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【入門編】基礎から学ぶ
ラボと製造におけるCSVと
データインテグリティの実務速習

~ガイドラインだけではわからない実務対応を
FDA査察指摘2,300件に基づき具体的に説明~
~PIC/S査察官むけDIガイダンス対訳解説つき~

受講可能な形式:【Live配信】のみ

本セミナーでは、コンピュータに馴染みのなかった方にもCSVと
データインテグリティ(DI)の対応実務を身に着けていただくべく、
CSVの本質とDI実務をFDAの査察指摘事例を交えて説明する。

 

ERES(電子記録/電子署名)とCSVの本質と基礎を説明したうえでFDAの査察指摘事例を紹介するので、
コンピュータに馴染みのなかった方でも「行うべきこと」を具体的に基礎から実践までを習得していただける。
また、増加しつつあるクラウドサービス利用における留意点やスプレッドシートのCSV/DI対応の概要も説明する。

 
■質疑応答■
CSV、ERES、データインテグリティ、スプレッドシートなど日常の業務において困っていることや疑問などにお答えします。講演当日の活発な質問は大歓迎ですが、質疑応答時間に限りがありますので、1週間前までにご提出いただいた事前質問への回答を優先いたします。
※受講者の皆様に開催日までに講師からの事前アンケートを送付しております。こちらからの質問も可能でございます。

【事前質問はこちら】
 
日時 【Live配信受講】 2024年5月28日(火)  10:30~16:30
会場 【Live配信受講】 オンライン配信セミナー  
会場地図
受講料(税込)
各種割引特典
55,000円 ( E-Mail案内登録価格 52,250円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体50,000円+税5,000円
E-Mail案内登録価格:本体47,500円+税4,750円
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2名で55,000円 (2名ともE-Mail案内登録必須/1名あたり定価半額27,500円)
【テレワーク応援キャンペーン(1名受講) オンライン配信セミナー受講限定】
1名申込みの場合:受講料( 定価 41,800円/E-Mail案内登録価格 39,820円 )

 定価:本体38,000円+税3,800円
 E-Mail案内登録価格:本体36,200円+税3,620円
1名様でLive配信/WEBセミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
※お申込みフォームで【テレワーク応援キャンペーン】を選択のうえお申込みください。
※他の割引は併用できません。

【研修パック(3名以上受講):一人あたりの受講料 19,800円】
 本体18,000円+税1,800円(一人あたり)
※受講者全員のE-Mail案内登録が必須です。
※お申込みフォームで【研修パック】を選択のうえお申込みください。
※他の割引は併用できません。
※当社Webサイトからの直接申込み限定です。
特典■付録CD
データインテグリティの詳細資料、Part 11、Annex 11、CSV関連の解説や邦訳など、320ファイル余を収載したCDをテキストと共にご提供する。
 
■名刺交換可

■ガイダンス邦訳と解説資料
各極データインテグリティガイダンスの邦訳や解説資料を電子ファイルにてご提供する。700スライドにおよぶ講演資料を補完する詳細を習得していただける。
  1. PIC/Sガイダンス(2021/7/1)対訳(解説つき)       161ページ
  2. データインテグリティ入門                      19ページ
  3. HPLC試し打ち指摘とその対応                    3ページ
  4. MHRAガイダンス(GMP) 意訳(対訳)           28ページ
  5. WHOガイダンス・ドラフト 要旨訳               11ページ
  6. FDAガイダンス・ドラフト 意訳(対訳)         32ページ
  7. FDAガイダンス・ドラフト 解説                 27ページ
  8. データインテグリティの是正 FDA WLの常とう句   9ページ
  9. WHOガイダンス Appendix 1 邦訳                 28ページ
  10. MHRAガイダンス(GXP)対訳と補足
配布資料製本テキスト(開催前日着までを目安に発送)
※セミナー資料はお申し込み時のご住所へ発送させていただきます。
※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が、
開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
オンライン配信ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)
セミナー視聴はマイページから
お申し込み後、マイページの「セミナー資料ダウンロード/映像視聴ページ」に
お申込み済みのセミナー一覧が表示されますので、該当セミナーをクリックしてください。
(アーカイブ配信は、配信日に表示されます。)
備考※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
対象CSVとデータインテグリティの基礎と実務対応を必要とする以下の様な部門の方々にご参加いただきたいと考えている。
• QA、QC、薬事監査(社内監査、委託先監査)
• エンジニアリング IT 装置/システムの供給者
• CMC 製剤研究 分析研究

