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業務での利用に適した進化的画像処理・認識のすべて

~深層学習を用いない高効率な画像処理・認識の自動構築~

受講可能な形式:【Live配信】のみ

このセミナーの受付は終了致しました。
日時 2023年5月16日(火)  10:30~16:30
会場 オンライン配信セミナー  
会場地図
講師 横浜国立大学 大学院環境情報研究院 YNU人工知能研究拠点長 / 教授(工学博士)長尾 智晴(ながおともはる)氏
<経歴、等>   
東京工業大学大学院出身、東京工業大学助手・助教授を経て、2001年より現職。YNU人工知能研究拠点長。情報工学EP代表。経産省NEDO「共進化AIプロジェクト」採択課題研究代表者、横浜国大発ベンチャー 株式会社マシンインテリジェンスCTO。
 <研究>
知能情報学/機械学習/感性情報処理/知的画像処理/進化計算法/マルチエージェント/医工連携工学など。
 <学会>
情報処理学会、電子情報通信学会、電気学会、人工知能学、進化計算学会、IEEEなどに所属して各学会で活動中。
受講料(税込)
各種割引特典
51,700円 ( E-Mail案内登録価格 51,700円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体47,000円+税4,700円
E-Mail案内登録価格:本体47,000円+税4,700円
お1人様受講の場合 51,700円 (47,000円+税4,700円)
1口でお申込の場合  62,700円 (57,000円+税5,700円/1口(3名まで受講可能))
※S&T E-Mail案内登録価格 S&T複数同時申込み割引対象外

※開催7日前に請求書を発送します。
※開催日から9日前以降のキャンセルは受講料全額を申受けます。但し、セミナー終了後テキストを郵送します。
  ​一旦、納入された受講料はご返金できません。当日ご都合のつかない場合は代理の方がご出席下さい。
※サイエンス&テクノロジーが設定しているアカデミー価格・キャンセル規定対象外のセミナーです。
主催(株)トリケップス
オンライン配信★本セミナーは、Zoomウェビナーを使用して行います。
 受講者の通信回線にセキュリティなどの制限がある場合は参加できないことがあるため、
 事前に当日ご利用予定の通信回線にて、
 Zoom公式ページ(https://zoom.us)にアクセスできることをご確認していただくようお願いします。
 または、Zoomのテストミーティング(http://zoom.us/test)にアクセスできることをご確認ください。
 Zoomをダウンロードしている方はマイクとスピーカーのテストも可能です。
 ※こちらは接続テスト用のミーティングです。実際のセミナー参加者画面とは異なります。

★インターネット経由でのライブ中継ため、回線状態などにより、画像や音声が乱れる場合があります。
 講義の中断、さらには、再接続後の再開もありますが、予めご了承ください。

★受講中の録音・撮影等は固くお断りいたします。

※開催5日前までに主催会社(株)トリケップスから参加者に当日必要なURLとパスワードをメールにてお知らせします。
備考★受講申込者が必要定員に満たないセミナーは中止・延期させていただく場合があります。
 その場合は開催1週間前にご連絡します。

★1口でお申込の場合
 代表受講者を定めて下さい。請求書発送等の連絡は代表受講者へ行います。
 申込時に参加者全員の氏名・所属が明記されていない場合、ご参加できない場合があります。

セミナー趣旨

 最近は,人工知能=機械学習=深層学習(ディープラーニング)と考えてあらゆる問題を深層学習で解こうとする傾向がありますが,深層学習は便利な手法である反面,①学習に膨大な教師データが必要,②回路網の設計に経験と勘が必要,③処理の説明性が著しく低い,④構築後の処理を人手で調整することは不可能,⑤手法の一部が特許化されており法的リスクがあるなど,企業での利用に必ずしも適しているとは言えません.
 これに対し講師らは,以前から「画像処理=最適化問題」と捉え,強力な最適化法である進化計算法によってこれらの欠点を持たない「進化的画像処理・認識」の開発と産業応用を行なってきました.本セミナーは,開発者本人である講師が「進化的画像処理・認識」のすべてを平易に解説する他には例がないセミナーです.
 画像処理や認識にご関心があり,深層学習に業務利用上の問題を感じておられる方はぜひ受講頂ければ幸いです.進化的画像処理の体験版プログラムの配布などの特典もあります.本セミナー受講後、・機械学習と深層学習の概要と課題,・進化計算法の原理と様々な手法,・進化的画像処理・認識の原理・特徴・応用、等を習得できることを目指します。

セミナー講演内容

1 機械学習と深層学習の概要と課題
  1.1 人工知能と機械学習
  1.2 機械学習の種類と方法
  1.3 深層学習の概要と問題点

2 進化計算法の原理と方法
  2.1 進化計算法の原理と進化戦略(ES)・PSOなど
  2.2 遺伝的アルゴリズム(GA)と実数値GA・CMA-ESなど
  2.3 遺伝的プログラミング(GP)とCGP・GMAなど
  2.4 種々の応用手法と最近の話題

3 進化的画像処理(1)数値パラメータの最適化
  3.1 原理と実装方法
  3.2 応用例1:2D図形の検出と位置決定
  3.3 応用例2:3D物体の3次元姿勢推定

4 進化的画像処理(2)組合せ・構造の最適化
  4.1 原理と実装方法
  4.2 応用例1:線形リスト構造
  4.3 応用例2:木構造(ACTIT・CRAFTIT・GMA)
  4.4 応用例3:ネットワーク構造(GIN)
  4.5 応用例4:セル型回路構造(CRFCN)

5 進化的画像認識(1)前処理・特徴量の最適化
  5.1 原理と実装方法
  5.2 応用例1:特徴量の最適化(ACSYS)
  5.3 応用例2:前処理の最適化(SIFTER)

6 進化的画像認識(2)処理構造の最適化
  6.1 原理と実装方法
  6.2 応用例1:認識処理全体の全自動設計(GIN-IC)
  6.3 応用例2:進化的条件判断ネットワーク(EDEN)
  6.4 応用例3:深層回路の線形回路化(DNN2EME)
  6.5 応用例4:判断根拠を説明できる深層回路(EGCM)

7 まとめ
  7.1 まとめと今後の展望
  7.2 業務への機械学習導入上の注意点
  7.3 何でも相談室・フリーディスカッション

 付録1:代表的な機械学習法
 付録2:現状の画像認識の抱える課題と対策
 付録3:画像認識システムの選定・導入上の課題
 付録4:長尾研・YNU人工知能研究拠点のご紹介