セミナー番号:K180125(イノベーター)

第1回、第2回と好評を博した特別講演会です
イノベーションの真髄を各地にお届けすべく第3回は名古屋で開催。3名のイノベーターが名古屋に登場します

日時 2018年1月25日(木)  10:00~17:15 ※終了後懇親会予定
会場 愛知・名古屋市中村区 愛知県産業労働センター ウインクあいち  13F 1302
会場地図
受講料(税込)
54,000円 ( S&T会員受講料 51,300円 ) S&T会員登録について

定価:本体50,000円+税4,000円

会員:本体47,500円+税3,800円

【複数名同時申込特典】
上記受講料 より (同一法人に限ります)
 2名で参加の場合1名につき7,560円割引
 3名以上で参加の場合1名につき10,800円割引
【早期申込特典 2名同時申込みで1名分無料は終了しました(12月1日更新)】
特典【価値づくり特集】 セミナー
本セミナーは「価値づくりセミナー専用クーポン」をご利用頂けます。また、本セミナーにお申込み頂いた方には「価値づくり特集」のセミナーでのみご利用頂ける「価値づくりセミナー専用クーポン」をプレゼントいたします。 【価値づくり特集】セミナーの一覧、クーポン詳細は⇒コチラから
備考※昼食付
​申込先着順で定員になり次第締め切らせていただきます。お早めにお申し込みください。 
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 Session1    --10:00~12:00--

大企業が大企業たらしめる 組織・規則の中から、いかにイノベーションを起こせばいいのか。
BtoB分野・生産技術の分野でイノベーションを起こしてきた演者が新たに挑むのは
実際の大企業を舞台にした、イノベーターの育成・イノベーション創出という
正に常識を超えた実験だった。


 ゼオンナノテクノロジー(株) 代表取締役社長 
 兼 日本ゼオン(株) 特別経営技監 
 荒川 公平 氏

 
  [
イノベーション例]
 液晶ディスプレイの視野角拡大フイルム
 世界初の斜め延伸位相差フイルム
 気相流動法によるCNTの世界初の連続生産
 産官連携の単層CNTの連続生産技術

​新潟県生まれ。1978年に東京大学大学院工学系研究科化学工学専門課を修了し、日機装に入社。1983年に日機装(株)でCNF(カーボンナノファイバー)の世界初の連続製造技術を発明、その後、冨士フイルム(株)では1000億円以上の年商となった液晶ディスプレイの視野角を広げるフイルムを発明。2002年に日本ゼオン(株)入社後は業界初や世界初となる溶融押し出し法による光学フイルム、逐次二軸延伸による液晶テレビの視野角拡大フイルム、斜め延伸位相差フイルムなどを事業化し、現在は同社の特別経営技監とゼオンナノテクノロジー(株)代表取締役社長を兼任。産総研との共同研究でスーパーグロース法の単層カーボンナノチューブの量産技術を開発し、徳山に量産工場を竣工するなど、精力的に事業化に貢献している傍ら、イノベーター人材の育成も担当している。日本材料学会、高分子学会、プラスチック成型加工学会等での技術賞の受賞も多く、現在はプラスチック成形加工学会会長も務める。
 


(~講演にあたり演者より~)

 人工知能によって、世界中で同時多発的にイノベーションが起こりつつある。しかし、大企業では、クレステンセンの言う、イノベーションのジレンマから脱出できない状態で、イノベーションとは無縁の企業が多い。それを裏付けるように、昨今飛躍的に大きくなった誰もが知っているような企業は、殆どベンチャー企業である。この問題の本質はまさにクレステンセンの指摘の通りであり、自らイノベーションを阻害する仕組みを作っていると言わざるを得ない。そもそもイノベーションはロジカルに起こるものでなく、ヒューリステックに起こるケースが多々あり、合議制の下では却下されることが多々ある。
 現在、企業内に如何にイノベーションを起こすかについての実験的試みを行っている。本セミナーでは、企業内の阻害要因(壁)を如何に乗り越え、企業内にイノベーションを起こすかの正に成功直前の事例を紹介する。  


 Session2    --13:00~15:00--

最強の特性を持つ材料の誕生によって世界が大きく変わっていった。
今、その功績を評価しない者はいない。
しかし、その発端となった研究・開発テーマは最初から評価されていたのだろうか。

世界を変えた材料開発者が訴える研究テーマの評価のしかたとは?
社会のニーズと材料開発を結びつける研究テーマの探しかたとは?


