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深層学習と適応フィルタ:
2つの概念の理解と使い分け

~それぞれの長所短所を明らかにしながら、
実際の応用における”うまい使い分け”について解説~

受講可能な形式:【Live配信】のみ
日時 2024年11月20日(水)  10:00~16:30
講師 島村徹也(しまむらてつや) 氏
   埼玉大学大学院 理工学研究科 数理電子情報部門 教授(工学博士)

 <経歴>
 1986年 慶應義塾大学 理工学部 卒業。
 1991年 慶應義塾大学大学院 理工学研究科 博士課程修了、工学博士。
 1991年 埼玉大学 工学部 情報工学科 助手。
 1995年 ラフバラ大学(イギリス) 客員研究員。
 1996年 ベルファーストクイーンズ大学(イギリス) 客員研究員
 1998年 埼玉大学 助教授。
 2007年 埼玉大学 教授。
 <学会、等>
 IEEE, アメリカ音響学会、日本音響学会、電子情報通信学会、信号処理学会、電気学会 会員。
 現在、信号処理学会編集長。
 <専門>
 ディジタル信号処理とその音声、画像、通信への応用など。論文・著書多数。これまで20社を超える企業との共同研究を    実施するなど、産学連携に力を入れている。2019年より「AI時代の画像処理技術研究会(埼玉大学産学官連携協議会)」の代表を務め、年に複数回の研究発表会を主導している。
受講料(税込)
各種割引特典
53,900円 ( E-Mail案内登録価格 53,900円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体49,000円+税4,900円
E-Mail案内登録価格:本体49,000円+税4,900円
お1人様受講の場合 53,900円 (49,000円+税4,900円)
1口でお申込の場合  66,000円 (60,000円+税6,000円/1口(3名まで受講可能))
※S&T E-Mail案内登録価格 S&T複数同時申込み割引対象外

※開催7日前に請求書を発送します。
※開催日から9日前以降のキャンセルは受講料全額を申受けます。但し、セミナー終了後テキストを郵送します。
  ​一旦、納入された受講料はご返金できません。当日ご都合のつかない場合は代理の方がご出席下さい。
※サイエンス&テクノロジーが設定しているアカデミー価格・キャンセル規定対象外のセミナーです。
主催(株)トリケップス
オンライン配信★本セミナーは、Zoomウェビナーを使用して行います。
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 事前に当日ご利用予定の通信回線にて、
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 または、Zoomのテストミーティング(http://zoom.us/test)にアクセスできることをご確認ください。
 Zoomをダウンロードしている方はマイクとスピーカーのテストも可能です。
 ※こちらは接続テスト用のミーティングです。実際のセミナー参加者画面とは異なります。

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 講義の中断、さらには、再接続後の再開もありますが、予めご了承ください。

★受講中の録音・撮影等は固くお断りいたします。

※開催5日前までに主催会社(株)トリケップスから参加者に当日必要なURLとパスワードをメールにてお知らせします。
備考★受講申込者が必要定員に満たないセミナーは中止・延期させていただく場合があります。
 その場合は開催1週間前にご連絡します。

★1口でお申込の場合
 代表受講者を定めて下さい。請求書発送等の連絡は代表受講者へ行います。
 申込時に参加者全員の氏名・所属が明記されていない場合、ご参加できない場合があります。

セミナー趣旨

 深層学習の登場から約10年が経ち、今その発展は継続されています。一方で、問題点や限界もわかったきたことで、これからは同じ、あるいは類似する“学習”をアルゴリズムとする、適応フィルタとの使い分けが必要とされると考えられます。そこで、この2つの概念、深層学習と適応フィルタを別々に整理し、それぞれの長所短所を明らかにしながら、実際の応用における”うまい使い分け”について解説を試みることにします。
 本セミナーでは、内容の理解を深めて頂くことを前提に、まず人工知能(AI)について網羅的に解説します。ここまでのAIの歴史について概観しながら、その性質について特に得意・不得意とするものを、例を用いて示します。そして、AIをニューラルネットワークと捉え、これまでのニューラルネットワークの技術的な進展を説明します。その進展の中で、今日使われる技術のポイントになったものを、応用面から捉え、大きく通信と音(特には音声)への利用例として紹介します。
 続いて、適応フィルタについて解説します。1つの技術を紹介することに限定せず、複数の有力な適応処理方法の紹介を心がけます。また、具体的な応用例を紹介します。そして、特に音と通信への応用を取り上げ、ニューラルネットワークと適応フィルタの利用の仕方を解説し、双方の利用の仕方と得られる結果の違い、長所・短所を示します。さらに、音声強調問題において、深層学習の最先端研究事例を示しながら、適応フィルタとの処理方法との違いを明らかにし、比較検討を行います。これまでの深層ニューラルネットワークと適応フィルタの研究を振り返り、今現在で言えること、そして今後の研究テーマとして考えられることにまで言及する予定です。

セミナー講演内容

 1 AIとは
  1.1 人工知能の広がり
  1.2 人工知能と得意・不得意
  1.3 アンドロイド
  1.4 生成AI

 2 ニューラルネットワークの概念
  2.1 神経細胞
  2.2 発火
  2.3 脳処理
  2.4 人工ニューラルネットワーク

 3 ニューラルネットワークの進展
  3.1 Adaline
  3.2 多層パーセプトロン
  3.3 深層ニューラルネットワークム
  3.4 線形予測係数

 4 学習方法
  4.1 教師あり学習
  4.2 半教師あり学習
  4.3 教師なし学習

 5 適応フィルタ
  5.1 LMSアルゴリズム
  5.2 最急降下法
  5.3 最適解
  5.4 ウィナーフィルタ

 6 適応アルゴルズム
  6.1 LMSアルゴリズムの改良
  6.2 RLS
  6.3 RLSの改良
  6.4 アフィン射影
   …、等

 7 適応フィルタの応用
  7.1 エコーキャンセラ
  7.2 ノイズキャンセラ
  7.3 信号強調器
   …、等

 8 通信路等化
  8.1 通信路等化の概念
  8.2 トレーニングとトラッキング
  8.3 非線形通信路等化
   多層パーセプトロン、ラジアル基底関数、…、等

 9 音への利用
  9.1 気導音声と骨導音声
  9.2 骨導音声の品質改善
   骨導・気導変換、…、等

 10 音声強調
  10.1 深層学習を用いる先端研究
  10.2 適応フィルタを用いる先端研究

 11 まとめ