セミナー講師

合同会社エクスプロ・アソシエイツ 代表
望月 清 氏 【講師情報】

セミナー趣旨

コンピュータに馴染みのなかった方にもCSVとデータインテグリティ(DI)の対応実務を身に着けていただくべく、CSVの本質とDI実務をFDAの査察指摘事例を交えて説明する。

DIの基本要件はALCOAプラスであるといわれている。一方、査察官が期待するDI実務は、システムや機器におけるDI機能の普及とともに高くなる。従って、各極のDIガイダンスを読み込んでALCOAプラスを頭のなかで深掘りしても、査察官が期待するDI実務レベルにたどりつけない。

査察官が期待するDI実務レベルは、当局査察における指摘事例から学び取るのが確実かつ容易である。査察指摘の開示が最も進んでいるのはFDAであり、生の査察指摘をすべて入手できる。

本講座では、米国情報公開法(FOIA)にもとづきFDAへ開示請求して入手した2,300件を越す生の査察指摘事例を踏まえて、CSVとDIの基礎と実務を具体的に説明する。なお、FDAの年間査察指摘件数は約1,000件である。2年分を超す査察指摘事例に基づいたファクトベースの講座であり、どなたにも納得してご理解いただける。

DI対応の対象は以下の両者である。
 電子記録
 紙の記録(手書き記録、プリントアウト)
また、電子記録を生成しない製造装置も対象である。

FDAの生の査察指摘によれば以下の様なDI指摘が多い。
 監査証跡をレビューしていない
 電子記録が保護されていない
 製造やラボの実務担当者がバックアップを行っている
 システム管理者権限で試験や製造を行っている
 製造やラボの記録用紙が現場でコピー出来てしまう
 製造装置のアラーム履歴が維持されていない
 製造装置のレシピが改変から保護されていない

FDA査察におけるDI指摘はQCラボに集中していたが、製造における指摘が目立ち始めてきた。特に製造におけるDI実務対応の要件は査察指摘事例から学び取る必要があり、製造管理のインテグリティと考えて実務対応するのがよい。

ERES(電子記録/電子署名)とCSVの本質と基礎を説明したうえでFDAの査察指摘事例を紹介するので、コンピュータに馴染みのなかった方でも「行うべきこと」を具体的に基礎から実践までを習得していただける。また、増加しつつあるクラウドサービス利用における留意点やスプレッドシートのCSV/DI対応の概要も説明する。

