) レアメタル研究会(第113回)、チタンシンポジウム(第8回)
https://www.youtube.com/watch?v=R5jTq6lR71g&t=9894s
講師出演の報道
【核心】EVは環境に優しい?製造プロセスの害悪どう評価?CO2だけに気を取られすぎ?レアメタル研究の権威に聞く|アベプラ
「EVは環境に優しい」はウソ?製造段階の廃棄物に有毒性が?正しい環境評価とは
 ABEMA Prime #アベプラ【公式】
https://www.youtube.com/watch?v=HtVEPmbPdIY