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化学プロセスのスケールアップと
トラブルシューティング事例

~小スケール実験からパイロットを経て実機スケールへスケールアップ~

【撹拌,反応,晶析,ろ過,乾燥操作について、スケールアップの基礎とトラブルを防止】

受講可能な形式:【Live配信】のみ

医薬原薬・中間体、農薬、化成品などファインケミカル製品のバッチ生産プロセスでは,撹拌槽を中心とした設備を活用して,反応,洗浄・分液,抽出,吸着,濃縮,晶析、ろ過、乾燥など多くの操作を行い各種製品が製造されている.

本セミナーでは,撹拌,反応,晶析,ろ過,乾燥操作について,ラボ実験から実機へのスケールアップ方法を示しつつ,スケールアップの基礎とトラブルを防止するための考え方を紹介する。

【得られる知識】
〇スケールアップ検討の進め方 
〇スケールアップと影響因子
〇スケールアップと化学工学の役割
〇撹拌,反応,晶析,ろ過などのスケールアップポイント
このセミナーの受付は終了致しました。
日時 【Live配信】 2024年4月19日(金)  10:30~17:00
会場 【Live配信】 オンライン配信セミナー  
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受講料(税込)
各種割引特典
55,000円 ( E-Mail案内登録価格 52,250円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
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配布資料Live配信受講:製本テキスト(開催日の4、5日前に発送予定)
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Zoom上ではスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
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主催者より実験室レベルの製法と治験薬レベルの製法は全く異なります。さらに実際の販売に使用する大きなスケールでの医薬品のバルクの製造方法は,留意点が多く,独自のノウハウに基づいた方法であることも多いでしょう。また,化合物には複数の結晶形が存在することがあります。その中で優れた特性を有する一つの結晶形にコントロールして製造し,医薬品の開発を進めることにもノウハウがあります。このセミナーで,そのノウハウの部分も丁寧に解説されます。本セミナーで学んだ知識を実践でご活用いただきたいものです。

セミナー講師

スケールアップコンサルタント/元 住友化学(株)   高橋 邦壽 氏
【専門】化学プロセスのスケールアップ(小スケール実験からパイロットを経て実機スケールへスケールアップ)

セミナー講演内容

1.スケールアップ技術
 1.1 ファインケミカルでのプロセス開発
 1.2 ファインケミカルでのプロセス
 1.3 単位操作で発生するトラブル
 1.4 スケールアップと影響因子(実機で再現できない理由)
 1.5 スケールアップと化学工学の関わり
 1.6 工業化(スケールアップ)の流れ
 1.7 ラボ・パイロット実験の考え方

2.反応操作
 2.1 反応のチェックリスト
 2.2 反応熱の測定
 2.3 反応熱の推算
 2.4 バッチ反応のスケールアップ時の収率低下予測方法

3.撹拌・混合操作
 3.1 撹拌翼の種類
 3.2 撹拌槽のスケールアップ
 3.3 動力数Np の重要性
 3.4 ラボ実験のポイント
 3.5 動力数Np の測定
 3.6 動力数Np と吐出流量数Nqd および せん断強度Np/Nqd
 3.7 スケールアップと混合速度
 3.8 撹拌翼の選定

4.晶析操作
 4.1 晶析操作におけるトラブル
 4.2 晶析操作への撹拌・混合の影響
 4.3 晶析方法
 4.4 核発生・結晶成長
 4.5 ラボ晶析検討
 4.6 溶解度曲線を利用した晶析操作
 4.7 冷却晶析
 4.8 スケーリング発生防止
 4.9 非ニュートン流体(擬塑性液)のスケールアップ

5.ろ過操作
 5.1 ファインプロセスで使用される ろ過機
 5.2 Ruth の定圧ろ過方程式による平均ろ過比抵抗αav,ろ材抵抗 Rm算出
 5.3 簡便法による平均ろ過比抵抗αav、圧縮性指数n からろ過時間算出
 5.4 スケールアップ検討の進め方
 5.5 平均ろ過比抵抗、圧縮性指数の測定
 5.6 遠心ろ過のスケールアップ

6.乾燥操作
 6.1 乾燥機の分類
 6.2 乾燥特性
 6.3 乾燥実験とスケールアップ
 6.4 コニカル乾燥機の運転上のポイント
 6.5 振動・撹拌・逆円錐(ナウター)乾燥機の運転上のポイント


       □質疑応答□