セミナー講演内容

  1. 改正GMP省令とPIC/S
  2. データインテグリティとは
  3. CSVとERESの基礎
  4. データインテグリティ用語
  5. FDAのDI査察指摘
  • 指摘トップ10
  • 国内における指摘
  • ラボにおける指摘
  • 製造における指摘
  1. スプレッドシートのFDA指摘とその対応
  2. DI実務対応
  • 紙記録(ラボ、製造共通)
  • コンピュータ化システム(ラボ主体)
  • 製造装置と検査装置
  1. DIポリシーと手順書の策定方針
  2. クラウドサービス利用における留意点
  3. 主要ガイダンスの概況
  4. PIC/S査察官むけガイダンスの解説
  5. MHRAガイダンスの要旨(英国医薬品庁)
  6. FDAガイダンスの要旨
  7. 良くある質問
  8. 質疑応答
■良くある質問
以下をはじめとする質問、および事前に提出いただいた質問にお答えする。
  1. 監査証跡の定期的レビューをどのようなタイミングで行えばよいのか
  2. 監査証跡の定期的レビューをどのような方法で行えばよいのか
  3. 監査証跡機能がない場合どのように対応すればよいのか
  4. 監査証跡機能がないと査察で指摘されるのか
  5. 監査証跡はどのようにバリデートすればよいのか 
  6. 試験関係者がシステム管理者になるとなぜ指摘を受けるのか
  7. HPLCのプリントアウトを生データとすると指摘を受けるのか
  8. データインテグリティはどのように査察されるのか
  9. 工程内検査のインテグリティは査察されるのか
  10. 個別のアカウントを設定できない器機/システムは更新が必要か
  11. 電子生データはどのように管理・運用すればよいのか
  12. スタンドアロン機器のデータインテグリティ対応はどの程度必要か
  13. ハイブリッドシステムはどのように対応すればよいか
  14. FDA査察をのりこえるにはどのような対策が必要か
  15. 治験薬における対応はどの程度必要か
  16. リスク対応はどのように行えばよいのか
  17. OOS処理の査察指摘はどのようにすれば回避できるのか
  18. LIMS導入はデータインテグリティ対応となるか
  19. Empower 3等のCDS導入はデータインテグリティ対応となるか
  20. バックアップの定期的リストアテストは必要か
  21. ALCOAをベースにGAPチェックリストを作ろうとしたが難しい
  22. 試験実施者に解析メソッド作成・変更の権限を与えて良いか
  23. 同じ分析装置にGMP試験とGMP適用外の試験を混在させてよいか
  24. 電子記録バックアップの隔離保管は必要か
  25. システム管理を行うIT職員にGMP教育は必要か
  26. OSへの共通IDログインは許容されないのか
  27. スプレッドシートのデータインテグリティ留意点
  28. LIMSやSDMSへデータを吸い上げたら分析機器のデータを削除してよいか
  29. デジタル画像を生データとする場合、何に注意すればよいか
  30. 機器使用台帳(機器使用ログ)に何を記載しなければならないのか
  31. AIの使用は認められるか
  32. コンピュータ化システムの再バリデーション頻度はどの程度が適切か
  33. バリデーション資料はどの程度の期間保存する必要があるか
  34. CDやDVDの劣化確認方法
  35. バックアップHDDの点検頻度
  36. アジャイル型開発は認められるか
  37. サーバーのシステム管理者アカウントを共有してよいか
  38. 崩壊試験や呈色滴定などのDI対応方法は
  39. 装置や機器のエラーをQAに報告すべきか
  40. ミラーリング(RAID1)はデータバックアップになるか 
  41. 業者保守作業における監査証跡のレビューは必要か
  42. 検量線と面積計算のバリ資料を査察で求められた時の対応は
  43. イベントログの定期レビューを査察で求められた時の対応は
  44. CMCなど研究開発におけるDI対応は
  45. バックアップ/リストアの要件とその対応方法は
  46. 旧システムのデータが新システムで異なる結果となる場合の対応方法は
  47. 見読性の長期維持方法は
  48. 電子署名した電子記録をシステムから取り出してよいか
  49. 電子署名した電子記録のプリントアウトに手書き署名は必要か
  50. PDFを編集できると査察指摘を受けるか
  51. 装置バリデーションにおけるURS必要性の指導方法は
  52. デジタル署名と電子署名の使い分けは(リモートワーク対応)
  53. 電子文書を電子的に照査・承認する方法は(リモートワーク対応)
  54. パスワード定期変更の頻度は
  55. バリデーション指針とはどのようなものか
  56. エクセルの保護機能破り対策は
  57. CSVをはじめて要求された装置メーカの対応は
  58. 製造検査装置における個々検査データ(計量値)のバックアップは必要か
  59. 理不尽な監査指摘へどのように対応すればよいか
  60. 監査証跡の回顧的レビューにおける留意点は
  61. アジャイル型で開発されたシステムのバリデート方法は
  62. ChatGPTに正当性はどの程度あるのか
  63. CAPAはどのように指摘されるのか
  64. バックアップデータのリストアはどのように検証すればよいのか
 
上記のQ&Aはテキストに含まれている。