 大同特殊鋼(株) 顧問 
 佐川 眞人 氏

 
 [
イノベーション例]
 最強の永久磁石 “ネオジム磁石” を発明





1968年に神戸大学大学院を卒業後、1972年東北大学大学院で金属材料工学を専攻し工学博士を取得。その後富士通(株)に入社し磁性材料の研究に従事、従来の「強い磁石はコバルトを主成分にしないとできないという常識」に疑問を持ち、1978年に希土類鉄磁石の研究を開始した。ネオジム磁石の構想が固まったが会社として正規テーマに採用されず、1982年に住友特殊金属(株)(現、日立金属)に移籍、当時の岡田典重社長以下会社を挙げての絶大な支援により、ネオジム磁石の発明と、早期の量産化を達成した。その後、永久磁石関連の研究開発を専門にするインターメタリックス(株)、NDFEB(株)を設立し、現在は大同特殊鋼(株)の顧問も兼任している。米国物理学会 International Prize for New Materials、日本国際賞など受賞多数。ネオジム磁石はハードディスク装置などの電子機器から、電気自動車、ハイブリッドカーのモーター、エアコンのモータに採用されて、地球温暖化防止に大きく貢献している。


(~講演にあたり演者より~)

 材料科学の研究者は独自の研究テーマ、すなわち、「潜在している社会のニーズ 」と「それを満たす材料研究のアイデア」の独自の組み合わせを探し求めよう。独自の研究テーマを見つけたら研究に集中する。「それを満たす材料研究のアイデア」が論理的に説明できるものでなくても構わない。直観を重視して研究を実施する。本質的な問題にぶつかったら、そのテーマは断念して、また新しい独自の研究テーマを探し求める。この研究のサイクルを研究者として成功するまで回し続けよう。
 研究管理者は、上述の研究者のライフスタイルを非公式の研究活動として、一定の割合で保証すべきである。顕在している社会のニーズに基づいた研究や、流行の研究テーマについて、研究を進めることは、研究組織として必要である。 これらの研究テーマを公式の研究テーマとして進めつつ、 一定の割合で非公式の研究活動を認め、芽が出たら、公式テーマに取り上げていただきたい。


 Session3    --15:15~17:15--

常なる問題意識の中から浮かびあがった「 顧客の真のニーズを掴んだ新たなアイディア 」は
ヒット商品の種。後に主力のコア技術に成長を遂げるポテンシャルを有することも少なくない。
しかし、このアイディアが成就するまでには、時に技術の壁よりさらに高い壁が立ちはだかる。
そんな時、研究開発者が持つべきリーダーシップとは何なのか。
いち研究者から経営層にまで通ずる「共感をもたらすリーダーシップ」とは?


 (株)コーセー 常勤監査役 荒金 久美 氏
 
 [
イノベーション例]
 業界初のリポソーム技術の商品化
 (商品名:モイスチュアリポソーム)
 業界初の皮膚の水分保持能改善美容液の商品化
 (商品名:モイスチュアスキンリペア)




​大分県生まれ。1981年に東京大学大学院薬学系研究科修士課程を卒業し、(株)小林コーセー(現コーセー)に入社。研究所にて化粧品の分析研究、基礎研究、素材開発に携わる。1997年に東京大学薬学部にて薬学博士の学位取得。その後、執行役員マーケティング本部副本部長兼商品開発部長、執行役員研究所長、取締役品質保証部・購買部・商品デザイン部担当を経て、2017年6月常勤監査役に就任。研究所・商品開発部時代には数多くのヒット商品を世の中に送り出し、2005年にはライスパワーエキスNo.11を配合した「モイスチュアスキンリペア」で日経ウーマン主催のウーマン・オブ・ザ・イヤー 2005 (ヒットメーカー部門2位、総合8位)を受賞。香粧品学会理事。


(~講演にあたり演者より~)

 イノベーションは「『できるかできないか』よりも『思いつくかつかないか』の問題である」と言われるが、化粧品開発においては特にその要素は大きい。イノベイティブなヒット商品の開発の鍵は、顧客目線で常に問題意識を持って考えることであり、顧客の真のニーズを掴んだ新たなアイディアを思いつけるかどうかに全てがかかっている。そのアイディアを、研究者や企画・開発者はどのようにして商品化に結び付け、世の中に送り出していくべきだろうか。そこには技術のハードルよりももっとやっかいな見えない壁、常識の壁が立ちはだかる。
 演者は研究所在籍中の数多くの化粧品開発の経験から研究開発者が持つべきリーダーシップを学んだが、それはのちの商品開発部長、研究所長、品質保証部長、そして経営層として必要とされるリーダーシップと重なるものでもあった。
 当日は、演者自身が経験した化粧品開発過程での思わぬハードルと商品化までの道のりを事例に、イノベーションを成功させるための「見えない壁を崩す力」、「共感をもたらすリーダーシップ」の重要性について述べる。

 

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